東横とこの悪魔創作紹介その7
今回は、序列51~60を紹介していきます
バラム
序列51位 王 透明化が自慢な恐怖公
概要
バラムは、ソロモン72柱において序列51位の悪魔である。
40の軍団を持つとされている。
容姿
牡牛・雄羊・人間の3つの頭がある。目は炎のように燃えていて尻尾は蛇である。怒り狂った熊にまたがり手にはオオタカを止めていると言われる。
能力・解説
「恐怖公」の異名を持つ、異形な姿をしている。
だがその異形な姿とは裏腹にしわがれた声で過去現在未来について教える、知性派の悪魔である。召喚者を"透明"にしたり賢くして発想のひらめきを与える。
デザイン
3つ目の目に非対称な角に蛇の尻尾に熊のズボンというごちゃまぜデザイン。
アロケス
序列52位 公爵 視力を奪う魔眼持ち悪魔
概要
アロケスは、ソロモン72柱において序列52位の悪魔である。
36の軍団を持つとされている。
容姿
大きな馬に乗った兵士の姿で出てくる。
顔は赤みがかっていて目には炎を宿している、赤いライオンのようだとされる。
能力・解説
轟くような声で天文学や教養学を教える。有能な使い魔も与える。占星術・文法・論理学・修辞学・音楽・天文学・幾何学・数学と幅広い知識を持つ学問を司る悪魔の一体である。炎の目を持ち、目が合った敵に、自分が死ぬ状況を見せたあと失明させてしまうという。
デザイン
渋いコートに身をまとった表型の悪魔でデザインされている。
目は元ネタの通り燃えている。
カイム
序列53位 総裁 論戦最強の鳥型剣士
概要
カイムは、ソロモン72柱において序列53位の悪魔である。
30の軍団を持つとされている。かつて天使の階位にあった。
容姿
ツグミという鳥の姿をしている。ただし召喚してすぐに、羽飾りの帽子をかぶってサーベルを持った人間の姿に変身する。
能力・解説
言語学・修辞学に長けており、召喚した者にあらゆる人間の言葉(世界各国の言語)だけでなくあらゆる生き物の声、さらに波の音など物の声やその意味まで聞きとることができる力を与えるといわれている。
この力は、野生生物の自然の動きを察知するカンのようなものを人間にももたらしてくれるということであろう。また、未来の知識を授けたり口論の仲裁もしてくれるのだという。
カイムは言葉を理解できるだけでなく論争能力も抜群であり、種族問わず誰にも負けないとされている。剣士でありながら力ではなく弁舌で戦うタイプの悪魔、地獄の言語学者
なのである。
炭火が大好きだと言われ、それを見せると会話が弾むらしい。召喚時には燃え盛る炎の
中から現れるという。人間の言葉だけは話せないという文献も存在するが、その時は炭火を使ってコミュニケーションをとるらしい。
デザイン
剣と大きな羽飾りの外見が特徴である、鳥型の悪魔である。
青いダブルスリットな剣士をイメージしてデザインしている。
ムルムル
序列54位 公爵 降霊術を持つ乗鳥兵士
概要
ムルムルは、ソロモン72柱において序列54位の悪魔である。
30の軍団を持つとされている。
容姿
グリフォンにまたがった公爵の冠を被る兵士の姿で現れる。緑の服を着ている緑好きの戦士。
能力・解説
声は金キリ声のため人間には聞き取りづらいと言われる。
手下にトランペットを鳴らす2人の家臣がおり、その音とともに登場する。
哲学に長けているが、降霊術が最も得意。死者の魂または霊を呼び戻してそいつを操作することで質問することができる。ブネが物理的な降霊術を使うのに対し、ムルムルは証言者の死亡によって迷宮入りした情報を手に入れることに長ける。
デザイン
緑髪・緑の服という緑が中心のデザインである。
左手は闇のオーラそのもので構成されている異形であり、そっちで緑の大剣をふるう。元ネタ通り冠を被っている。
55、オロバス
序列55位 大公 タブー知識を授ける誠実な馬型悪魔
概要
オロバスは、ソロモン72柱において序列55位の悪魔である。
20の軍団を持つとされている。
容姿
尻尾の赤い馬のような姿で現れるが、召喚者が命じれば右手に槍、
左手に本を持つ人間の姿となる。
能力・解説
神・世界・過去現在未来についてを明らかにすること。
特に天地創造や神の本質・その存在といったタブーな知識を教えることをよしとする。
友人や敵対者に好意を抱かせたり、高位聖職者の地位や爵位を授ける。
そして召喚者に偉業を成し遂げさせるという、昇進に向いた能力を持つ。
悪魔の中では珍しく召喚者に好意的かつ誠実な性格のため召喚者をだますことはない。
嘘を見抜く能力も与え、他の魔神の誘惑に負けないことができる。
つまりオロバス自身が召喚者に誠実であり、かつ他の悪魔から守ってくれるうえ、味方を増やす能力も持っているため、悪魔の中でも呼ぶ価値の高い信頼すべき悪魔である。
手に持っている書物は、天使時代秘書だった名残り。
デザイン
馬型の悪魔として馬の耳と馬の足を持つ。そして鞍をファッションとして身につけており召喚者をそれに乗せて移動することができる。馬型悪魔なので余裕である。
グレモリー
序列56位 公爵 女探しのコンサルタント
概要
