Deazon-本の中の牢獄- タイトルイラストの由来
Deazon-本の中の牢獄-
タイトルの由来
タイトルイラストは以下のようになっていますが、それぞれ意味があります。
【全体の印象】
物語の内容的にカラフルにするよりか淡白かつ哀愁漂うものにしたかったため
白黒かつ表情を分かりにくくするようにしています。
また、それぞれのキャラクターが精神的に成長していく描写を下記のように表現しました。
左:イチカ
彼女の持つ本は黒く塗りつぶされています。
その本を片手で持ち、ぶら下げたまま歩みを進める…。
本は「人物の将来」を表しており、彼女の本は黒塗り、つまにお先真っ暗。
そしてその本を直視せず歩き続けている。
現実から目を逸らして、それを理解しつつも現状を維持し続けているのが彼女の現状です。
中心:ユノ
バラバラになり、吹き飛ぶページを押さえている、そんな彼女の本。
一見まともに内容が記入されていますが、吹き飛ぶページは彼女のバラバラの精神を表しています。
彼女自身、そうならないように努力していますが、外的要因から守ることができず。
成長したいが出来ない、自分の意志、力が弱くどうしようもない状態となっています。
右:ナフト
彼は階段に座り、真っ白のページを虚ろに眺めています。
無記入の本は彼の経験を表現しており、人生における経験が不足していることを示唆しています。
階段に座っている、つまり完全に歩みを止めており、どのように成長していいかを思案する彼ですが
そのまま進んでしまうと階段を下ることになります。
何が不足しているか理解していない、進むべき道を逆行するかもしれない危うさを彼は持っています。
イラストに隠されている意味が分かると、尚面白いかも?
そういうの好きなので、色々と思案しながらイラスト依頼しております。