CANDY VOICE 2020/07/19 17:56

【ねこぐらし。】裏話③ 序章〜クロ猫の場合〜

皆様、いつもご支援頂き、ありがとうございます!
今週の月曜日より配信が開始されました、
第5弾ベンガル猫(CV:高槻かなこ)【ねこぐらし。〜ベンガル猫娘と追憶のおもてなし〜】
皆さま、お聞き頂けましたでしょうか?
少しでも「ねこぐらし。」が、聞いてくださる方の癒やしになれば幸いです。

さて、今日は【ねこぐらし。〜クロ猫少女と優しい時間〜】の序章を少しだけ公開します。

〜序章〜


主人公(リスナー)と出会ったのは幼稚園の頃。
昔、アイツは身体が弱かったこともあって、みんなが外で元気に遊んでても、部屋の隅っこで折り紙とか折ってるような子で。
私、昔からそういうのほっとけないタチだったから、たまに一緒に折り紙しながら遊んでたっけ。“折り紙の上手な子”って言うのが、最初の第一印象。

小学校に上がってから、病気で田舎に引っ越したっていう噂を聞いて、なんかずっと気になってた…。たまに、ふと笑ったアイツの顔を思い出したりしちゃって、今思えば、あの時からずっと好きだったんだろうな…。

中学の入学式の日に、シレッと隣に座ってたときは、何て言うんだろ…、心臓が口から飛び出しそうって感じで、それを隠そうと必死に出た言葉が、「あっ、折り紙王子っ!!」ていう…。思い出しただけでも恥ずかしくなる。笑
けど、ホント病気が治って良かった…。

学生生活が進むにつれ、気がついたらお互いの家を行き来する仲になって、家族同士も仲良くなっていったんだけど、中2の夏…、アイツの妹さんが事故で亡くなってからは、学校にもあまり来なくなって…。
どれだけ辛かったのか、想像もつかなかったけど、私はとりあえずアイツの近くにいてあげたくて、毎日家に課題とか届けに行ってたっけ…。

そのおかげもあってか、中3になってからは、アイツも学校に来るようになって、段々と、あの笑顔も戻ってきて。
そしたら急に、「お礼に美術館にいっしょに行きませんか?」って、ドラマじゃないんだから…。けど、昨夜は高揚して寝れなくて、ずっと服選んでたなぁ。
馬鹿みたい。笑


あーあ…、また悲しませちゃうな…。
デートに誘ったこと、後悔しないでほしい…
私は凄く嬉しかったんだよ?
けど、あの小さい子は助かったみたいだし…まぁいっか…。




私はクロ猫。
とりあえず「猫鳴館」でみんなと楽しく働いてるから、キミは絶対幸せになるんだよ…。


〜つづく〜

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そういえば主人公(リスナー)って病弱だったんだっけ?という方は、もう一度こちらをチェック!
【ねこぐらし。】裏話②〜ミケ猫少女と鈴のオト 序章〜
https://ci-en.net/creator/6740/article/337657

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