『C`sters-veil』制作記事37
続けてパーティメンバーの紹介です!
今回は男性のパーティメンバーバリスタとヨクシャの記事です。
このゲームは基本的に『普通』のタイプのキャラクターがあまりいないのですが、前回の記事で紹介したリエッタ&アルエが大分普通ではないので、結果的に普通の枠に収まっている男性陣の二人です。
バリスタ・オルガナ
年齢:41歳
種族:外殻人
武器:手甲
出身:リアンブルム地域(ジャンクランド)
バリスタは、マジェスタ・カンパニーの本拠地・中央都市リアンブルムにある下民の街「ジャンクランド」で生まれ育った男性です。
貧しい子供時代を送っていた彼は、ある日リアンブルム内でも富裕層が暮らすウィングランドとの違いを目の当たりにします。
同じ都市にいながらも、暮らしぶりがまるで違う。その現実に衝撃を受けたバリスタは、やがて「家族や仲間がもっと良い生活を送れるようにしたい」と強く思うようになりました。
その思いは年齢とともに膨らみ、16歳の時、気心の知れた仲間たちと共に『"何でも屋"のオルガナ社』を設立します。ジャンクランドに関わる仕事なら何でも請け負う、地域密着型の会社でした。
当初は、同じくジャンクランドで活動していた『シニスターズ・カンパニー』のシオンと、仕事の取り合いで激しい対立もありました。しかし、お互いがこの街の未来を思って行動していたことに気づくと、いつしか深く尊敬し合う関係へと変わっていきます。
やがて二人は惹かれ合い、結婚し、子どもにも恵まれました。
オルガナ社とシニスターズ・カンパニーの尽力により、ジャンクランドの治安や生活環境は以前より大きく改善。ウィングランドほどではないにせよ、少なくとも食べる物に困るような状態からは脱することができていました。
しかし、そんな矢先のことでした。
突如「ブレイバー」と名乗る集団が現れ、オルガナ社本社を襲撃。会社は再起不能なほどの被害を受けました。社員に命を落とした者こそいなかったものの、重傷者や後遺症を負う者も出る深刻な事件でした。
そしてその夜、シオンはバリスタの前に姿を現し、「あの子たち“も”お願いね」とだけ言い残し、姿を消します。
突然の出来事に困惑しながらも、バリスタはまず社員たちへの補償や再就職の支援に尽力。その一通りが終わると、ようやく本格的にシオンの行方を追い始めました。
彼女がなぜ突然いなくなったのか、何があったのか。
真相を知るために、各地を巡りながら情報を集めていきます。しかし、社員たちのケアに時間を費やしていたこともあり、その間にシオンの手がかりはますますつかみにくくなっていました。
そんなある日、とある酒場で彼はリエッタとアルエに出会います。彼女たちもまた、別の理由でシオンを探していることを知り、意気投合。こうしてバリスタは、二人と共に再びシオンを追う旅へと踏み出すことになりました。
ゲーム開始時点のキャラクター性
シオンを探すという目的のもと、リエッタやアルエと行動を共にすることになったバリスタ。しかし、この二人があまりに破天荒なタイプなため、彼はまるで父親のような立ち位置で二人を管理する役回りになっています。
バリスタはもともと貧しい家庭の出身ですが、自ら会社を立ち上げるなど、一般的な社会人としての教養や常識をしっかりと身につけています。ただし、ファッションの好みはややアウトロー寄りで、見た目は怖そうな印象を与えがち。口調も少し荒っぽいため、よく「その筋の人」と誤解されることもありました。
娘のシュリのことは溺愛しており、親子の関係はとても良好です。ただ最近、シュリが住み込みのギルドに就職して家を出たことで、少しだけ寂しさを感じており、彼女に手紙を送り続けるのが日課になっています。
ヨクシャ・アランガルド
年齢:17歳
種族:外殻人
武器:槍斧
出身:リアンブルム地域(ジャンクランド9
