【全体公開】「イラストの修正指示が上手い人」は何が違うのか
こんにちは!イラストレーターの久保田です。
クライアントさんから修正の指示が来たけれど、意図がうまく掴めなくて困ってしまったという経験ってありませんか?
指示を出す側になったときも、悩んだ経験があるのではないでしょうか。
今日はそんな「イラストの修正指示」について書きたいと思います。
▼修正指示が上手い人の特徴
修正指示が上手い人は、まず良いところを褒めてから修正内容を話してくれます。
嬉しくてモチベーションも上がりますよね。
これだけでクオリティや作業のスピードが大きく変わることもあるので不思議です。
さらに、修正のチェックリストを作ってくれるのも特徴です。
箇条書きで直すべき場所が並んでいると、確認漏れがなくなります。
タスクが明確になると、作業もサクサク進みます。
軽い修正の場合、「再チェックはしなくていいので、修正を反映しつつ次の工程に進んでください」という指示をくれることもあります。これでやり取りが1つ減り、全体のスケジュールがとてもスムーズになります。信頼されていると感じて嬉しくもなりますね。
他にも、修正の理由を添えてくれる人もいたりします。
例えば、「キャラクターを明るい印象にしたいので、髪の色を少し明るくしてください」というような書き方です。理由が分かれば、イラストレーター側からもより良い表現がしやすくなります。
▼苦手な人の特徴
一方で、指示を出すのが少し苦手な人もいます。
よくあるのが、感覚的な言葉だけで指示を出してしまうケースです。
「もっとエモい感じにしてください」というような表現ですね。
これだと、頭の中のイメージが共有できません。
まるで、初めて入ったレストランで「美味しいものをください」と頼むようなものです。描く側もどうしていいか分からなくなってしまいます。
(※ただし、超一流同士なら許されるし伝わる場合あり)
また、変更したい部分の修正量が分からないのも困ってしまいます。
少し変えてほしいのか、ガッツリ変えてほしいのか、どの程度の修正をするのか迷います。なので度合いを整理して伝えてもらえると助かります。
返信が遅い人も注意が必要です。
企業でチェックする人数が多いのであれば日数がかかるのは分かりますが、チェックするのが1人の場合は、できれば次の日には返したいところです。
チェックが早いのはめちゃくちゃ助かります。逆に1週間とか返事が返ってこないのが当たり前の人は、次回からの依頼を断られたりします。
▼やってはいけないタブー
一番やってはいけないのが、修正した後に「次はこれ」と小出しにしてくることです。例えば靴を修正してくださいと言われて、直したあとに、次は髪を修正してください、と言われるようなことです。こっちからしたらいっぺんに言ってよ状態です。
ゲーム会社時代、僕はこれを「後出し修正」と呼んでいました。
当時は本当に頭を抱えていました。
修正作業はチェックリストを潰していくので、ゲームのお使いクエストみたいなものです。なので最初に出した修正以外の項目を後に増やすのは、無限に修正を出してくる、かなりヤバい人の可能性が高い印象です。これではいつまで経っても終わりません。
そういうことをする人は、次回はもうないことが多いので注意しましょう。
悪い噂も界隈で共有されたりします。
▼とはいえ
とはいえ、最初からすべての修正点を完璧に見つけるのは難しいですよね。
絵が進んできて初めて、「あ、ここも直したいな」と気づくのは人間の心理として当然のことです。
全部を一度に言わなきゃいけないと思うと、指示を出す側もプレッシャーで疲れてしまうと思います。
完璧を求めすぎると、お互いに苦しくなってしまいます。
なので後出しの修正をどうしてもしてほしい場合は、まずはお詫びから入り、修正して欲しい箇所を伝えましょう。丁寧にお詫びすれば、気持ちよく対応してもらえることも多いです。
ただし、重い修正であれば、ちゃんと追加料金を払いましょう。
▼まとめ
というわけで、「イラストの修正指示」についてでした。
・良いところを伝える。
・修正内容をチェックリストにする。
・修正の度合いや意図を伝える。
・後出し修正をなるべく避ける。
このあたりを意識するだけでも、かなり変わってくるのではないでしょうか。
修正指示がうまい人は、絵の知識がものすごくある人というより、相手が作業しやすい形に整理できる人なのかなと思います。
少しの配慮で、やり取りは劇的にスムーズになります。
お互いに気持ちよくお仕事ができる環境を作っていきましょう。
以上、イラストレーターの久保田でした。
それでは!
※個人的感想なので話半分参考程度にお願いします。
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