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Illusion-イルシオン-

Illusion-イルシオン-の《魔なるもの》について

【 幻想世界の日常 】プラン以上限定 月額:500円

解釈の際のヒントのようなものです

月額:500円
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最近のIllusion-イルシオン-(9月)

こんにちは
Illusion-イルシオン-楽団長
Mel_Liolyです(*・ω・)

最近僕は、SRをつかって歌ってみるなどの活動をして、歌い方の研究や、リスナーさんにどう聴こえているかなどをお尋ねしております。


以前より自分の歌唱力が物語に寄り添っていないのが、気になっておりましたゆえ……




お陰で以前より些か良くなったと思います。
これからも宣伝も兼ねて、歌っていこうかと思います。


もちろん、空白の時間が長すぎる2ndですが、空白の分だけ素敵な月夜をお見せしたいという想いが強くなっております。


こんなにお待たせしているのに、以前と変わらないなどと赦されるものではありませんので。
あくまで《僕の中では》ですが(*・ω・)



妥協をしたくないから遅れる
その分いたちごっこになる

そんな愚かしい僕をお許しください。


物語と現実の境界線で、いかにそれが現実であり幻想であるか。
それが僕の生涯の課題なのです。
戯言であり酔狂であると思われると思いますが、お付き合いいただければ幸いです。


もちろん、イラストレーションの方もルシール共々力を入れておりますゆえ、ご安心ください。



僕が月夜に観ている世界を、必ずお聞かせ致します。



最近、案件もいただきまして、3話音ゲーム楽曲も作製しております。

こちらタイトルは「巫女の刃」と申します。

お心に留めていただけると嬉しいです。




最後に、最近僕ことMel_Liolyとルシールが描いたイラストを貼らせていただきます。





























今後とも応援いただけると、其れが僕等の力になります。
いつもありがとうございます。

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【 幻想世界の日常 】プラン以上限定 月額:500円

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ハナノウタ

名もない詩謡いの少女がいた。
少年は、すべての人に少女が愛されるようにと、名前を与えた。
名前は少女に意味を与えた。

そして少女は、女になった。

女のウタゴエは黄金色の調べ。
その音色に込められた想いは、数多のヒトの心に寄り添った。
女のウタゴエは慈しみの花。
悲しみも苦しみも抱きしめて慰めてくれるコエ。

そのコエが、そのウタが。
その名の真意を貫いていった。

やがて世界は永遠に眠るであろう。
ゆっくりと、女のウタゴエを、香りを、慈愛を脳裏に焼き付けながら。

その花の詩は、永遠の子守唄。
壊れた母性と偶像的な愛の調べ。
女も気づかぬ忌みを孕んだ名前は

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ー皐月に彩なす蒼の薔薇ー(小話)

私の悪い癖。薔薇の色に、相手への想いを乗せてしまう悪い癖。
色にその人の印象を乗せてしまう、悪い癖。
わからないならそれでいい。わかる人には伝わってしまう。
言の葉を使わないで、たとえを伝える花の詩。


ー皐月に彩なす蒼の薔薇ー


「〜♫」
私の朝はそんなに早くない。ただ、そのかわりに起きてからの行動は早い。
今日は前々から育てている薔薇の……植木?畑?のお手入れをしようと思って、昨日の夜に用意した装備をきっちり着込んで、品種が揃っていない薔薇の庭にいる。

「あ!この子もう咲いてる!早い……」

薔薇の庭と言っても、まだ発展途上。
新苗を植え付けてかあまり時間も経っていないので、そんなに大きな木はない。
低身長の私には、大きい薔薇の木の手入れは難しいから、小さな苗から始めたのだ。
細かに見ていなかったので気づかなかったが、年に一輪しか咲かせない方がいい品種が、小さく透き通るようで、自然光だけでもその名にふさわしい神性を帯びた花を咲かせている。

