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雨宮しずれ/ダイレンカリア 2022年07月22日 21:07

ミニバスの思い出

小学校3年生の頃、バスケ部にいました。

タイトルにミニバスって書きましたけどバックパス違反だったはずなのでミニバスじゃなかったかもしれません。
はい、タイトル詐欺です。すみません。

それはさておき、当時バスケ部のコーチは特別支援学級の若い女の先生で、とても怖かったのを覚えています。

ある日、コーチのお姉さんが言いました。
「最近お前ら、たるんでる!
 明日までに自分が今後何を第一に頑張るか、努力目標を紙に書いて持ってこい!
 忘れてきた奴はバスケ部の部員として認めん!」

明日、必ず忘れずに、絶対に持ってくる。
これは当時小3の私にとってはとても厳しい宿題でした。
何せ一歩間違えば特別支援学級入りしてもおかしくないレベルの忘れん坊将軍だったのです。
クラスの忘れん坊ランキングでは常にブービー賞。音楽会の本番当日に演奏で使う鍵盤ハーモニカを家に忘れてきて泣きそうな顔してたレベルです。ワースト一位の理解のある彼君が同級生じゃなかったら今の私はいませんでした。

ところがです。人間やればできるもんですね。私は次の日の朝になったら前の日に部活で言われたことを思い出したのです。
しかし思い出したのは当日の朝。私はとてもあわてていました。
そこらへんの紙の切れ端をひっつかみ、内容を検討する暇もなくただ思いついた台詞「ドリブルをうまくなる」を下手な字で書き、ポケットに突っ込んで登校したのです。

なんとか、バスケ部をクビにならずに済みそうだぞ。
そう思っていたのも束の間、部活の時間になりました。

「沢口、雨宮、ちょっと来い」
なんと、同じクラスで忘れん坊ランキング第一位の彼君と一緒にコーチに呼び出されてしまいました。
「人類には『はさみ』という文明の利器がある!
 手で千切った紙に書いてくるとは何事か!
 こんなことをするのはお前ら二人だけだ!」

クラスでは忘れん坊将軍として一二を争う我々としては、まずは忘れずに持ってきたことを認めていただきたいところでしたが、バスケ部ではクラスの序列など無関係。なんとか退部させられる事態は免れたものの、私たちは揃ってお説教を受ける羽目になってしまったのです。

それにしても、「文明の利器」とは、ちょっと小3には難しいワードですよね。
私はこのとき初めて「利器」という言葉を知ったのを覚えています。当時スマホとかはありませんでしたから、たぶんそこらへんの大人に「『りき』ってなあに?」って聞いたんでしょうね。そう思うと草生えますね。

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