【蒼龍絵巻】制作記63(8月総まとめ)
皆さまこんにちは。
8月は公私ともに忙しく、ゲーム制作も趣味絵もほとんどできませんでした。
仕事が順調なのはありがたいんですけども。
・百英雄伝(PS5)
クリアしました。
総評としては、うーん、期待外れでした。
盛り上がったのは序盤の一騎打ちあたりまでで、
あとは淡々と、盛り上がりもひねりもなく終わってしまいました。
ルーン(魔法的な力)とレンズ(ルーンを著減するためのツールみたいな)、世界観の設定に深みがない。そのルーンを狙う帝国のラスボスも動機に説得力がない。
ルーンの設定に深みがないので、それを守っているというガーディアンの存在意義にも深みがない。そのため主人公3ポジのメリサに全く感情移入できない。
主人公2ポジのセイは個別のストーリーがあるものの仲間に入るのが早すぎて、これまたやはり感情移入できない。
物語の主人公で同盟軍のリーダーとなるノアはほとんど自分の意思を持たず、戦う動機が弱いため感情移入できない。
主人公3人ともキャラクターに掘り下げがほぼなく感情移入できないのに、セリフだけはそれっぽいことを言うので薄っぺらく聞こえます。
全員仲間にしたかしないかで若干ストーリーが分岐するものの、離脱するそのキャラクターにも特に思い入れはなく、やはり感動しない。
コンプライアンスに配慮しすぎて暴力的、残忍なシーンが全く描写されず(文章でのみ、明言はしないがお察し、のような程度)、帝国の行っていることのひどさがプレイヤーに伝わらない。
舞台裏で起こっている歴史を揺るがすような出来事ですら、プレイヤーにそれを知らせるシーンはなく、文章1行で語られるだけ。ドラマの演出が残念です…。
ルーンが世界を揺るがすほどの力を持っているとか、生活に欠かせない力だとか、ルーンによって世界は構築されているとか、もっと世界観に深みがあれば…
セイはもっと帝国側で粘って、名家と正義との間の葛藤に揺れ動くようなお話があったら…
ノア含めキャラクターの掘り下げがもっとあったら…
ドラマ演出がもっと感情移入できるように工夫されていたら…
盛り上がらないストーリー(キャラクターたちはゲームの中で盛り上がっているが…)、最後まで使いにくいメニューUI、バグなのか仕様なのかわからない仕様のミニゲームの数々、エンドコンテンツのないクリア後の世界。
ゲームとしての完成度が低い印象でした。
ただドット絵は神がかっていて、キャラクターのバトルモーションや英雄コンボを見るのは楽しかったですし、フルボイスも良かった。
事情はお察ししますし、気の毒だとは思いますが…
それではゲーム制作記事をば。
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