「ありゃりゃ、この子は秋に大きいの咲かせたかったけど、失敗しちゃった」

仕方なし。そっと手を添え香りを楽しむ。
清廉とした涼しい香りに、寄り添うような仄かな甘み。
小さくても誇らしく佇む彼女は、とても愛らしい。
そんな蒼い薔薇にハサミを入れ、切り口に水循環の魔術を施す。
手入れも終わったので、そろそろ部屋に戻ろうか。
道具を近くの箱にしまい、外の水道で汚れを落としてから、彼女をふわふわ横に浮かべながら洋館の中に戻った。


「あ、お母さんおはよう!」
「おはようイルス。今日は私よりお寝坊さんだね?」
「あはは……師匠の出した課題やってたら夜中になっちゃって、寝るの遅くなっちゃったの」
「あららぁ……リオさん厳しいものね。どんな課題だったの?」
「ルーン魔術だよ……お母さんわかる?」
「そうねぇ、苦手!」

我が子とそんな会話をしながら、食堂にでもこの子を飾ろうかと廊下を歩く。
彼が出す課題が難しいのはいつものこと。不自由していた時代の名残りなのだろうね。
技がうまくできなかった彼は、生き字引になるように、あらゆる種類の魔術に手を出しその知識をものした。
そしてその後、あることをきっかけに「それまで蓄えておいた知識」を全て行使できるようになってしまったのだから、魔術の界隈では……ちょっと笑ってしまうぐらい強い。
相変わらず剣術は凡才だけれどね。

イルスとの会話の最中、そんなことを考えつつ食堂に着く。
私の手はふさがっていなかったけれど、イルスが扉を開けてくれた。
あいも変わらず優しい子、頭を撫でると嬉しそうにふふっと声を漏らす。
さて、どこに飾ろうか。そう思い食堂を見回すと、私の頭の中で噂の彼がいた。
何かを炒めているのか、おいそうな音と香りが漂っている。お腹すいたな。

「そうだ、折角蒼い薔薇だし、リオさんの席のところに飾ろう」

通称青薔薇の魔術師の席に蒼い薔薇を飾るのって、見た目意味そのままだけれど、ネームプレートみたいで面白いかな?
知識が「神の祝福」なあなたに向けて。そんな意味でイルスに小さな花瓶を出してもらい、一輪の花をいける。
どんな反応するのかな?彼もそこそこ……私が口にした分は花言葉に詳しいと思うから、ちょっと楽しみなのです。

「お母さん、これどういう意味なの?」
「んー?イルス知らないの?これはね……」

イルスから見たらニコニコして見えるだろうな。私は「いい意味」でその花を飾ったつもり。
私がそこに飾った意味も伝えたら、ほこーっとした笑顔を浮かべている。可愛いから、ほっぺをむにむにしてみた。
そこに、3人分の炒めたご飯を持ってきたリオさんがきた。

「リリィ、イルス、おはよう。朝ごはん……え」

うっすら笑いながら、上機嫌で話しかけてきた彼がなぜか、突然硬直する。視線を一点に向けたまま。
何してるんだろうと思い、視線の先を追うと、蒼い薔薇の一輪挿しがある。さっき私が置いた一輪。
「あなただけ、奇跡」そんな感じのニュアンスで置いた蒼い薔薇を見て、彼は炒めたご飯を落としかけた。

