エローン大君 2019/07/06 21:00

【大君VS外国人 1】DLsiteのSteamパブリッシングと、外国人との殴り合いのゴング。

書くネタなんて特にないですし、1年以上前のしょうもない話を致しましょう。
今は状況が変わっておりますし、まあ何というか時効と言うことで。

仮にもゲーミングパソコンを使っていて、Steamでバリバリゲームをしているものとしては、「DLsiteがSteamにゲームをパブリッシングするぞー!」という話は見逃せない話でありました。
パブリッシング事業の結果としましては一応続いてはいる(※1作販売予定がある)ようなのですが、有名サークルさんの作品が他パブリッシャーにバンバン引っこ抜かれたり、自力でパブリッシングしてる段階で察していただきたい。

さて、この事業に関しまして、実は私が絡んでいたひと悶着があったりします。
Steamが昨年6月頃より解禁したポルノ表現。その約1ヵ月ほど前に発売された作品に関するお話です。

DLsiteのパブリッシング事業とSteamにおけるR-18作品販売方法の違いが招いた騒動

現在進行形でDLsiteのパブリッシャーサービスページに書かれておりますが、SteamでR-18作品を販売する際において、当時のDLsiteの姿勢は、
「SteamにはR-18作品は全年齢作品として売り、R-18にするパッチに関してはDLsiteで販売する」というものでした。

DLsiteユーザの私達からすると「二度手間だけど別にどうでもいいんじゃない?」という感想を抱くかもしれませんが、海外の方がぶちギレ金剛。
何故海外の方が怒ったのかと言いますと、SteamにおけるR-18作品の通例海外ならではの無修正絡みのお話が大きく影響していました。

当時も様々なサークルさんがパブリッシャーを通して、SteamでR-18作品を販売されていたのですが、基本的に(というかほぼ全て)
『全年齢作品として売り、「無償で」R-18パッチを提供する』
という形。



↑ビットキャッシュの公式海外向け動画。300PV行ってないんですが普及率的にどうなんですかね……。


一見何の違いもないように見えますが、DLsiteでR-18パッチを買おうと決済する際に問題が発生します。
DLsiteでの海外における支払い方法は「クレジットカード」「PayPal」「ビットキャッシュ」の3パターン。
このうち、海外での使用率が高く「クレジットカード情報を渡さない」「買い手保護制度」など初めて使うサイトでも比較的安心して使える「PayPal」は、PayPal側の利用規約上アダルトNGなので使えない。
そして、ビットキャッシュは(海外で購入・使用できるか置いとくとして)どうしても端数が出てしまう。

ってことは、3Dセキュア機能があるとは言え、DLsiteにクレジットカード情報を渡さないといけないわけで、もしDLsiteがとちった時のことを考えるとリスクが高いわけですな。

というわけで、普通に考えても「全年齢作品としてPayPalで買って、無償でR-18パッチを当てる」というのがユーザ的にも安心なわけでして、不満を持った海外ユーザが

We want the H patches for free(俺らはHパッチを無料で欲しい)

Every other publisher on steam provides those for free.
Also the western market wants mosaics free patches and not paid mosaics ones.
(意訳:他のパブリッシャーは無償でパッチを提供しているよ。それに欧米市場ではモザイク無しのパッチを欲してるし、有償でモザイク入りのパッチとかぶっちゃけいらねえ)

なんてスレッドが、DLsite初R-18作品のコミュニティハブに立てるのは当たり前なわけです

ここで問題だったのが、当時DLsiteにおけるSteamパブリッシング事業のサポートが全く無かった(※サポート開始は大体同年7月・そのゲームの発売日は4月下旬)こと。
そのゲームに関する設定の仕方などをせこせこと書いていた私が、サークルさんに確認した上で書き込んだことから、議論というかちょっとした口喧嘩が始まりました。

英検3級すら持っていない私の武器はGoogle先生の翻訳のみ。
非常にしょうもない結末を迎えながらも、お互い引き下がることが出来ない戦いのゴングが鳴ったのでありました。

(続く)

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