CANDY VOICE 2020/07/10 00:38

【ねこぐらし。】裏話② 序章〜シロ猫の場合〜

皆様、いつもご支援頂き、ありがとうございます!

今週の月曜日より配信が開始されました、
第4弾シャム猫(CV: 茅野愛衣)【ねこぐらし。〜シャム猫娘と癒やしのだらけ〜】

皆さま、お聞き頂けましたでしょうか?
少しでも「ねこぐらし。」が、聞いてくださる方の癒やしになれば幸いです。

さて、今日は【「ねこぐらし。」〜シロ猫少女の無邪気なしっぽ〜】の序章を少しだけ公開します。


〜序章 シロ猫の場合〜


私が5歳の頃、身体が弱かったお兄ちゃん(リスナー)は、お爺ちゃんの家に暮らしながら、近くの病院で療養していたので、お父さん、そして私(妹)とは離れ離れに暮らしていた…。
けれど、5年もの歳月が経って、やっと病気も治り、実家であるこの家に戻ってくることになったの…。

私が生まれてすぐ、お母さんが病気で亡くなったこともあって、お兄ちゃんはお母さんの代わりとしても、すごく可愛がってくれた…。
幼い頃の記憶はあまりなかったけど、お父さんが撮ってくれた写真を見る度に、いつもお兄ちゃんが自分の手をギュっと握ってくれている写真しかなくて、その感覚も微かに感じながら、ただただお兄ちゃんの愛情を感じずにはいられなかった。

私が10歳の頃、やっと家に戻ってきてくれて…。
写真の頃よりも、ちょっと凛々しく、大きくなったお兄ちゃん。
ずっと寂しかったし、最初は泣きじゃくったけど、家族って不思議。
気づいたら大好きなお兄ちゃんと自然と楽しく、日常を過ごしていた。ずっと憧れだったお兄ちゃんは、どこまでも優しくて、カッコよくて。けど、離れていたせいか、どこかお兄ちゃんというか、憧れの男性像っていうのかな…。
幸せな時間が過ぎていきました。
けど…。

せっかく。お父さんとお兄ちゃんと楽しいハイキングに出かけたのに、私がハシャギ過ぎちゃって、ごめんなさい…。
まさか、こんなことになるなんて…。



私はシロ猫、猫鳴館で働いてるから、安心してね、お兄ちゃん…。

〜つづく〜

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