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2019年 08月の記事 (6)

エローン大君 2019/08/01 21:00

「フリッキー(Steam版)」 (Genesis) 感想

色々とツッコミたい記事タイトルだと思うんですけど、個人的にもどのタグ扱いなのか分からないので許してほしい……。
いわゆる「おま国」で普通には買えないんですけど、Steamで配信されている「SEGA Mega Drive & Genesis Classics」を持っておりまして、その中にあるフリッキーの感想になります。
Steam扱いなのか、メガドラなのか、ジェネシスなのかいまいち分かりませんが、「操作説明画面が英語」という一点だけを取り上げてジェネシス版として扱わせていただきたいと思います。
フリッキーは、セガサターン版の「SEGA AGES/メモリアルセレクション VOL.1 」、Windows版の「セガメモリアルセレクション」も持っているから余計に質が悪い。
ちなみにセガサターン版・Windows版の挙動を見た感じだと、移植度はかなり高い印象です。サウンド面は目を逸らす。

ルールは単純で、青い鳥である「フリッキー」を操作して、ひな鳥である「ピヨピヨ」を全羽、出口まで脱出させればOKという凄くシンプルなもの。
ただし、やはり厄介なのが敵である「ニャンニャン」の存在。
ピヨピヨが触れてしまえばフリッキーの群れからはぐれてしまいますし、フリッキー自体が触れてしまえばミスになってしまいます。
それでも大丈夫!フリッキーはステージ中にあるアイテムを入手して投げつければ、ニャンニャンを倒すことができるのです。
ただし、ステージ中のアイテム数は限られているので、乱用しすぎると「猫に必死に終われる鳥」という自然の摂理を感じさせる状況になるので注意が必要です。

ちなみに、ピヨピヨの中にはひな鳥にしてグレてサングラスをかけたものも混ざっており、群れから離れた瞬間自分勝手に突っ走っていくので、頑張って捕まえる必要もあります。
ただ、本作は画面の左端と右端でループしているので、そのまま停止しているだけでも勝手にグレてるやつは群れに戻せます
反抗期が故に変わったことをするから一周回って扱いやすくなる。母性を感じる瞬間です。

変則的なドットイートゲームという感じなんですけど、ふとした瞬間に遊んじゃいたくなるゲームなんですよね。
スコア稼ぎが基本的に「一気に連れ帰ったピヨピヨの数」&「面クリアまでのタイム」に依存しているので、ニャンニャンや他の敵絡みをどうさばくかなどステージごとの攻略こそあれど、あまり気負うことなく遊べるといいますか。
それでいて、ピヨピヨを一気に連れ帰ればスコアが爆上げしますので爽快感がバッチリ。
ステージも壁や床を利用してそれなりのバリエーションがありますし、1面につき大体10秒~30秒で終わるのでさっくり。
それでいながら、せっかく完成したピヨピヨの群れを崩された時は、スコア稼ぎ的にダメージが大きいので絶望感が半端ないと、きちんとメリハリが効いたゲーム性になっていて面白いと思いました。
ただ爽快感とかそういうプラスの要素だけがあって、ストレスが無いゲームって個人的には苦手なので、その感情の落差を短いプレイ時間で味わえるのも、思わず遊んじゃう理由なのかも。
スーパーマリオブラザーズとかもそうなんですが、独特な操作のクセとかがあるのもより面白くしている印象がありますね。

こういうゲームって、「スナック感覚で遊べるゲーム」って普通は言うんでしょうけど、個人的にはなんとなく「駄菓子的なゲーム」って感じだと思ってます。
全く違うジャンルですが「10ヤードファイト」とかも好きで、アレもスナックというか「必死にタックルを避けつつ、レバーガチャガチャしてあー!やられたー!」みたいな、冷静に考えるとザックリとしたゲームなんだけど面白い。
昔ながらの駄菓子屋で遊ぶ雰囲気があると言う意味で、そういう感じの呼び方を提唱したいと思うのですが、いかがだろうか(唐突な質問)。

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