パラディンワークス Apr/25/2025 20:02

【ソードオブパラディンRE】を支えた3人のライバルたち(ストーリーネタバレあり)

こんにちは、パラディンワークスです。
今回は少し趣向を変えて、『ソードオブパラディンRE』に登場する3人のライバルキャラクターについてご紹介します。

※この記事はストーリーの核心に触れるネタバレを含みますので、未プレイの方はご注意ください。


【1】王国騎士アレク ― 影を抱えた親友

最初に紹介するのは、主人公ネイドの親友であるアレク
彼は王国騎士として常にネイドの一歩先を進んでいる存在であり、物語を通してネイドを導くような立ち位置にいます。

しかし彼には重い過去があり、かつてある男によって母と双子の兄を奪われた過去を持っています。
その傷は深く、アレクは密かに一人で復讐の道を歩もうとします。表面上は爽やかで優秀な騎士でも、その裏では複雑な想いを抱えているのです。

ネイドとの関係にも影響を与えます。
温かい家庭で育ったネイドに対する羨望と嫉妬、その微妙な感情が物語の終盤で爆発します。
でも、それは彼らの友情を断ち切るものではなく、むしろ“乗り越えるべきもの”として描かれるんです。

ちなみに、制作当初の3章はアレクを裏主人公として意識して作っていました。


【2】暗黒騎士ゼクス ― 相容れぬ高潔な君主

続いて紹介するのは、ネイドと刃を交える暗黒騎士ゼクス
設定の出発点は単純で、「主人公が聖騎士なら、ライバルは暗黒騎士だろ!」という発想から生まれたキャラです。

とはいえ、ただの悪役にはしたくなかった。
ゼクスは暗黒騎士でありながら、高潔な思想を持つ統治者。自国と民を真剣に想い、主人公たちとは価値観の違いから衝突する立場として描きました。

物語の中では時に強大な敵の噛ませ犬になったりと不遇な面もあります。
でも、再び立ち上がり、裏ボスとして再登場したり、スピンオフ作品では主役になったりと、制作側からも愛され続けているキャラです。


【3】アングイス ― 永遠を生きる“子供”の悪

最後に紹介するのが、本作の終章で登場するラスボス魔剣主アングイス
彼は『ソードオブパラディンRE』最強の敵であると同時に、別作品『慟哭のオルフェウス』の主人公という顔も持っています。

僕自身、ゲーム同士を繋げたがる癖があって(笑)、アングイスも当初から両作品をまたぐ存在として構想していました。

彼は「純粋な悪」 を体現するキャラクターです。
とはいえ、悪意があるわけではありません。むしろ彼の原型は「善悪の区別がつかない子供」。
自分の思うままに生き、誰にも止められないまま永い時をただ彷徨ってきた存在こそが、僕の考える“絶対的な悪”の形でした。

モチーフはルシファー、そして原初の蛇。
技名やセリフの中にも蛇にちなんだものがあり、神話的存在としての重みも意識しています。


あとがき

ライバルキャラって、物語の中で主人公を映す鏡のような役割を果たす存在だと思っています。
彼らがどんな信念を持ち、どんな道を歩むのか――その積み重ねが、結果的に主人公の物語をより強く彩ってくれました。

あなたのお気に入りのライバルが、もしこの中にいたなら嬉しいです。


『ソードオブパラディンRE』について

今回紹介した3人のライバルたちが登場する、
自作RPG『ソードオブパラディンRE』は、現在DLsiteで好評配信中です。

王道と骨太バトルの融合を目指した中編RPGで、
・物語を彩るライバルキャラとの決闘
・“主人公がとどめを刺す”熱い演出
・三すくみ+スペシャル技による読み合いのバトル
……など、こだわりを詰め込んだ一本です。

ぜひ遊んでみてもらえたら嬉しいです!

[DLsiteで『ソードオブパラディンRE』をチェックする]

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