グレモリーは、ソロモン72柱において序列56位の悪魔である。26の軍団を持つとされている。
容姿
巨大なラクダに乗り、腰に女公爵位を示す王冠をつけた美女の姿で現れる。
『地獄の辞典』で描かれている中東風の美女の姿がよく知られる。
明確に女性悪魔とされている唯一のソロモン悪魔である。
能力・解説
過去現在未来についての知識について語ってくれるほか、隠された財宝や召喚者が求める女性を与えることができる。
この女性を得る力は、理想の女性をピンポイントで得ることができるという強力なものであるため、女性を求めて召喚する男性が後を絶たなかったとか。
他の能力に個性はないが、唯一の女性型という点と中東風の女性として描かれたため
有名となった。
デザイン
砂漠を旅する女性をイメージしてデザインしている。腰に女公爵を表す王冠があるのも
元ネタ通り。
オセ
序列57位 総裁 変身・幻影に違和感を持たせない幻術の天才
概要
オセは、ソロモン72柱において序列57位の悪魔である。
30の軍団を持つとされている。
容姿
豹の姿で現れるが、なぜか召喚後直ちに人間の姿となる。
能力・解説
知識としては、教養学・神や秘密の事柄について正しく答えてくれる。
あらゆる相手を召喚者の望む姿に変えることができ、相手を変身させる能力を持つ。
変身能力は悪魔としては一般的ではあるが、オセのそれは特別である。
肉体を変身させると同時に精神にも作用し、変身後の姿に対して「これが私の正しい姿だ」と相手に思わせる特性がある。
つまり変身させられた側は変身させられる前の記憶がなくなりそのまま過ごすのである。
そして相手に狂気と妄想をもたらすこともでき、それによって対象者の信用を失わせることも可能である。どっちの能力にしても、魔力をかけられた側にはかけられたという
自覚がないという厄介なモノである。
オセは人間の精神にちょっかいを出す悪魔であり、外傷がないだけに厄介な存在であると言えよう。ただしオセの魔力は最長でも1日につき1時間しか続かないという欠点がある。
デザイン
レースクイーンの衣装を大胆に改造した刺激の強い服装をしている。
耳や尻尾や手足といった大部分に豹の要素を付け加えている。
これらは筆者の性癖が詰め込まれている=筆者の幻覚の産物といえよう。
アミィ
序列58位 総裁 魂をねだる火炎の悪魔
概要
アミィは、ソロモン72柱において序列58位の悪魔である。
36の軍団を持つとされている。
容姿
炎そのものの姿をしている。しばらくすると人間の姿となる。
能力・解説
召喚者に有能な使用人を与え、他の悪魔の持つ財宝のありかなどを暴くことができる。
得意な学問は教養学と占星術であり、それについての素晴らしい知識をくれるといわれる。
「炎の総統」という異名を持ち地獄では赤々とした炎そのものの姿をしている。
人間界では適応して人間の姿を取り、左手に槍、右手に生首を持った姿で出てくるという。
能力の代償として「人間の生命力」が必要とされている。
代償の量については明確にされていないが、酷使に気を付ける必要がある点は変わらず、
欲張ると死に至ることもあるという。
ギリシャ神話の冥界であるハーデースの出身だと明記されている。
デザイン
炎そのものの姿をしているが、必要に応じて必要な個所を人化させている。
赤紫を基調とした服装。槍と生首のレプリカは所持品である。
オリアックス
序列59位 侯爵 欲望ゼロの星幽公
概要
オリアックスは、ソロモン72柱において序列59位の悪魔である。
30の軍団を持つとされている。
容姿
屈強な馬にまたがり蛇の尾を持ったライオンの姿。
2匹の「シューシュー」と騒ぎ威嚇し続ける大蛇を持つ。
オリアスという名前で表記される資料もある。
能力・解説
恒星や惑星の運行・現在地とその意味・効能を教えてくれる。ずば抜けて占星術が得意なので「星幽公」の異名がある 人間の姿となって高位聖職者の地位を授けたり友人や敵対者に好意を抱かせたりする。召喚者をだれからも好かれる存在にし、威厳・高位や名誉を与えてくれる。しかも召喚者に対して見返りを求めない無欲な性格をしている。
デザイン
獅子・星・蛇2匹と尻尾の蛇・光魔法使いの要素をかき集めて清くデザインした。
ヴァプラ
序列60位 公爵 手先を器用にする工芸悪魔
概要
ヴァプラは、ソロモン72柱において序列60位の悪魔である。
36の軍団を持つとされている。
容姿
グリフォンの翼を持ったライオンの姿をしている。赤いたてがみに緑の瞳を持つ。
能力・解説
職能を与えることを得意とする。魔導士だと哲学と技術の向上といったところだろう。
手工業など熟練が必要なあらゆる職人の技能や専門職の地位を授け、その補助として哲学や科学・工学といった知的な学業についても教える。この2つの能力を合わせることで目の前にある専門書の解説をしてくれる、職人にとっては頼れる存在であろう。
悪魔になる前は霊体としてユーフラテス川をさまよっていたらしい。
デザイン
元ネタで緑が言及されているため緑の上着に朱色の下着を着ている工芸の悪魔で
デザインした。かぶっている帽子は猫とも獅子ともいえるようなデザインにした。ぶさいく。