ver2.xアップデート報告
共通パート、何が変わったのか?
ver1.xをプレイしてくださった方、ありがとうございます。
そして申し訳ありません。共通パートに大幅な改修を加えました。
一度届けたものを書き換える判断は軽くなかったですが、このままでは個別パートに進めないと思いました。
何が変わったのか。大きく3つあります。
1. 光樹の長い内省モノローグを消した
「俺はこう思う」「きっとこういうことなんだろう」
——ver1.xの光樹は、自分の変化を自分で言語化していました。主人公が内面で「分かった」と語っても、プレイヤーの成長実感にはならない。
ver2.xでは、内省を身体の反応とエピソードの積み重ねに置き換えています。再プレイされるなら、光樹の沈黙が増えていることに気づくはずです。
黙っているとき、光樹の中で何が起きているか——それを想像しながら読んでみてください。
2. ヒーロー的な行動を追加した——壊すために
ver1.xの光樹は「ヒーローなんかじゃない」と内面で語ることで自己犠牲の危うさを処理していました。ver2.xでは逆に、良かれと思ってやらせます。
例えば演説のシーン。自分を消してヒロインを立てる行動を、光樹は善意でやる。でもあとから、そこに怖さや保身が混ざっていたと分かる。行動したあとで不純さに気づく。その順番でないと意味がなかった。
3. 「悟りの早い主人公」をやめた
ver1.xの光樹は早い段階で葛藤を整理できてしまっていた。ver2.xでは共通パートのラストまで重圧を抱え続けさせています。
答えが出ないまま、それでも手を伸ばす瞬間がようやく来る。再プレイで終盤に到達したとき、同じ場面でも手触りが違うはずです。
個別パートの制作に入りました
さて、現在制作中のヒロインごとの個別パートですが、ここでも光樹は救済者にはなりません。善意がヒロインを傷つけることもある。問題がすべて解決するハッピーエンドにもしない。
群像劇の色——サブキャラやヒロインたちのside描写——も引き続き濃く描いていきます。
正解が見えないまま作っている部分もあります。でもその手探りごと、作品に入れていくつもりです。
再プレイしてくださる方へ
もし、共通パートの再プレイをしていただけるような方がいらっしゃれば。
その際は、ぜひ光樹の「手」の動きを追ってみてください。下ろす、引き受ける、伸ばす、掴む、握る。
それがこの物語の背骨です。