Xで呟いたら何故か反応が多かったので紹介します
https://x.com/ryouka_ph/status/1962419099067383827
「打ち身や骨折や捻挫による内出血及び炎症を消散する漢方薬」
になります。
痛み止めと言えばNsaids(消炎鎮痛薬)が有名ですが、Nsaidsはシクロオキシゲナーゼ(主にCOX-1)を阻害して炎症の原因であるプロスタグランジンの生成を抑えることにより、解熱や鎮痛が得られます。
COXを阻害すると同時にロイコトリエンという物質の合成が促進され、気道の収縮や炎症を引き起こし、喘息症状が悪化します。
また、プロスタグランジン産生が抑えられることにより、胃酸の分泌が増加し、胃粘膜のバリア機能の低下を引き起こし、結果として胃炎や胃潰瘍などの胃腸障害が頻発します
痛み止めと一緒に胃薬が出る理由です
このように西洋医学で言う痛み止めには有名なところで言うと「アスピリン喘息」や「胃腸障害」といった医療従事者なら必ず知っている副作用があるのですが、
一般の人は作用機序やこういった副作用は知らず、「病院で出されるため」「漢方薬と比べて安価で何処でも手に入るため」Nsaidsの乱用をする人が後を絶ちません。
Nsaidsは「炎症の原因物質の合成を抑えている」だけで、炎症そのものはなくなっていません。
そのため、Nsaidsの効き目が切れると痛みは再発します。
東洋医学(漢方薬)では痛みの原因(理由)から治そうという考え方なので、Nsaidsと比べると消炎鎮痛効果は弱いです。
しかも原因は人によってさまざまで、原因の特定をするには時間と技術が必要です。
そのため、今の日本の医療では東洋医学では治療に時間がかかり、効果が直ぐに出ないため西洋医学を使います。
もっとも昔(150年以上前)は西洋医学的な薬が存在せず、東洋医学しか治療に選択肢が無かっただけとも言えますが・・・・。
こういう状態ですので、今の日本では痛みの原因が治療されず、痛みが出るたびにNsaidsを飲むようになりました
では痛みの原因と言うと何かというと、傷寒論や金匱要略の時代(西暦200年頃)にまでさかのぼると、「血虚を起こすと痛みが出る」(ものすごく要約しました)ということが書かれています。
今回の話では「内出血」「捻挫」「打ち身」による痛みですので、患部が外からの力により血の道が塞がれ、血が上手く流れない・または患部で血が固まって流れない状況(瘀血・読み「おけつ」)になっていると考えられます。
ザックリ簡単にいうと、この「瘀血」を溶かして全身に散らしてくれる漢方薬がこの「ホンノー錠」になります。
ですので「瘀血」が無くなるまで飲み続ければOKです。
ただ、内出血などが起こっている時は血が失われている状態でもありますので、
当店では造血目的の食品や保健薬を併せて飲んで頂いております
イメージとしては
故障した古い血を解体して全身に流す←ホンノー錠の効果
故障した血が増えたのでその分を食品や保健薬で補う←造血
違う説明
土砂崩れが起こった時に土砂を運び出す←ホンノー錠
土砂崩れが起こった道を修復する←造血目的の食品や保健薬
という2つの方向で治療をしていきます。
痛みそのものを解消するには時間がかかるので、痛いときはNsaidsと併用して飲んで頂きます。
由来は公式サイトより引用しますと
https://www.urban.ne.jp/home/honnoo/syouhin.htm
「日本三名橋 の一つ、錦帯橋のある城下町・岩国。
その錦帯橋より徒歩5分ほどの場所に、白龍山・本能寺(浄土真宗本願寺派)があります。
1789年(寛政元年)、芸州の畑加村より入寺した本能寺第八世住職・小嶋達亮が、「うちみぐすり」をつくりました。
その処方を基にしてできたのがホンノー薬です。
商品名の「ホンノー」は寺号より命名いたしました。」
とのことです。
商品名の由来が本能寺だということを執筆中に知りました
非常に良い薬なのですが、成分に日局ダイオウ末が含まれているため、
人によってはお腹が緩くなる(大便が近くなる)副作用が出ることがあります。