デザインジャーニーとささやかなステッドラー賛歌

出力できる作品って、頭で考えてる案の3番目か4番目くらいにいいやつなんだよなぁ

こんばんは、口内炎がもう4日以上治らない鮫島地一です。
おかしい、原稿はもう終わっている、ストレスは何もないはずなのに…?
これが…老い?(定番ネタ)

さて、スイヌカSが今週末になりましたが、今日は別のお話です。

皆さんはSTAEDTLERって文具メーカーさん知ってますか?
私は知ってます。
ドイツの文具メーカーさんなんですが、私は随分前からここのミリペンにお世話になっております。正確にはピグメントライナー0.3です。
何故なら小学館刊「ヘルボーイ:壱」の巻末インタビューでミニョーラがそれを線画に使っていると言ってたから!(03って書いてあったから多分0.3の事だと思ってる。)
ピグメントライナーのウリは「18時間キャップ外しっぱなしでも乾かない」という事ですが、自分はそも他のミリペン使ってたのが随分昔のことなので実感かわかないです、ごめんなさい←
お値段も他のミリペンに比べると若干(数十円単位)お高いのでこだわりが無い限り選ぶ事は無いかもしれませんが、ペン画などで長時間描き続ける人には心強い味方になると思います。
ちなみに水性顔料なのでちゃんと乾かせばインクびったびたにしたりガシガシこする様に描かなければコピックにもある程度耐性があります(体験談)

さて、何故いきなりステッドラーさんのステマとも言えないヨイショを始めたかと言いますと――――

先月ステッドラーさんのキャンペーンに見事当選し、2種類の画材のモニター品を頂いておりました!!🤗

頂いた製品は
マルス ルモグラフ アクェレル水彩鉛筆
Design Journey 油性色鉛筆(24色)

今回はデザインジャーニー/デザインの冒険に出かけよう(楽しんでお絵かきしよう!!)というコンセプトでのキャンペーンで、「沢山作品を作って絵を描く楽しさとステッドラーの製品を広めてね😘」と要項にありました通り、原稿もひと段落したので満を持して私もちょろちょろ描き始めたわけです。
ステッドラーさんにはお世話になってるしね!

と言う訳で前置きが長くなりましたが描いたやつをどーん。

オリジナルキャラクター達ですが題材のお話は割愛。

キャンバスはいずれもA4/普通紙に描いております。
2枚目のカラーは薄すぎてスキャンだとちょっと雰囲気なかったので若干色調調整してます。

まだ2枚しか描いてないので感想いうのも憚られますが、特に水彩鉛筆は第1希望に描いたくらい興味があったものなのでとても楽しんでおります。

■アクェレル水彩鉛筆
水彩色鉛筆の鉛筆バージョン。(なんとセットで筆が1本ついてくる!!)
描いた線を水筆でなぞると溶けて水彩風になるので水筆とこれ一本でクロッキーやモノクロイラストにかなり幅が出る。後、ぼかしが出来るので「なんか上手いっぽい」雰囲気が出る。
頂いたセットは4B、6B、8Bなのですが4Bはしっかり描かなければかなり淡く、スキャンに下手したら映らないかもしれない。
とはいえ私は元々筆圧が高いので若干恐る恐る塗っていたのも原因かもしれません。
4Bは1枚目の絵の髪の毛の上部や煙に使用しています。

「水に溶かした後も紙によっては消せる」とHPには書いてありましたが、普通紙には定着してしまい全く消せませんでした。
紙によってどれくらい消えるかは今後調査してみます。

これは筆圧高い人特に注意なんですが、溶かしたい線は鉛筆を十分に寝かして紙に跡をつけないようにまんべんなく塗らないときれいなベタになりません。(1枚目参照)
アクリルガッシュ使ったことある人は分かるかもしれませんが、しっかり塗らないとテクスチャに若干の粉っぽさ(ダマ)が出ます。
そして、当たり前ですが溝に詰まった炭が溶けきらんで線として残ってしまいます。

自分がそもそもトーンとかグラデーションとかが苦手なのでまだまだ使いこなすには練習が必要そうですが、ちょろっと描いて伸ばしたいところを水で撫でればいい感じの絵になるので凄い楽しいです。
筆圧によるグラデーションも凄いきくので6B・8B一本でも色んな表情を見せられそうです。
今回の絵は使用感を確かめる為に全部使っていますが、8B縛りとかやっても面白いですね。

あ、ちなみに主線は普通のシャーペンです。
主線もこれで描いちゃうと溶けちゃいますからね。


■Design Journey 油性色鉛筆
色鉛筆なんて使ったの小学生振りじゃないかな…?
簡単に説明すると硬いクレヨンですね。テレピンとかで溶かすと油絵具みたいに出来るらしいので、機会があればやってみたいです(テレピン持ってない)
今回は2枚目の絵に使用しています。
これもまた筆圧による溝が出来るのが怖かったのでかなり薄めに描いています。
描き心地はHB風です。
手でこすっても消えませんが、消しゴムでならある程度は消せます。

水彩鉛筆と重ね塗りしていますが、水彩鉛筆→色鉛筆でも色鉛筆→水彩鉛筆でもどっちでも水彩鉛筆はにじませることが出来ました。
ただ、ぐりぐりと分厚く塗り重ねたら流石に下のレイヤーまで水が浸透しないかもしれないのでその辺は今後調査しないとですね。

今回貰った24色はバッキバキの原色的な色はなく、かと言って使いにくい色が揃っている訳でもない、丁度いい感じのチョイスでちょっとびっくりしました。色鉛筆ってどうも使いにくい濃い色ばかりが揃っているイメージがあったので。
パッケージに描かれている様に、自然をスケッチするのに丁度いい色合いをチョイスしているようです、特に暖色系のラインナップはグラデーションが揃っていて素晴らしいです。

強いて言うなら緑が限りなく黄色寄りの黄緑・濃い緑・濃い青緑だったのでもう1段階薄い緑があればよかったかなと。
しかし肌色が入っているので、人物を塗ることももちろんできます。
ちと個人的には赤が強い肌色ですが。

自分は重ね塗りの技術がまだないので今回も葉っぱの表現がかなりお粗末な感じになってしまいましたが、単色に水彩鉛筆で影やグレーを足すだけでもかなりいい味が出せると思います。
色にもよりますが、何回か重ね塗りするか強めにこすって色をどんと前に押し出さないと水彩鉛筆に負ける印象があります。


今の所こんな感じでしょうか。
使ったことが無い画材ばかりなので正に冒険ですが、何度も言いますが水彩鉛筆はかなりツボりましたので、積極的に色々使っていきたいなと思っています。
我が唯一神ミニョーラも最近水彩(とガッシュ)の作品を多数制作しておりますからね、技術を盗めれば少しでもあの境地に近づければいいなぁと思います🤗


うーん、ステマできたかな…?
では、今回はこの辺で。
ジャマタ~ノシ

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