グラシオーネを教皇とする「聖都教会」に所属する青年、ヨクシャ。
彼は5歳の頃、ジャンランドにある孤児院へ預けられ、そこで育ちました。
同じ孤児たちと共に日々を過ごしていたものの、その多くは途中で他の孤児院に移されたり、引き取り手が見つかって別れ別れになっていきます。
そんな中、唯一長く一緒に過ごしたのが『ルナ』という年上の少女でした。
ヨクシャは彼女のことを姉のように慕い、心を許していました。
しかし、ある出来事をきっかけに二人の関係には深い溝が生まれます。
それは孤児院で定期的に行われる『幸せな所行き』と呼ばれる儀式のような行事でした。
『幸せな所行き』とは、選ばれた子どもが里親の元へ引き取られ、そこで“幸せな生活”を送ることを意味するもので、孤児たちの間では一種の希望として語られていました。
本来その時、選ばれていたのはヨクシャでした。
しかし、なぜかルナがそれを拒み、自らが行くと譲らなかったのです。
職員たちは困惑しながらも、最終的にはルナの希望を受け入れ、彼女を送り出します。一方でヨクシャは選抜から外れ、見送る側となりました
あれから数年。
ヨクシャは結局引き取り手が現れることもなく、やがて聖都教会へと移され、今では神父として静かに職務をこなす日々を送っています。
それでも彼の胸には、今もあの日の疑問が燻っています。
「なぜルナは、僕を押しのけてまで“幸せな所行き”を選んだのか?」
ヨクシャにとってルナは、自分の幸せよりも他人の幸福を優先するような人でした。あの行動は、彼女らしくない。そう思えてならないのです。
その真相を確かめたいという思いから、ヨクシャは神父として人々の「懺悔」を聞く傍ら、密かにルナに関する情報を集めるようになります。
場所は、リアンブルム各地の教会懺悔室。彼は人々の心の奥底に触れながら、過去の答えを求め続けていました。
ゲーム開始時点のキャラクター性
『懺悔を聞く』という行為は、ルナを探す手がかりを得るための一環として行ってはいるものの、普段はウィングランドなどにいる貴族たちの滑稽な悩み相談を進んで聞き、適当な助言を与えては内心で笑いものにする……。
そんな性格の悪さが垣間見える、彼なりの“遊び”でもあります。
ドSな一面が目立つヨクシャですが、それ以外では意外と常識人な部分も多く、バリスタと同様に、リエッタやアルエを宥める立場になることもしばしばです。ただしアルエとは、ある意味で犬猿の仲。アルエはヨクシャを「ヒョロガキ」と呼び、ヨクシャは彼女を「胸だけのクソ女」と呼び返すなど、お互い遠慮のない毒舌をぶつけ合っています。
そんな彼は、教会メンバーの中では珍しい「戦闘員」としての役割を担っており、その実力は確か。裏稼業をこなしてきたリエッタやバリスタにも引けを取らないほどの戦闘能力を持っています。
まとめ
今回も引き続きパーティメンバーのバリスタとヨクシャについての記事でした。
物語の中では、バリスタが比較的序盤からスポットが当たるのに対し、ヨクシャは物語の終盤にかけて徐々に存在感を増していくタイプのキャラクターです。
特にヨクシャは、序盤では周囲に流されがちな一面もありますが、聖都教会の所属という立場から、物語の核心部分にしっかり関わってくる重要人物でもあります。
リエッタやアルエと異なり、バリスタとヨクシャはパーティ加入時点である程度成熟しているキャラクターのため「成長」そのものは控えめかもしれません。
とはいえ、ヨクシャはまだ17歳。リエッタたちよりも年下ということもあり、若さゆえの行動や未熟な思考が見え隠れする場面もあります。
そういった“年相応”の部分を、自然に描き出せるよう演出していきたいと感じている今日この頃です。
次回は異色の組み合わせ、ルルフルとコルドールのコンビを紹介します!
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