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【日記】最近見た洋画で良かったもの

https://www.youtube.com/watch?v=NOu1stCbW_Q

「映画波」がまた来た。

見ないときは全く見ず、見るときは3、4本連続で見る。
久しぶりに洋画のミステリー・サスペンスを中心に
見たなかではプリズナーズが一番良かった。

・ミステリー(失踪事件)にふさわしい、どことなく不気味で謎めいた雰囲気
・感情を動かし興味を持たせる描写、飽きさせない多数の視点・起伏のあるシーン展開
・それらが整合性をもって物語の1要素となっている骨太なシナリオ構造

良作にならないはずがない、丁寧な作りの作品だった。

(↓ネタバレ注意)
















大雑把なシナリオとしては、物語冒頭で少女が「失踪」し、過去起きていた「未解決事件」と結びつく、というミステリー作品の王道的?なものだった。


印象的だったのは、犯人の第一候補となった、IQが小学生並だという「青年」だった。

その意味深なキャラクター性。
失踪した少女の父親によって惨い仕打ちを受けるシーン。
それらがミスリードだったいう事実。

これらを含む一連の見せ方(演出)が素晴らしいと感じた。
また、彼が犯人である(または真犯人を知っている)と信じて疑わない父親が罪悪感を抱きつつも、そして悲しみ打ちひしがれながらも、「娘のために……」と、拷問めいた行為を繰り返すシーンは、心情を上手く描いていて良かった。「怒りや焦燥⇒葛藤⇒憔悴(絶望)」のような、衰弱していく心の変化も描写されていて素晴らしい。

青年が「シロ」なのか? 「クロ」なのか? というギリギリを保つシーンが続いたので、視聴中かなり惹きつけられた。


そして、さらなるミスリード(第2の犯人候補の登場)を被せるところも良かった。
この第2の犯人候補には、多数の役割があり、

①事件の謎を深める&新展開で単調化防止

「どうしてコイツがこのタイミングで登場するのか? 何か接点はあるのか?」 

「犯人候補が増える」という新展開が、物語の単調さをなくすと同時に、事件の謎を深める役割を果たしている。この男もミステリアスなキャラクターであり、すごくいい味を出している。

②自殺の衝撃的シーン&真相を解く鍵

ピストルで自害する描写は、単純にショッキングで観る側の心を捉える。

シナリオテンションが最大まで上がったところで、刑事の悔しさ、やるせなさを示すシーンへ移り一気に急降下。緊張から緩和へ移行したところで、事件に関わる情報を聞き出せなかった刑事が、思いもよらぬ発見をすることとなる。

自殺してしまったものの、彼は謎を解く鍵となった。


真犯人と対峙する終盤シーンで、上記第1、2の犯人候補たちが「幼少期に誘拐され、そのまま大人に成長した失踪事件の被害者」であったことが判明する。
そういった過去を示唆する意図もあり、作者は彼らをああいったキャラクターにしたのかな、と思った(実際のところはわからないけど)

とにかく丁寧な伏線回収が好印象で見せ場も多く、良作であることはまず間違いない作品だった。


1つ気になるのは、自殺した第2候補が、なぜ、あのペンダントの迷路の模様を描いていたのか、という点。
まぁ、いくらでも納得できる理由は考えつくから、尺とか話の流れ的に端折った方がいいと判断したのかもしれない。


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