リリドラ雑記 9 - タイルセットエディタ
Lyric Dragon RPG Editor (略称: リリドラ) というプロジェクトでゲームエンジンを作っています。
タイルセットエディタと、標準素材のセットアップができました。
タイルセットの素材規格はそれぞれのゲームエンジンごと、さらにそのバージョンでも様々です。リリドラも例にもれませんが、「オートタイル」と「通常タイル」という種類があり、画像の形は変わっていてもその仕組みは顕在しています。
大きな特徴は、タイルの左側に表示されている「GS」や「WS」といった、タイルのグループを示すラベルでしょうか。
これはオートタイルの分類です。
- GS:地面 (Ground Surface)
- GD:地面装飾 (Ground Decoration)
- WS:水面 (Water Surface)
- WD:水面装飾 (Water Decoration)
- FT:地物上面 (Feture Top)
- FW:地物側面 (Feture Wall)
- BT:建造物屋根 (Building Top)
- BW:建造物壁 (Building Wall)
最初期はもう少し多くの種類があったのですが、できるだけ削ってこの形になっています。
この設定を用意した主な目的は次の2つです。
- オートタイル素材の細分化と設定の半自動化
- マップやランダムダンジョン自動生成のヒント
まず、リリドラのオートタイル素材は、画像ファイルを細かく分けることにしました。理由のひとつは、古いツクールシリーズも含めた様々な規格のオートタイル素材を扱えるようにするためです。例えば水面のアニメーションを4パターン以上持つタイルオートタイルは代表例です。他にも、オートタイルの組み換えをエディタ上で行いたいという要求もありました。
しかしファイルの数が増えてしまうため、このタイルは床… このタイルは壁… といったように設定が面倒になってしまう懸念がありました。そこでおおよその分類を設けて、設定を自動化してしまおうというのが、グループ分けの動機のひとつです。
もうひとつの大きな動機が、ランダムダンジョンなどマップの自動生成です。自動生成には「このタイルは地面」「このタイルは装飾」…などのヒントが必要になりますが、さきほどの自由に組み替えたい要求と同時の実現となると、意外と頭を悩ませることとなりました。わかりやすさ、設定の面倒くささ、間違えにくさ、そういったものを今の私なりに総合したものが、この見た目となります。
さて「今の私なり」と表現したように、この仕様はリリドラの中でも不確定さが大きめのものです。5段階評価で言えば「4:どちらかと言えばいいんじゃない」みたいな感じです。例えば「ぱっと見で略語の意味が分からない」とか「デフォルト素材を手本にすれば迷いは少ないのでは?」といった意見は既にあります。ツールチップを出すとか、ヘルプページへの導線を設けるとか、対策案も一応はありますが。
タイルセットに限らず新しいことを始めるときの混乱を避けるのはとても難しいと思います。しかしどうしても混乱が収束しないようなら、やはりこれらも、変えるべきではない点なのかもしれません。明確な障害や反対意見があるならば、既にある程度作っちゃってはありますが、ロールバックすることもあるかもしれません。
次回からは少し更新頻度を落とします。