Alpharalpha Games 2020/05/03 02:48

コンベンションはオンラインへ

COVID-19禍は、印刷物やフィギュアの(中国で行われている)生産/輸送が滞ったりとテーブルトップゲーム界にも大きな影響を与えていますが、当然ながらその影響は多くの人が集まるイベントであるゲームコンベンションの開催にも及んでいます。

有名どころではGary Gygaxの死を悼んで毎年3月に開催されていた「Gary Con」が早々に「Virtual Gary Con」としてオンライン開催を行ったほか、さまざまゲームイベントがオンライン開催となりました。
この流れは今も継続中で、今まさに開催中のKobold Press主催の「KoboldCon」もオンライン環境下でのプレイとTwitchチャンネルでのプレイ配信を中心にした「Virtual KoboldCon」となっています。
今月末(5/26-31)に開催予定の「Paizo Con」もオンライン開催となりましたし、テーブルトップゲームイベントの大手マネージメントサイトであるTabletop.eventは、多くのイベントが中止になったことによる収益枯渇への対処としてチャリティーイベントの「Con of Champions」を5/23-25に開催予定としています。

イベントでの集まってプレイが主眼のコンベンションがオンライン開催となっていく中、Originsのような新作ゲームのお披露目&商談/販売の場でもあるコンベンションは単純にオンライン開催とするわけにも行かないためか、通常の開催予定だった6/19-21にはオンラインでのプレイやイベント配信を中心とした「Origins Online」を、そして通常の「Origins Game Fair」を(今のところは)10/7-11に開催するという二段構えの対策をとっています。

そして、Originsと同様に見本市的な性質を持つGenCon今のところ7/30-8/2の開催のままで進んでいます。外野としてはアメリカでのCOVID-19禍の進展を見ていると延期が妥当なんじゃないかなーと思うのですけれど、流石に北米最大のゲームイベントだと身動き取りづらいでしょうねー、と。

今回のCOVID-19禍はこうした形でテーブルトップゲーム界にも大きな変化をもたらしており、オンラインでのプレイや配信が重視される状況がより加速されそうな気がします。
そういう点では、「どどんとふ」が存在した日本はかなり恵まれた形でCOVID-19禍以降のゲーム世界に適応できていくのではないか、とそんな風に思います。


ソース元
https://blog.roll20.net/post/616944140286115840/online-conventions-part-2

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