ニル Jun/22/2021 12:57

ざくざくアクターズ プレイしました!

ざくざくアクターズ

ダウンロードサイト

https://www.vector.co.jp/soft/winnt/game/se508809.html

ざっと話の説明

便利な技術であると、何でもかんでも召喚しまくった世界。
強○召喚された挙げ句、世界に馴染めなかった者達が反乱なんかしたりして、
それを鎮圧したりなんだり。


そんな経緯で、強○召喚された挙げ句、人々からは軽視される立場にある
召喚された人達。

ハグレ

その中で主人公であるデーリッチは、もうこんな放浪生活は嫌だと、
同じような立場のハグレ達を集めて王国を作ろうと奮起するお話……

というかここまでニューゲームして2分で読めます。
自分はもうオープニングの設定と文章から才能を感じました。
自分なんかの説明よりちゃんとした場所(実際のゲーム)で、
実際にオープニングを見て頂きたい。

感想

知り合いの一人にざくアクが大好きな方がいて、結構それを見かけていました。
リツイートとかからも、なんとなく色々な人が名作だと思っているということも
分かっていたので、今回プレイした形です。

まー、とにかくよく出来たゲームでした。特に感じたのは、
システム面と設定面の相性の良さが際立っている。
という事でしょうか。

どう言うことかといいますと、
名前の通り、アクターがざくざく。非常に沢山仲間になるゲームです。
仲間になった後にだんだん印象が薄くなる点が難しいと思うのですが、

このゲームだと、たとえ控えメンバーになっていたとしても、
印象が弱くないんですよね。そこに大きく寄与しているのが、
このゲームにおける資金調達の要であり、
ステータス強化、技取得にイベント進行等にも密接に関わる『会議』というシステム。

各キャラクターがお店を出店したり、収支報告したり、
イベント(及びイベント絵)に登場する事により、
たとえ序盤から控えメンバーになっていようと、
王国の一員としてちゃんと印象付いています。

戦闘面においても、時折複数パーティを必要とする大規模戦闘が発生する為、
惜しくもスタメンからは外れてしまったメンバーも、
そういった場面で活躍する機会があったりします。


特に面白いというかよく考えられていると思った部分は、
炎の攻撃を得意とする、例えるならイフリートのような敵は、
一般的には炎防御が非常に高い事等が多いですが、
そういった性質を敵は(あまり? 全然?)いないようです。

つまり、炎の得意な味方キャラクターは、炎防御も高いが、
敵は炎攻撃偏重でも、炎攻撃が割と通るという事。

これでどういう事が起きるかと言うと、
敵が〇〇が弱点の場合。と、敵の攻撃が〇〇の場合。
攻撃的起用は勿論の事、防御的起用でもそのキャラクターの得意攻撃属性を理由に、
採用をためらうということがあんまりないってことです。

仮にそうであっても魔術書や特技書があるにはありますが、
多分普通にやってるとそれらが余るほど取れるものではないので、
優先的にスタメンに回されたり本当に必要なときまで温存されちゃうのかなと思います。
(自分は割と温存してました)

ですが、前述のように特定属性を完封したりしてこない事と、
どうやら自前で覚えるスキルは強めに設定されているらしい。という事で、
様々なキャラクター達を、ぽんと入れ替えても使いやすい状態になっているなぁと。
この辺りは遊びやすさや、対ボスにおける戦略を重視した結果なのでしょう。
作者さんの設計思想が現れている部分かなとも感じました。


拾える装備もランダムなのですが、
耐性系装備がイベント入手か極めてレアなのか、もしくは無いのか。

これもよくあるパターンとして、急に麻痺お守りが売られ始めたら次のボスは麻痺攻撃。
みたいな事がありますが、このゲームはそれがなく、
代わりに仲間達が基礎能力として属性や異常への耐性を持っています。
そして状態異常攻撃や強烈な属性攻撃をしてくる敵もそこそこ多いです。
これにより異常耐性によりピンポイントで呼ぶ事もしばしば。

若干のネタバレを含み、ただマメかどうか。
資金があるかどうかのチェックになりがちな、
〇〇装備を買ってきたか。

ランダムダンジョン系でときおり見かける、
運や試行回数で難易度を大きく変動させる
○○装備を拾えたか?

