mr.Bones 2022/12/24 01:28

Bluetoothトランスミッター「NR-TSM」が到着しました

ども、mr.Bonesです。

数日前にポチっていたBluetoothトランスミッター「NR-TSM」が本日到着しました。

この「NR-TSM」ですが、Bluetoothトランスミッターとはなんぞや?というとBluetooth非搭載のPCやゲーム機に後付けで増設するBluetoothの送受信機ユニットのことです。今時のスマホやPCなら大抵Bluetoothは標準で搭載しているので必要ないのでは?普通はそうです。でも一口にBluetoothと言ってもバージョン(規格)が色々ありまして、こいつは最新のBluetooth5.3に対応したBluetoothトランスミッターになります。

Bluetoothが登場したのは1999年で、最初のバージョンは「Bluetooth1.0」です。その後バージョンアップを繰り返して2016年に「Bluetooth5.0」がリリースされました。

基本的にバージョンが上がる程、通信速度や通信範囲、消費電力削減など性能が向上しています。最近PCを買い換えた人のやつで多分「Bluetooth5.1」か「Bluetooth5.2」が搭載されていると思います。

「Bluetooth」のバージョンとは別にBluetoothで音声を無線で飛ばす際に使用するオーディオコーデック(音声圧縮変換方式)という規格があります。代表的なオーディオコーデックはこちら。

Bluetoothオーディオコーデックうんちく

うんちくはこちらのサイトから出典させて頂きました。
https://www.omorodive.com/2018/09/aptx-adaptivebluetoothsbcaptxaptx.html

SBC
Bluetoothオーディオの標準コーデック。DVDで用いられていた「MPEG-1 Audio Layer 2」という圧縮アルゴリズムをベースに作られている。

aptX
クアルコム社が保有する旧・英CSR社が開発した上記のSBCでの音質および遅延を解決するための新しいコーデック。アルゴリズムとしてはMP3で用いられている「MPEG-1 Audio Layer 3」を流用してSBCより圧縮効率が改善されている。

aptX-HD(aptX High Definition)
aptXでは48kHz/16bitまでのサポートだったのに対して、aptX-HDではハイレゾの規定の下限である48kHz/24bitまで拡張された規格。aptXに比べて音質が向上された反面、単純にビットレートが1.5倍になっているので遅延も増えている。

aptX-LL(aptX Low Latency)
低遅延性能が売りで、その遅延量は「40msec(0.04秒)以下」とaptXと比較しても半分程度に抑えられていて、動画やゲーム等の用途に強いコーデック。

aptX Adaptive
クアルコム社により高音質と低遅延を実現した次世代コーデック。高音質のaptX HDや低遅延のaptX LLなどを統一化し、環境に応じて転送時のビットレートを自動可変しながら伝送するようにした。

AAC
iphone等のiOSに正式採用されたコーデック。iTunesで配信されている音源と同じビットレートとなっているのだけど、iPhoneやiPadでは、システム音とミックスするために、デコード&再デコードを必ず行うので、実際の音質はそれよりも落ちてしまうと言われている。遅延がネック。

LDAC
ソニーが「ハイレゾ」を推進していく中で出してきた新しいコーデックで、多くのソニー製品が採用しており、特に高音質を売りとしているコーデック。「96kHz/24bit」まで対応しており、ハイレゾ音源をサンプリングレートやビット深度の変換なしに伝送できる点はかなり音質的にメリットがあるがこのコーデックも遅延がネックなので動画には不向き。

各コーデックのスペック(ビット数/サンプリングレート)一覧はこちら。

上の表は以下サイトより転載。
https://namakemonolog.com/bluetooth-codec

で、今一押しの24bit/96kHzに対応したコーデック「aptX Adaptive」に対応したBluetoothトランスミッターが今回購入したNR-TSMになります。
(前置き長!!)

接続して見ました

PCやスマホのUSB-A、type-Cで接続することでBluetooth非対応機やBluetooth5.3よりも古いBluetooth搭載機に「aptX Adaptive」コーディックを利用出来るようにします。

1.USBスロットにNR-TSMを差します。
2.Bluetoothデバイスの表示を見るとオーディオデバイスとその他のデバイスが増えています。


3.私が普段利用しているWindowsの音楽再生ソフト「TuneBrowser」上で「WASAPIヘッドホン(Nura Bluetooth 5.3 aptX Adaptive USB Dongle)」という名前で認識されています。

4.「WASAPIヘッドホン(Nura Bluetooth 5.3 aptX Adaptive USB Dongle)」を接続デバイスにして「TuneBrowser」で音楽を再生するとグライコは動いていますが、Bluetoothイヤホン「Nuratrue Pro」から何故か音が鳴りません。
5.色々試行錯誤した結果、
(1).PC本体とペアリングしているBluetoothイヤホン「Nuratrue Pro」のペアリングを外す。
(2).Bluetoothトランスミッター「NR-TSM」をUSBに刺して、お尻のボタンを2秒押す。すると近くにあるBluetooth機器とペアリングが開始される。
(3).それでもイヤホンから音が聞こえない場合は、もう一度お尻のボタンを2秒押す。近くにある別のBluetooth機器と再度ペアリングが開始される。これを繰り返してアタリの「Nuratrue Pro」とのペアリングを引き当てるまで行います。で、ようやく24bit/96kHzで聴けました。!!

「NuraTrue Pro」をPCと直接Bluetoothでペアリングした時は、16bit/48kHzなのに対して、Bluetoothトランスミッター「NR-TSM」経由にすると24bit/96kHzで聴けるので解像度はかなり良くなります。

ただ、Bluetoothトランスミッター経由だと曲の冒頭0.5秒~1.5秒くらいが切れます。。。
これは原因がBluetoothトランスミッターなのか、イヤホン「NuraTrue Pro」なのか、再生ソフト「TuneBrowser」の設定の問題なのか、イマイチ切り分け出来ず。

(2022/12/24 追記)
「TuneBrowser」のWASAPIの設定でDSD関連の設定>DoPに対応しているデバイスを「No」→「Yes」に変更したら、直ったっぽい。←気のせいでした。直ってないです。

と、まぁファーストインプレッションはこんな感じです。

Bluetoothトランスミッター「NR-TSM」ですが、定価1万円、「NuraTrue Pro」のクラファン出資者は特別クーポンで6000円で購入出来ます。「aptX Adaptive」コーディックを利用出来るようになることを考えると、そんなに高いモノでもないので、「買い」だと思います。

それでは。

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