鮫島地一はアマプラオリジナルドラマ「The Tick」を(少し)語りたい

アマプラオリジナルドラマで2期まで作られたのに打ち切りされてしまった「The Tick~運命のスーパーヒーロー~」を見てくれ。

こんばんは。
鮫島"Tickってダニって意味ね"地一です。

今日は、ドラマ見ない私が珍しくハマったのにハマった頃には既に打ち切られていた悲しきほっこりコメディドラマ「The Tick」についてちょっとお話します。
興奮しすぎていつも以上に文章が頭悪い感じになってると思いますので、読むのが辛くなったらこの真下にある文章だけ読んでください。

見てくれ、もう次シーズンは来ないけど、見てくれ(切実)

The Tick(原作)とは

とは言え私自身The Tickはアメコミ原作の、ヒーローものをパロったコメディ作品ということしかよく知りません。原作本を購入してみたいとは思っているんですが如何せん日本で気軽に手に入るブツではないのでちょっと手が出せず。

主人公はダニモチーフ(どこが?)の青いラバースーツを纏ったムキムキの大男(アホ)で、怪力でほぼほぼ不死身で記憶喪失、光るものが大好き。
相棒のアーサーは蛾モチーフ(全身真っ白な上に触覚の形状の所為でウサギに見える)のラバースーツを着込んだ小太りののび太と言った風貌で、神経質なのでTickのアホさに日々振り回されている――wiki見た感じだとこんな感じ。

小見出しが「(原作)について」の割に紹介できることは以上です。

私が興味を持ったのはNostalgia Criticの動画(の邦訳)で懐かしアニメとしてTickのアニメが少し紹介されてたから。
Ed Edd'n EddyとかOggy and the Cockroachesが好きな私としては緩いアホさが妙に気になる作品だったんですね。
皆がポキモンとかスレイヤーズとかエヴァンゲリオンとかなんかその辺のアニメにハマっていた頃、私はCartoon NetworkとKids Stationでカオスを浴び続けていたんですよ。

ちなみに、アマプラにはもう一つ古い方のドラマThe Tickがあるんですが、1話をちょっと見た感じあっちはもっとアホに比重を置いてました。

緩すぎて面白味が薄いギャグ、妙に重い主人公の出自、ちぐはぐなシリアスとコメディの比率

なんのことかって私が激推ししてるアマプラ版The Tickのことです。
恐らく同じくアメコミ原作でアンチヒーロー(ある種ヒーローもののパロディと言える)作品のThe BOYSの人気に潰されてしまった(と勝手にライバル視している)んですが、確かにThe Tickは特に派手なバトルがある訳でもエグイ破壊がある訳でもなく(ないことはないけど凄い平和的)、かといってぶっ飛びすぎるくらいぶっ飛んでるコメディもないので、見る人によっては歯ごたえがない作品ではあるなと思います。キャラ設定は割とぶっ飛んでるんですけどね。

まず主人公はタイトルのTickと相棒のArthurですが、ストーリーは特にArthurの成長や振り回されっぷり、出自に関する苦悩をメインに構成されています。
あらすじを説明するのが下手なので極力簡略化しますが――

――少年時代、Arthurはテラーと呼ばれるこの世界における大ヴィランTerrorに父親と大好きなヒーロー達を同時に(目の前で)殺されてしまい、心に深い傷を抱えて精神薄弱になってしまう。
大人になってもそのトラウマが払拭されず、別ヒーローによって殺されたと言われているTerrorの生存を信じて独自調査を続けては救急救命士の姉を心配させる毎日を送っていた。

ある日、テラー生存につながる証拠をつかんだArthurは一人マフィアが潜伏している倉庫に潜り込むが、そこでヒーローを自称する青いラバースーツの暢気な大男に出会う。


ここからは本編見てくれ!!!!(懇願)

そして、今気づいたんだけどアマプラティックは見た目(俳優さんのお顔)的にも性格的にも終始穏やかなスパルタクス君と言うのが一番わかりやすいと思う。そら私がハマる訳だわな(にわか限界スパルタクスマスター)
Fate Grand Orderのサーヴァント。朗らかマゾヒスト(制作者コンセプト)


――とまあ、あらすじだけ見ると割と重い設定を背負わされた主人公が出てくるのですが、これを見事にゆる~い(しかし強引な)態度でTickが払拭してくれるのが今作の魅力でもありウィークポイントであると思います。

そう、緩いんですよ。牧歌的ともいう。

妙に暢気な混沌の世界

個人的に一番好きなポイントが(恐らく)ここなんですが、キャラクターだけでなく世界観が重いのに妙に平和でアホっぽいんです。
Bethesdaゲーマーなら「TES4 OBLIVIONみたいな感じ」と言えば理解が早いかもしれません。

成り行きでヒーローだと嘘をつくことになったのに本名を登録してしまったり、スーパースーツの使い方が分からずUIの見方に苦戦したり、敵の幹部が主人公を追って実家まで行ったら誕生日パーティーに参加させられたり――
あの危機と隣り合わせの暢気感が私にはたまりません。

シーズン1までは。

シーズン2からはもう少しシリアス度合いが増していて、有名ヒーローもののオマージュなんだろうなという設定がメイン要素として盛り込まれてきます。
個人的にシーズン2のTick除く大体のキャラがシリアス多めだったのでシーズン3が作られていればX-MENみたいな感じになって行ってたのかな~とぼんやり思っているのですが、「ヒーローとは何か?」みたいなテーマが好きな人は面白くなってくると思います。
もう続きはないkedona!

また、シーズン2では1のメイン・サブキャラクター単体にスポットを当てる話が増えるので、ここで思いもよらなかったキャラやキャラ同士の関係に爆発する人も出てくるでしょう。

ただ、話はどんどんシリアスになっていくのに続々現れるキャラの見た目や設定がギャグだったりとチグハグ具合が加速するので、しらけちゃう人はしらけちゃうかもしれません。

でもシーズン2がすんごいいいとこで終わってるからさぁ、アマゾン君今からでも続編作らない?
例えて言うなら樺太編終了で打ち切りになったゴールデンカムイみたいな感じなので、アマプラさんThe Tickもどうかよろしくお願いします(陳情)


……頭痛が痛くなってきてしまったので今回はこの辺で。
投げっぱなしなんてレビューとして最低!!
(でもとりあえずシーズン1の3話目くらいまで見て、お願い!!)

ジャマタ~ノシ

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