【フリー台本】他校の番長に狙われる#0【超短編】

他校の番長に狙われる　第0話「番長」

所要時間：3〜5分
配役：2〜8

役名：台詞数(全員を除く)

平(タイラ)：♂：25台詞
右代(ウシロ)：♂：17台詞
常澄(ツネズミ)：♂：13台詞
尾苗(オナエ)：♂：1台詞
壬生谷(ミブタニ)：♂：1台詞
不良1：♂：4台詞
不良2：♂：4台詞
不良3：♂：5台詞

推奨人数は5名(以下例)ですが何人でもいいです。
最低2人で平と右代だけ分ければ良いと思います。

平
右代(男性推奨)
常澄・不良1
尾苗・不良2
壬生谷・不良3

[現在]
平「オラァッ！！！」
右代「……ッ」
平「ぐっ……まだ、まだｧ」
右代「ッ！！！」
平「フッ……ぐ……ッ……」
右代「そんなもんか」
平「そんなワケねぇｯｽよ！オラｧ！」
右代「……！　……タイガー」
平「ウスッ」
右代「…食いしばれよ」
(打撃音)
平「ッ！」

[1時間前]
平「お疲れ様です！」
全員「「「お疲れ様です！」」」
常澄「お疲れお疲れ〜今日は勿論次の番長についてなんだけどね？」
全員「「「ウス！」」」
常澄「タイガー、君が次の番長だ」
平「いや意味わからんっす」
常澄「まぁ聞けよ」
平「ウス」
常澄「順当に行けばうっしーを番長に据えたいんだけどね、うっしー実家に帰らなきゃ行けなくなっちゃって」
平「……ウス」
常澄「うっしーからタイガーを推薦されちゃってさ」
平「俺っすか！？」
常澄「うん。だからタイガー、君が次の番長ってわけ」
平「いや、ミブさんも師匠も……他の先輩いるじゃないっすか！」
常澄「そうなんだけどね？」
右代「そこについては全員から了承を得ている」
平「本気っすか……」
右代「ああ」
常澄「ただし一つ条件があってね」
平「条件……？」
常澄・右代「ここにいる全員を認めさせろ」

[現在]
右代「タイガー」
平「ウスッ」
右代「…食いしばれよ」
(打撃音)

平「ッ！」
右代「……」
平「……」

常澄「うっしー、今の」
右代「全力っした」
常澄「みんな、どうかな？」
尾苗「いーんじゃにゃい？」
壬生谷「俺もいいと思います」
右代「……」
常澄「決まりだね」

平「……ズミさん！……俺はまだ一度もうっしーさんに」
右代「タイガー、ズミさんの決定だ」
平「……ッ！」
右代「それに俺は、お前が俺の全力を受けられるとは思っていなかった。俺だけじゃない。ズミさんも含めてだ」
平「……」
右代「お前は俺たちを認めさせた。以上だ」
平「お前らは俺でいいのかよ」

全員「おう」「いーよ」等返事

平「わかった。……ズミさん、みなさん。俺、やります！」
常澄「よろしい！では次の大門高校番長は平が務める！皆！力を貸すように！」
平「よろしくお願いしまァす！！」
全員「「「応！」」」
右代「任せたぞ、タイガー」

[後日]
不良1「どけオラァ！」
不良2「邪魔だコラァ！」
不良3「おねーちゃん一人ィ？」
不良1「やめとけって〜」
不良2「ぎゃはははは」
不良3「いーじゃん遊ぼうぜｪ〜？」

(打撃音)(あるいは平の呼吸や声)

不良3「……え？」
平「オラｧ！」
(打撃音)

不良3「ぐっ……うう」
不良1「なんだテメェ！」
不良2「ただで帰れると思うなよ！」

平「俺ァ、大門高校番長、平凌駕！」
不良1「大門高校…？」
不良3「平ってあの…」
不良2「大門のタイガーか！」

平「ズミさんがいなくなった途端これか……テメェら、ここが誰のシマか理解ってんだろうなァ！？」　

了

台本の使用について
・作者名(白井多喜)の明記、又は、使用料5千円の支払いを義務付けます。
・転載・配布・自作発言は固く禁じます。
・上記に1項でも違反した場合、違反金1万円の支払いを義務付けます。
・有料コンテンツへの使用は可能です。

要約すると、ぼくの名前だけ書いてくれたら使用オッケーです。

困ったりわからないときは聞いてください。なるべく早く返します。