この2つが少なくともストーリークリアまでは無く、
かつ手応えを感じるボスや、全滅させられたボスがいながらも、
個人的には理不尽に感じることが一度も無かった所は評価の高いところです。
(ストーリーの先を見たいという思いがその辺りを軽減してたのかも……?)

超強敵です。と言われた敵は到達時点で勝ちたくなり、
めちゃくちゃ粘ったり、それで突破したりもしましたが、
ゲーム制作者の立場からも、
実体験としてプレイヤーの対抗心を煽るのにとても有効だと感じました。

以前も話したように、ただ単に能力だけがバカ高い敵(単なるステータスチェック)や、
運ゲー要素がとても強く、試行回数で突破できる敵(運ゲー)というのは、
個人的には良いボスであるとは言えないと思っていますが、
戦略による突破方法が丁寧に用意されていた事は、
プレイヤーとしても満足度の高い部分でありました。

また、ゲーム製作者としても見習いたいところですね。

セーブでは 戦闘に勝てないことによるハマりの警告 を度々をしてきますが、実際ハマったのは一度だけでした。

メンバーチェンジの出来ない場面で、選定メンバーが最適解ではなかった。
というやつですね。事前情報がないので初見殺しと言えるところですが、
これは〇〇を連れてくるべきだったなぁと、すぐに気づくモノだったので、
数戦挑んだ後に、20分程前のセーブに(戦闘時間も含めると1時間程?)巻き戻し、
メンバー変更をした後に再戦して無事突破しました。

とはいえ、単一セーブで一度ハマって出られなければそれまで。
そういう意味では一応警告された時にはセーブを分けておくべきでしょうか。
因みにセーブファイルは30個までです。


ストーリー・戦闘・ゲームバランス。どれをとっても、素晴らしく、
今尚、話題に出たり、更新も続いている模様。

何よりすごいのは絵が全然描けない。
という状態から全キャラクターの絵をご自分で描かれたという事。

いやぁすげえ。
俺も同じ道を行けるように頑張らねば……!

最後にストーリー終了時のキャラクター達を。

というのも、なんだかストーリー終了後も長期戦になるかもしれないという
予感がするからです。(確か200時間遊べるって言われたから……)

一応EDを迎えましたし、この時点で書いておこうかなと。
ネタバレを含みますので注意。



















デーリッチ


物語の主人公。外すことは出来ない。序盤はヒーラーとして活躍。
攻撃面はやや力不足だったので、中盤以降は雑魚戦での出番はなかったが、

特権とも言える全体完全蘇生を持つ為、
生存かつTP100というのが戦線維持をする上で最も都合がよく、
ボス相手にTPを100確保してから後衛に下げるという動きをメインで行った。
表に立つ時間こそ短めではあったが、
彼女ありきの戦術を常にとっているという点において、
パーティにおいて最も影響力が高いのは間違いない。

疲弊した前衛の代わりにTPを溜めつつ大技を受ける事もあり、
とある超強的との戦闘では、珍しい(?)耐眠アクセサリを装備して、
綱渡りの戦線維持を行った。

縁の下の力持ち。仲間の数こそ彼女の武器。
最後までそんなポジション。

こたつドラゴン


序盤に仲間になるハグレ。
狙われ率上昇と物理に対する超カウンター能力を持ち、
メンバーの中で唯一、能力値に集中的なドーピングを施されている。

本来低めの魔法防御もドーピング集中投与のお陰で魔法防御が及第点に。
ただでさえ高いHPにも強化を施したので総合性能として、盾役としては十分。

いかに早くTPを貯めるかが割と重要な点。
中盤以降、狙われ率上昇装備からリジェネ装備に変更していき、
後述するティーティ・ウズシオーネ・メニャーニャのフルサポートを受けさせるのが、
一つの鉄板戦術になっていた。

物理系ボス相手であれば一人で完封しうる程の性能で、
連続ヒットに対してはとんでもダメージを叩き出す。
噛み合っているときは無双感がすごい。こんなん中毒になる。

ティーティー


道中の回復役件、対ボス戦でのエンジン役。
全体のTPを持続回復させるスキルを持ち、とりあえず紅茶リジェネから。
という動きが雑に強い。一旦始動してからであれば自身のTPは足りる為、
場所や相手によって装備がころころ変わっていた子。