「わっ!?」

咄嗟に、指差しで落としそうになった食器を浮かせる。
どうしたのだろう、そう思い今一度彼の顔を見ると、血の気がひいている。

「え!?どうしたのリオさん!?」
「……そうか、この世界の終焉か……短いようで長い人生だったと思う。それでも愛してるよリリィ……」

ぶっ壊れた夫をみて混乱する。とりあえず、次に何をいうかよくわからないので、そっとイルスの耳を両手で塞ぐ。

「?お母さんどうしたの?師匠?なにしてるの?」
「耳ちょっと塞ぐね、リオさんなんかおかしいから。で、どうしたのかなー?おーいリオさん?」

絶句状態、顔色真っ青。
本当にどうしたのだろうか?一輪の蒼い薔薇が飾られた自分の席をみて、固まっている……
あ。

「『あなただけ、無理』……リリィ、俺何かしたっけ?」

しまった。この人、結構思考回路が負の思考だった。
たまに異様に考えが暗くなるのがこの人の悪い癖。大体そういう日は寝不足の日。
ん〜。どんな解釈よそれ……ツッコミ要員よきたれ……
とりあえず誤解を解かないと、何をするかわからない顔してるなぁ。
不意に食堂の扉が開く。
そして、そこに突然現れる。
数秒前に欲しいなって思ったツッコミ要員のレイくんが、炒めたご飯の香りが気になったのかやってきた。

「おはようございます。何かいい香りがするのですが、何の香り……もとい、どう言った状況ですか?」

宙に浮かぶ3人前の炒めたご飯。イルスの耳を押さえる私。血色最悪なリオさん。
本当にどういう状況だろうね。私が聞きたい。

「おはようレイくん。あのね」
「今日で世界は終わるんだ」
「リオさんちょっと静かにしようね?」

「あの、本当にどういう状況なのでしょうか……」

一歩後退り、消え入るような声でもう一度尋ねるレイくんは、強い子だと思う。
普通にみてこの状況は、混沌としているのですもの。
さてさて、解釈違いを起こした彼に説明を……

「リオさん復習」
「今更何か復習することある……?」

完全に哀しみに暮れた眼で私の方を見る彼。
確実に寝不足顔で、思考は負に傾きやすい状態の彼。
そういう時ほどなぜか愛おしくなる、何かが抜けている彼に告げる。

「これ、『あなただけ、奇跡』。貴方だけが私の奇跡」

少し笑い出しそうになるのを抑えながら、テーブルの上の蒼について解説をする。
それを聞いて、一瞬固まったあと、彼は血色が良くなった。
というか、真っ赤だ。

「あ……だよな。はい」

そうぼそっとつぶやくと、浮いたままだったご飯を手に持ち、こちらに近寄ってくる。
さっと各々の席に朝ごはんを置くと、自分の席につき、顔を押さえている。
途中参加だったレイくんは、疑問符を頭に浮かべるように、

「あの、結局どういうことですか?」

ことの顛末を求めるので、イルスの耳を押さえるのをやめ、自分の口を少し隠しながらレイくんとイルスに説明をしてあげた。

「ああ……そういうことですか」
「師匠、いつも僕には冷静に解読しろっていうのに」
「ねー。リオさん、早とちりだよー」

私は彼の背中にくっつきながらけたけたと笑い、からかう。
相変わらず顔を覆ったままの彼の心拍数は、異様に早かった。怖かったのか恥ずかしかったのか。
とりあえず、

「私は貴方の世界ですよー。終わりなんてしませんよー」

そう、彼の左耳に囁きかけると、彼の右手で顔をフニっと掴まれてしまった。

「……根暗で悪かったな」
「私がそんな意味で花を飾るわけないでしょうに。あとおててやーめーて!」
「いーやーだっ」

初めて彼に会った時みたいな気分になって、お互いをからかい合う。
こういう日常が私は、大好き。

「朝起きていい香りがして、食堂に来て見せられるのが惚気。イルス、慣れてますか?」
「慣れてるよ〜?だって、師匠とお母さんだよ?」
「……あっ、はい」
「あ、レイくんのご飯取ってくるね!一人分たりてないよ師匠……」
「私も行きます。ここの空気は……甘すぎる!」

肩をすくめながらキッチンに向かうイルスとレイくんを尻目に、私はこの状況を楽しんでいる。
蒼……もとい、青い薔薇のキミに。そんな残酷なことを私は言わないよ。



これが私の悪い癖。薔薇の色に、相手への想いを乗せてしまう悪い癖。
色にその人の印象を乗せてしまう、悪い癖。
わからないならそれでいい。わかる人には伝わってしまう。
言の葉を使わないで、たとえを伝える花の詩。

伝える相手の解釈の癖には、注意をしましょう。
それだけのお話。

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