稲田登戸病院は、かつて存在した日本の廃墟

国家公務員共済組合連合会「稲田登戸病院」は、かつて日本の存在した医療機関。
1949年、開院。
2006年、閉院。
(この間、廃墟)
2011年、解体。
2018年、跡地にマンション「ブリリア向ヶ丘遊園」建設。

ざっとこんな感じです。元々、結核病棟があったそうです。
Wikipediaや心霊スポット畏怖などにも載っています。
地元では有名な廃墟、および跡地でした。

ここからは、実際に地元で耳にした伝承を語ります。
私がこの地域で学生をやっていたのは2009年から2014年のことでした。

――いつもの通学路の道中に有名な心霊スポットがある。
そう言われても、私にはピンと来ませんでした。一体どこにそんな場所が?

稲田登戸病院という、最恐最悪の心霊スポットがあるのです。
なんでも、もう随分前に閉院となった病院ですが、ヤバすぎてなかなか解体されず打ち捨てられ、朽ち果てたままだとか……
最近やっと解体されたものの、駅近の好立地にも関わらずなかなか跡地に何も建たないとか……

え? そんな場所ある? と思って、実際に聞いた場所へ行ってみたら、ご覧の通りでした……

普段、何気なく見過ごしていた通学路の風景が、このエピソードと繋がった瞬間はぞわっと悪寒が走ったのを覚えています。
実際、閉院してから解体されるまで5年、跡地にマンションが建つまで7年が経っています。
人々の記憶から恐怖の心霊スポットとしての存在が消えるまで、実に12年の歳月が必要だったわけですね。

今、そのマンションには地元の噂など知らずに住んでいる人がいるのでしょうか……恐ろしい話です。
なお、跡地にマンションは建てられましたが、私有地として残った大部分の空き地はまだそのままです。今も立ち入り禁止の看板が立てられ、封鎖されています。
知らずに行くと一見そのまま見落としてしまいそうな風景なので、現地入りの際は注意深く地図と照らし合わせて歩いてみてください。

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