版権フリー曲プラン 第二話 「ミステリーを君に」
クリエイターには、避けられない義務があります。
確定申告
やっつけました。しばらくは、数字を見なくて済みます。
今回、配布の曲は、採算度外視完全趣味のボイスドラマシリーズ
「豆の花がさく頃に」でのミステリー部分に使用するために作った曲です。
暗い謎解き要素系のBGMです。
こういう曲って難しいんですよ。メロディに頼る私にとっては、この一定さがとても難しく、音楽として楽しめる要素よりも、使える要素を重視しているため、そのバランスが難しい。
ゲームで言うと、パズル要素と言うか、ダンジョン的要素としても使えるでしょう。
ミステリー、というと、
私はミステリー系はあまり知りません。
「ひぐらしのなく頃に」は大好きです。
私はアニメはほとんど見ないんですが、ハマったアニメの一つです。
(実際は、その構成を参考にしてボイスドラマを作っています)
謎解き、というより、ビジュアル的に怖さを前面に出した感じですが
台詞があることを前提に設計したBGMなので、雰囲気重視です。
これ系の曲を作る時に最近参考にしているのが
「メイドインアビス」のサントラなのですが
あのアニメ、音楽の使い方がとてもとても優秀で
特に、The First Layerという曲が名曲過ぎて
あんなに汎用性の高いBGM、最近見かけませんでした。
https://youtu.be/wyPVNUXOs5E
汎用性が高い、という点で言うと
エヴァンゲリオンの「でん、でん、でん、どんどん」を
メディアが、狂ったように使いまわしていた時期がありましたね。
https://youtu.be/mD6ag0sRcUw
ご存知、鷺巣詩郎さんの名曲です。
使える曲、というのはとても貴重なのですが
それらに共通するのは「繰り返し」です。
この「繰り返し」が、実はやたらと難しい。
ウチの音楽素材集の中で、自分の中で最も使えるBGMだなと思っている曲が
SYMBIONT intro edition の「phantom」という曲ですが
これは恥を隠さず暴露すると、メイドインアビス「The First Layer」を参考に作ったものです。ボイスドラマを作っているとほんと、めっちゃ重宝します。
印象に残る音色で、印象に残るフレーズを繰り返す、というのが
使えるBGMの神髄なのですが、これが、そうそう出来るもんじゃない。
試行錯誤の繰り返しです。
Twitterにも書きましたが
カッコいい曲、とか、いい曲、というのは比較的簡単に作れます。
というより、方法論として確立していて、
特に「売りたい!」と思った時には、カッコいい曲をどばっとPVに使えば
だいたい売れるんです。
これは、ゲーム作りをしている方ならわかってくれる話だと思います。
ただ、実際ゲームを作ってみると
この「カッコいい曲」は、使えない事が多い。
ゲームを作っている人は「使える曲」を求めているはずなのに
素材集を買う時の基準は「かっこいい曲」であるため
買って、違うのを探して、の繰り返しになります。
「使える曲」を見抜けるスキルは、ゲームクリエイターの中でも僅かにしかいなくて
そこが、BGM屋の泣き所でもあります。
使える曲、を見抜けるスキルが、大切なんですな。
偉そうに言ってますが
この言葉は、私の友人にして、偉大なるゲームミュージッククリエイター。
(私が自分で言うのもなんですが、「古代竜に懐かれた」という感覚です)
菊田裕樹氏の言葉です。
使える曲、を見抜けるゲームクリエイターは少ない。
さらに「使える曲」を作れるゲームミュージッククリエイターも少ない。
ゲームをプレイしている人は多いけど
作った事が無いコンポーザーは、「なんちゃって」にしかならない。
私も、仮にもゲーム作りしています。
そこで、自分が作っているものが、ニセモノになっていないかのチェックを入れるのです。
まじめな話した…
この曲が「使える曲」かどうかはわかりませんが
少なくとも私は使います。
皆さまは、どう使いますか?
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