Jul/01/2025 10:27

夜中に書き残したこと

夜中の1時。
家の中は静かで、時計の秒針の音だけが響いてる。

34歳。
いつの間にか“若いママ”とは呼ばれなくなったけど、
“おばさん”って呼ばれるにはまだちょっと抵抗がある。
そんな年齢。

今日はスーパーのレジで、学生くらいの男の子に
「奥さん、後ろ空いてますよ」って声をかけられた。
言い方が丁寧で優しくて、
なんでもない一言なのに、
ちょっとだけ心がざわついた。

だって、もうずっと「女」として見られることなんて
なかったから。

夫は毎晩遅くて、
会話は子どものことか生活費のことばかり。
スキンシップも、最後にいつあったっけ。
この家の私は「母」で「家事労働者」で「空気」。

でも私の中にはまだ、
少しだけ残ってる「女の自分」がいて。
洗濯物を干すときにブラのレースを意識したり、
鏡の前でお腹を引っ込めたり、
たまに誰にも言えない妄想をしてしまったり。

そんな自分を恥ずかしいと思いながら、
どこかで「誰か気づいてよ」って願ってる。

だからXを始めたのかもしれない。
写真をあげて、日記を書いて、
共感でも、欲望でも、なんでもいいから
誰かと繋がっていたくて。

家族には絶対に見せられない、
もうひとつの私の顔。

これを読んでくれた人が
私を「ただの主婦」じゃないって思ってくれるなら、
今日は少しだけ、救われた気がします。

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