パーティでマジックブレスを使える唯一のキャラクターであり、
緊急の際には強力な全体回復も備えるため
デーリッチに変わり前線に立ちながら皆を支えた表のヒーラー。

ミアラージュ


雑魚戦及び、魔法主力のボス相手に活躍した働き者。
間違いなく最も多くの雑魚を蹴散らしたお姉さん。

消費TPが軽めで全体に風ダメージ及び・毒・即死の技を持ち、
戦闘開始時にその分溜まっている場合、完全に撃ち得スキル。

対象の魔攻低下・自身の魔攻強化付きの全体ドレインという凄まじい性能の技や、
対象の防御・魔防低下も持つ為、ボス戦においても十分以上の活躍が出来、

特に魔法主力相手ではこたつドラゴンのカウンターが活きない為、
入れ替わりで前衛に入る。可能な限り早くTPを貯めるのが強力だが、
こたつドラゴン以上にTP消費が激しい為、TPチャージ装備等を優先的に回されている。

いわゆるバーサーカー化する蘇生(ゾンビ化)を持ち、単純に攻撃力が超強化される為、
受動的であるこたつドラゴンや、物理アタッカーであるドリントルを蘇生し、
攻撃を継続しながら、戦線を維持する動きは中々便利。

ウズシオーネ


雑魚戦を主力とし、ボス戦においても全体リジェネを使い、
そのまま前線に居座る事が多い万能キャラクター。

消費TPが軽めで全体に高威力の水ダメージ及び・混乱・睡眠の技を持ち、
被害軽減と火力貢献を同時に行う。

ボスにおいてはリジェネ以外に特に特筆すべき点は無いものの、
単純に火力が高めなのでなんだかんだで出番は多め。
ドリントルと枠を取り合うポジションでもあり、物理編成の場合は後衛に下げられる。
装備は単純に火力補強が多い。

メニャーニャ


味方一人の攻守強化や対象の防御低下を行える雷魔法使い。
性質上術師よりも物理系と相性が良い為、
こたつドラゴンやドリントルと共に前に出る他、
雷防御を低下させられるウズシオーネとも若干のシナジーが。
とは言え、自前でも出来るので若干に留まる。

攻撃強化に関して言えばティーティーが可能であり、
(というか物理系は自前でも出来る)抜けたらすごく困るというわけでもない。
ストーリーで気に入ったからそのままパーティに居着いたという感じ。

ドリントル


アイドル枠。よし、入れようとなったキャラの一人。
貴重な物理要因……。といっても、耐性の辺りで述べたように、
物理だからどうのというのは、敵よりも味方の補助と噛み合うかの方が重視されます。

低TP消費での全体睡眠技を持ち、雑魚戦もこなせるものの、
威力がウズシオーネよりも劣るので、そちらについては少々食われがち。
全体的にMP消費が激しい点
(加えてMP軽減装備はステータス補正的に魔術師系の方が装備しやすい)
も、一つの欠点ではあり基本的には後衛とボス戦を担当。

ボス戦においては物理系ダメージを上昇させる特殊補助や、
低めのTP消費で味方全員の物理攻撃を大きく上昇させる補助を持つので、
こたつドラゴンを支援しつつ自身の攻撃力を伸ばして攻めるという動き。

単体相手の火力自体は結構高いので、優勢に強いという感じ。
まぁ優勢に強いっていうのはちょっと微妙なトコだけど。

ヴォルケッタ

瀕死になると自前でHPとTPを全回復しつつ炎攻撃バフまでかけれるぶっ飛んだ子。
絶対強いだろと思いつつ、この辺りはもう枠の取り合いなので微妙に不遇。
なんとなく愛着でメニャーニャとドリントルに負けて、
強○選出メンバーが居るときや、特化編成が必要な時には抜けてしまう。
負けヒロインかな?

性能としては、かなり低消費の全体攻撃技に加えて、
全体攻撃+炎弱体という、自前でダメージををあげられる手段を持ち、
雑魚でもボスでも両方行ける強い子。

加えて前述した、HP3割未満で全回復&強化からの、
高威力のTP100消費技につなげることで、
無限にアタッカーとしてダメージを出し続けられるってのが強い。絶対強い。

……絶対強いというのは、そもそもPTに安定して居続けられなかったことから、
それほど発動機会に恵まれてなかったこと。

個人的には最強パーティ組むならこの子はお声がかかるだろうなって位にはきっと優秀。
……何であんまり使わなかったんだろう。キャラ的にも好きなんだけど。

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