20250420_五月病にならないためにGWまでの対策方法

https://www.youtube.com/watch?v=YsK09j9q2JE

春土用(2025年4月17日から)

春と夏の間の土用ですが、全然話題になりません
日本ではゴールデンウイーク(以下GW表記)と重なり、体調不良を来す人が続出しますが、体調不良だと言う自覚のない人が多いです

まずは春の復習
https://www.youtube.com/watch?v=ViJ9n9iDkWc

春は肝と脾の調子が悪くなりやすい
疲れやすい・横になりたくなる・春眠暁を覚えず

寒暖が繰り返されると熱は内に籠る・胃腸は冷える
急に寒くなると熱は内に籠る(現代風に言うと気象病)

寒暖差で体調不良を起こす人は内に熱が籠りやすい体質


4月15日ぐらいから寒暖差が激しくなった
最高気温と最低気温の温度差が15℃以上ある場合は注意(地域差が大きい)


夜に働くと肝が弱る(22時~翌2時が肝が休まる時間)
春は肝が頑張る時期
・・・だけど歓迎会や追い出しコンパなどで夜更かしをする人が増える
歳をとると夜更かし出来なくなるのは肝を休めないといけないから

気温が上がって来て夜も出歩く人が増えますが、春に出歩くと肝がやられます
肝に熱が籠るとイライラしたり、精神がやられたり、不眠を起こしたりします
妊娠中・出産後のいわゆるマタニティブルーも漢方的に言えば肝熱です



夏の復習をします

夏の過ごし方
https://www.youtube.com/watch?v=Owp2PO7GTd0



GW明けに

立夏は5月4日前後(2025年は5月5日)にやってきます
今の日本ではだいたいGW後半に立夏になります


脈気の流動が激しくなり、経脈に満ち溢れ孫絡に流入し、皮膚が充実する
素問 四時刺逆従論編 第64より
皮膚が充実するため、乾燥肌は少なくなりますが、汗を拭きとらない・着替えないことにより体表が冷えて風邪をひいたり汗疹が出来やすくなります
夏場の皮膚病の多くは汗によるかぶれや虫刺されです
まずは湯船に浸かり、汗を流して皮膚を清潔にしましょう
汗をかいたら着替えましょう(最近言われなくなった)

夏場にエアコンに当たりすぎる(表面を冷やし過ぎる)と充実した皮膚から汗が出ないことにより不調を訴える人が居ます。
熱が皮膚に籠っている状態になります。
本来、表皮から水が出ることによって解決することが多いので、汗をかきましょう。(入浴や五苓散)
汗をかくと体内の水とミネラルが出ていくので、水分補給と栄養補給も忘れずにしましょう。

汗をかいたら服を着替えたり、風呂に入るのも忘れずに。
身体から水分が出ていくので、入浴前後には100~200ml程度の水を飲んでおきましょう。

水分補給も大切なのですが、汗をかいていない人がテレビで言っているからと言って水分を摂りすぎると水分過多になります。
水は足りないと熱中症になるリスクが上がりますが、多すぎても障害が出ます。

汗をかくと胃と肺を冷やす・血虚になり筋を強張らせる(熱痙攣)
熱中症で筋肉が痙攣するのはこれが原因です

汗をかくと胃が冷えるので、胃を温める必要があります
夏場はのど越しの良い冷たい食事が好まれますが、夏場こそ温かい物を食べないといけません
中が冷えるため粥や米で陽気を補う必要があります




夏は心が頑張る時期です
頑張りすぎて疲れ切ると働けなくなります
人間も過労だと動けないように、臓器も過労だと動けなくなります

この状態が続くと心気不足という状況になり、
GW明けに仕事や学校に行きたくないと言う人が増えます
五月病とか言われていますが、漢方的に考えれば心気不足なので、心気を補ってあげれば解決します
(原因が違うのでどの治療が必要かは人によって違う)


最後に土用です
土用は土を司り、土用の期間は農業をお休みするのが基本です
農家なら当然知っていると思いますが、農家で無い人はほぼ知られていません

ただし土用の期間に全く農作業をしないと収穫にも影響が出てきますので、土を触っても良い間日があります
地域にもよりますが田植えは間日か立夏を過ぎてから行われます
(米農家だけでは食べていけないので、GW期間中に田植えをする兼業農家も多い)


土用が該当する五臓は脾臓です。消化器系全般になります
ですので一般的に土用の時期は消化器系のトラブルが起こりやすい時期になります

今年は既に真夏日を観測している場所もあり、夏日になっている地点も多いです
水分補給も必要ですが、食事で胃腸を温める食事をしないと、GW明けに胃腸を冷やしすぎ、心気不足が出る人が続出するのは目に見えています


天気予報を見ると、今年のGWは例年より暖かい・・・というか暑い予報が出ています
漢方薬を飲んだら病気が治ると思い込んでいる人も多いのですが、漢方薬と併用してください

・風呂に入って湯船に浸かる
・30分程度の外出
・汗をかいたら着替える
・バランスの良い食事(保健薬でも可)
・胃腸を冷やさない食事(かき氷やアイスクリームやビールはNG)

これらは意識すれば出来ますので、この動画を見終わったら実行してください

冷凍食品や総菜では栄養バランスが悪いため、保健薬での栄養補給は必須です
保健薬の購入は是非当店でお願いします(ダイレクトマーケティング)

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