続・TypeScriptでRPGツクールMZ(MV)のプラグインを書く環境を整える
またしても番外編です。突発の番外編であり、前の番外編の続き物なので、今回の記事は無料プランの範囲内で全て読むことができます。
前回の記事の補足と、別の型定義ファイルを使った環境構築について書きます。
前回の補足: LunaLiteの不足
前回の記事では、LunaLiteを利用してTypeScriptによるRPGツクールMZの開発環境を構築しました。
ただし、最も最近までメンテナンスされているであろうLunaLiteでさえも、MZの型定義には不足があります。
具体的には Sprite
クラスに関する構成がMV時代のままになっており、そのままでは満足に使えなかったりします。
Sprite_Base
などのMV特有の型を消したり、 Sprite_Clickable
などのMZから追加された型を自分で書いたりすれば使えるようにはなると思います。
(LunaLite本家にPR出して取り込んでもらえるなら、それが一番良いのですが)
niokasgamiさんの Rpg-Maker-MZ-Typescript を使う
今回は、前回紹介したものとは別の、RPGツクールMZ向けTypeScript型定義ファイルの利用方法を紹介します。
https://github.com/niokasgami/Rpg-Maker-MZ-Typescript
こちらは、 npm install
で導入できますが、importを処理するためにrollup.jsなどのバンドラを使用する必要があり、やや導入の敷居は高いです。
また、 $gameActors
$gameMap
$gamePlayer
など、定義が未完成のまま放置されているようで、このまま導入しても全て解決できないことには注意が必要です。
(dependabotのPRには割と最近でも対応されているので、完全に放棄されているわけではなさそうですが)
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