Ayumi. Oct/21/2025 13:22

【コラム】歌に真剣に向き合ってこなかった最低な人生で、苦しくて消えたかった話。

なんかね、歌を歌う人って、
もう“歌がなければ死んじゃう” って人、多くないですか?

「私は歌がなければ、生きていけない」
とか、
「歌こそが私の人生!」
みたいな。

そんな人たちを見ると、正直ちょっと眩しいんです。

いや、羨ましいって言ったほうが近いかな。



だって私、
歌を習ったこともほぼないし、楽器が弾けるわけでもない。

少しだけ譜面が読めて、普通の人よりかは声量があって、
場数のせいか、マイクを使って歌うことになれているくらい。

身長も低いから、ステージ映えもしない。
(昔、私だけお立ち台を置かれたこともあります←いじめか?)

ピッチなんて全然外れるし、
リズムの乗り方もよくわからない。

「なんで歌を歌ってるんだろう」って思うこと、
実は何度もありました。


卑屈だねって言われると、うん、まあ、そうなんですよ。
でもね、
私の人生は“ちゃんと歌に向き合ってこなかった人生” なんです。



自分の実力以上のタイアップをもらって、
自分の実力以上のステージに立って、
自分の実力以上の期待をされて

そのたびに「なんで私?」「でも嬉しいがんばる!」って気持ちだけで、
がむしゃらに食らいつくしかなかった10代、そして20代。




ステージに立てば、自分より100倍も上手い人がわんさかいて、
「なんだこの子」って思われながらも、立ち続けるしかなかった。

そんな中で、「好きだから」だけじゃ持たないこともあって、
気づけば“好き”と“怖い”が半分ずつになっていました。

それがちょうど10周年を過ぎた頃。




「歌は好きですか?」って聞かれたら、
もちろん“好き”と答えるでしょう。

でも、それはたぶん、
みんなと同じくらいの“好き”であって、
「歌がないと生きていけない」みたいな
強烈な“好き”とは、ちょっと違う。



私の場合はどちらかというと、
自分よりも誰かがステージで輝いているのを見るのが好きなんです。

裏方気質というか、
人がスポットライトを浴びているのを見ているのが落ち着く。


自分が光を浴びるのは、ちょっと苦手。
(ステージでみんながキラキラした目で見つめてくれると、
我に帰った時申し訳なさで死にそうになるタイプです。)
このへんは配信でも話してますがもう完全にHSP


「もっといい人いるのに」って思ってしまう。
でも、そんな考え方が良くないことも、ちゃんとわかっています。

人を育てた経験があるからこそ、
「そんな気持ちでステージに立つな」って自分に言いたくなる。

それでもね、人間ですから。
どうしてもそう思っちゃう瞬間って、あるんですよ。



「じゃあ、歌にもっと真剣に向き合ってみたら?」
って言われたこともあります。

でも、今の私には“守りたいもの”が増えました。
自分のことよりも、まず会社という“家族”を守ること。
それが一番に来てしまうんです。
(この話をすると、だいたいファンの皆さんに怒られます。
「もっと自分を大事にして!」って。)



だけど、それが私なんですよね。
器用じゃないし、やることは遅いし、常に誰かを優先してしまう。
でも、そんな自分だからこそ見える景色がある。

デビューから20年経った今、ようやくわかってきたことがあります。
上手く歌えることよりも、
“今の自分でどう歌うか” のほうが大切なんだなって。



今日は、歌もそうだけど、ここから先の
ちょっとだけ真剣な人生の話についてお話しします。
めっちゃ長い日記になっちゃいましたが許してください。

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