★☆音声作品台本の見本☆★

音声作品台本について

おはようございます。クアトロです。
今回の記事は、音声作品台本の書き方が分からない。
ヒントが欲しい。

そんな方向けの記事となります。


特にルールはありません

さて、台本の書き方といいましても、

「こうしなければいけない」

というルールはありません。
そして書き慣れていらっしゃる方は、それぞれ書き方があるでしょうから参考にならないかもしれません。



じゃあ何でこの記事書いたの?となりますが、
この記事は、本当に台本の執筆入門編という位置付けです。



書いた人だけが分かっていてもいけない

台本を書いた本人は内容も次に来る単語の読み方も知っているでしょう。
しかし、実際に台本を読んで演じて下さるのは声優様です。

指定の声質やキャラで演じて下さる訳ですが、

この一行だけちょっと声を潜めて

とか

この一行だけ恥ずかしそうに

とか演じ分けを指定したい場合は台本へ指定を書き込む必要があります。
またバイノーラル収録の場合は位置の変化も書き込む必要があります。
(これらがト書きというやつ)

こういった全体の指定、部分的な指定は台詞の最初に持ってくるようにしましょう。
当たり前ですが、声優様は台詞を順を追って読まれる訳で、台詞の後に指定が書いてある事に気付かないと、その場でリテイクが発生します。
そしてその度に演技の流れが止まり、声優様が演技に集中出来なくなってしまいます。


そこで私は、以下の画像の様に台本を作成しています。
※転校生なギャルJKはダークエルフ!?第1章より

①青文字で動作・効果音を記しています(編集用ト書き)
②赤文字で位置・演技の指定をしています(声優様用ト書き)
③行間はガッツリ空けてもいい(と思う、これは丸一行空けています)

先述の通り、これがルールではありません。
あくまで例です。


④台詞の前に演技指定を記しています。(声優様用ト書き)
(息と整える)(トーンを落として)等の事

後これは何本か台本を書いてきて思ったのですが、

「一行は短く、かつ内容がつながる様に」

書いていくと、流れにリズムが生まれ、声優様も読みやすい(多分)と思います。

⑤文字は大きく、読みやすいフォントで
画像のフォントは、BIZ UD ゴシック14ptです。
このフォントは濁点「 ゛」と半濁点「 ゜」が読み分けやすいのです。
台本を書いた本人はどちらか判別できても、
台本を受け取った声優様は聞き直したり、リテイクの原因になったりします。

また声優様によって収録時の台本形式が違います。
印刷する方、タブレット端末の方、様々です。
度を超えなければフォントサイズが大きすぎるという事はありません。

フォントサイズを大きくすると必然的に一行に入れられる文字数も限られるので、
上記の「一行は短く」の修行にもなります。

声優様が読みやすく演技に集中出来れば、ページ数がかさ張ってもいいんです。

文字が小さいと

印刷文字・タブレット表示どちらも文字が潰れてしまう可能性があります。
また場合によっては台本を遠ざけて演じる必要もあるので、
小さいとメリットがあまりないのです。

私は声優ではないので断言はできませんが、
演じるという事は、そのキャラに成りきり、魂を込めているんだと思います。
そこに台本が読みづらいという問題があった場合、それを妨げてしまう事になります。

長時間の収録ともなれば、精神的・体力的消耗も計り知れません。
台本を書く際の、ほんのひと手間が制作効率のアップにつながります。
基本を押さえ、上手にこちらの意図を伝えて、声優様に気持ちよく演じて頂きましょう!


おまけ?

台本の切り抜き画像だけじゃよく分からない...という方に、
転校生なギャルJKはダークエルフ!?第1章の台本PDFを配布します。
未熟な私の書いた台本ですので、完璧とは程遠いと思いますが、参考になれば幸いです。

【台本】 転校生なギャルJKはダークエルフ2_1章本編(収録用).pdf (248.17kB)

ダウンロード

こちらの過去記事も参考になりましたら...

「同人音声の制作に興味がある」という方へ-その1-企画、台本、イラスト編

「同人音声の制作に興味がある」という方へ-その2-台本詳細編

「同人音声の制作に興味がある」という方へ-その3-声優様ご依頼編

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