たまには心霊の話をしようか
夏目です。
夏だし。ってことで。
夏目の作ったものを遊んで頂けると即わかりなんですが、夏目は懐疑派です。
UFOとかUMAとか陰謀論とか好んで書いてるくせに「ヘッ!」と鼻で笑い飛ばしてます。
それじゃ幽霊とかオバケとか信じないかと言うと、そんなことはありません。
親しい友人たちには話したことがありますが、夏目、実体験がいくつかあります。
そのひとつをお話しますね。
いや、そんな怖くないですから、閉じなくても大丈夫ですw
夏目はファミコンがはやりだした頃からゲーム開発をしている古参です。
SFC(スーパーファミコン)の頃は既に管理職に移行してました。
管理職と言っても当時のゲーム業界には「管理」という概念すらなく、文字通り血を吐きながら、外注管理のノウハウを蓄積していた時代でした。
阪神大震災の年、夏目の担当は大阪で「ラプラスの魔」、横浜で「プリンセス・ミネルバ」。
住まいのある静岡をすっ飛ばして、日本の東西を1年中、外注会社さん往復していました。
ビジネスホテルが名前を憶えてくれて、回数券まで発行されたころ、夏目の疲弊はピークに達していました。
後に内科医に通院した折、「どんな過酷な商売をしてるんだ。胃に穴が3つ開いているが、どれも時間が経ちすぎて塞がりかけている」と評された頃でした。
ある朝。
横浜のビジネスホテル。
布団でまどろんでいるオレの耳元に、
「ふっじ~とさん♪」とぶっこむ「男の」声が! (ふじとは夏目の本名。)
幻聴は生まれて初めての体験でしたが、ああ、疲れてるときはあるものだなぁ、程度の印象でした。
まぁおかげで寝過ごさなかったよ、と。
で、外注さんを訪問すると。
「御社から急ぎのお電話ありました。すぐに折り返しください。」(当時はまだケータイ電話なんてなかった。)
で、会社にかけたら。
「大学時代の友人の〇〇君が、昨夜、交通事故に会い、今朝、他界されたそうだ」と。
ああ、アイツか。
同じ下宿、同じ手話サークル、オレに酒を教えたアイツなら、死ぬ前にあんなふざけた一言もぬかしていくだろう。と納得。
あまりにフツーだったので、そのままフツーに仕事をこなし、葬儀にもン回忌にも行かず、心のアルバムにだけ写真を貼りました。
なので、それはフツーにある、と信じてます。
NOT HORRORシリーズを遊んで頂いた方には軒並み良い☆を頂いてますが、もしもあのゲームに説得力があるのなら、それは全て夏目の実体験に裏打ちされているから、と胸を張っていばっておきましょう。
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