20250601_薬と食品の違いについて解説
薬と食品の違い
https://www.youtube.com/watch?v=wGx8QzOId9Q
目的
薬(医薬品):
治療や予防や検査・診断を目的として使用される。
特定の病気や症状に対して科学的に証明された効果を持ち、国が認可した物。
食品:
食品は主に栄養とエネルギー補給。
健康を支えるために毎日の食事として摂取します。
何故食事をするのか?
→生きているだけでエネルギーを消費している(基礎代謝)
医食同源
生活習慣病予防の基礎はバランスの良い食事と適度な運動
摂取量
医薬品は使用量が少なく、食品は使用量に関しての制限が緩い
医薬品の中でも特に有効範囲の狭い物を毒薬・劇薬と呼ぶ
毒薬と言う名称だが、人体に有害だという意味では無い
致死量(LD50)
飲み薬では難しい
自殺目的で飲む人も居るが、今の日本では不可能に近い
中毒域・有害域
薬は多く飲んでも効果が
倍増する訳ではない
有効域
ここが広いほど使いやすい
無効域
自己判断で服用量を減らす人が居るけど、効かなくなるだけ
ただし、柿は一日に2個以上食べると高確率で胃が痛くなります
食品でも食べ過ぎ注意!
〇〇の食品に入っている成分が有害だというデマ
多くの場合、人間が一日で食べることが困難な量なので、気にしなくて良いです
ただし、健康食品のように有効成分が抽出された商品は注意が必要
偏った食品ばかり食べるのも良くない(栄養が偏るため)
比較的安全だが、長期の過剰摂取により病気を引き起こす
(高血圧・糖尿病・カフェインの過剰摂取など)
副作用
問・薬には副作用があるが食品には副作用は無い
誤り
副作用と言わないだけで食品でも害は出ます
最近では「食物アレルギー」と言われますが、これも立派な副作用です
副作用とは主目的以外の作用を指します
食品は「栄養・エネルギー補給」という主目的がありますが、人によっては湿疹・呼吸困難などの作用が出ます。
食物アレルギーと呼ばれますが、これも立派な副作用です
相互作用
薬の飲み合わせは有名ですが、食品によっては薬の効き目を弱めたり強めたりすることがあります。
毎日習慣的に食べている物(健康食品含む)があれば、医師や薬剤師に相談してください。
毎日習慣的に食べている物→漬物・酒・牛乳・納豆・(特定の)ジュースや清涼飲料水
また、食品同士でも一緒に食べることにより栄養素の消化・吸収が良くなるものもあります
例:納豆とネギ・焼き魚と大根おろし・レモンと牡蠣・トンカツとキャベツ・白米と酢など
最近はこういった「一緒に食べると良い物」の文化が廃れてきて、お手軽な総菜や冷凍食品が人気になっています
昔の人が一緒に食べていた食品には理由があるということを理解しましょう
まとめ
食品は薬より安全性は高いが、副作用も相互作用もあるため、食べ過ぎるのも問題。毎日違う物を少量ずつ食べるのが理想。