閑談茶房 2020/05/03 11:43

立ち食いそば その三

写真整理してたら出てきたので思い出話をします。

去年の12月3日、秩父へ向かいました。冬に行われる秩父夜祭を見に行く為です。
仕事で都合が付かない以外必ず行っている祭です。町中に屋台が並び、山車が練り歩き、壮大に花火を打ち上げる。冬の花火は夏に比べて綺麗に見えます。

さて、そんな秩父にも立ち食いそばは有る訳で。いつもは国道沿いにある道の駅ちちぶ内の立ち食いそばを利用しているのですが、たまには別の所使おうと秩父鉄道の御花畑駅に向かいました。


この御花畑駅には2軒の立ち食いそば屋が在ります。1軒は駅に並列している店(名前が良く分からない)で、もう一軒は駅の向かいに構えている「はなゆう」さんです。今回はこちらに行きました。
外観は御洒落に見えます。もう1軒の方のthe立ち食いという佇まいに比べると、私は若干気後れして仕舞いがちなのですが、気合を入れて入りました。

折角山に来たのだから山菜かきのこか…と悩む私の目の前に店員さんが引っ切り無しに揚げている大量のかき揚げが。何でしょうね。目に入ると食べたくなるんですよね。
という事できのこそば+かき揚げにしました。祭りだし豪勢に行こう。
プラスチック容器で出てきたのが祭っぽさを醸し出してます。てかかき揚げがデカい。これでは直ぐそばに行けないではないか(嬉しいけど)。
なのでかき揚げに齧り付きました。…何だこれは。滅茶苦茶旨い。デカいのに軽い。フワッとしていつつサクッとしていて…語彙が足らず申し訳無いのですが、これだけ旨いかき揚げを出してる立ち食いはほぼお目に掛かれない。
これだけ大きいと中の火の通りが甘かったり、クリスピーといいつつカリカリになり過ぎたりしそうだけど。これはビビった。
やっとそばを啜る。茹で麺だけどしっかり歯ごたえが残ってる安心感のある麺。
汁は醤油控えめ甘さ抑えめ、何か香ばしい。くどさの無く飲み易い。良い、良いぞ。
きのこはやっぱりデカいね。山に来たらこうでなくちゃ。

何というかかき揚げのインパクトが大き過ぎて、主役の麺の印象が吹き飛んでました。
とても良い店でした。

それはそうと秩父の立ち食いそばを食べてる時に思うのは、麺の見た目が特徴的という事。
他に比べて麺自体が半透明っぽく見えるのと、挽いた皮のつぶつぶ(星とか言うらしい)が粗目でまばら。この麺を見ると秩父だねぇと感じますね。

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