エローン大君 2020/03/08 05:17

【色々と閲覧注意】エローン大君の病気とドクターショッピングな話

閲覧注意

この記事は、健康保険に入れないレベルの持病持ちである私の現状を元にしたネタ記事です。
詳しい病状については、「【色々と閲覧注意】エローン大君の病気と生存スケジュール」を読んでいただくといたしまして。
非常に生々しい記録となっておりますので、「閲覧注意」とさせていただきます。
逆に言えば、コレらを見ておけば扱い方というか「連絡したのに返ってこないなー」って時の理由とか分かるので、そこらへん気になってる方はご参考にしていただければ幸いです。
ちなみに最近あんまり活動していない理由がこの記事で書いてあります。



























ドクターショッピングしちった話

主治医に診断書貰わずに、「薬合わないんですけどどうすりゃええんですか!」と他の精神科の病院に行ってまいりました。

これ、いわゆる「ドクターショッピング」と言いまして、ググってもらうと分かると思うんですが、

「現在の診療で最良の結果を得られているのに、より良い結果を求めてむやみやたらに病院を変える」
「薬を求めるために複数の医者を受診する」

と、精神病的にはあまりというか、真面目にやっちゃアウトな行為です。



なんでそこまで分かっていて、そのような行為に及んだかと言いますと、主治医に「あの先生に頼るしかない、神頼みだ」と言われるまでに状況が悪化したからであります。

実際のやり取り的には

主治医(以下・医):話聞く限りだけども、なんか何もしてないのに日が経つごとに、鬱に落ちやすくなってない?
私:I think so.
医:軽躁を抑えるデパケンと、鬱を抑えるラミクタールの組み合わせでやってきたわけだけど、量とか変えてないもんね。
私:ラミクタールが効いてないんですかね?
医:分からない……。あまり言いたくないけど、正直お手上げだ。ここじゃ一回あそこの病……。
私:そういや、I病院ってありますけどどんなもんですかね?ネットで調べてもいまいちスピリチュアルな感じで、判断付かないんですが。
医:そこだよ!(食い気味)あそこの先生は神と言っても過言ではない。試しに行ってみるべきだ!そうしましょう!
私:診断書プリーズ?
医:ちょっと個人的というか、こう繋がりの関係で直接には頼み切れんのよね……(こちらをチラチラ見ながら)
私:OK、私が勝手に殴り込んだという体で受診します。

こんな感じ。
ドクターショッピングと先に書きましたが、正しく書くならば「実質的にはセカンドオピニオンだけどドクターショッピングの体で病院に行った」になります。


ただ、I病院の先生と私の生活の都合がら、方針が決まってから数か月は診療まで開くこととなりました。
診療のたびに主治医が「神の手を頼るしかない……」と言っていたことが印象的。漫画か何かか。

診療までの間は、神と呼ばれる先生の著書を購入して読んでみることに。
「心のバリアーを外して宇宙からのエナジーをなんたら」と書いてあり、内心頭を抱えましたが、結構興味深い内容ではありました。
それは、体をセンサーとして使い、様々な物事を決めるというもの。
実際、ちょっとセンサーとして体を使うための練習をしてみたところ、案外それっぽい感じにはなりました。
具体的には、「今使っているデパケンというお薬が合っていないかもしれない(ラミクタールは大丈夫)」という疑念が出たことです。
とは言え、大きく診療方針を変えるわけにはいかないので、主治医の許可の元で減薬などをチャレンジしてみましたが、芳しい成果が得られなかったので元に戻すことにしました。

ちなみに、もっとセンサー力を鍛え上げれば道に遭難することもなくなるそうですが、そこ辺りはもう見なかったことにしました。

診察までの道のり

先週やっと行ける目途が付き、その病院で診察を受けることができました。
県外からも来るような病院ですし、車が混雑する場所にあるため、出発するのが遅れると診察が受けられるかも怪しくなってきます。
主治医が「神」と呼ぶ先生は午前・午後それぞれ20名、計40名しか見ることが出来ません。
というわけで、6時半(!)に付くように病院に向かうことにしたのです。

6時半に到着すると、既に1人が病院の前で待っており、7時になるとだんだんと人が集まってきました。
病院の仮受付が始まる8時には、約10人ほどが並んでいる状況です。
病院の受付は整理券のような札を取るという方式ですが、「普通の診察」と「神な先生の診察」用の札の置き場所が別々で、なんかスペシャル感が凄いことになってました。

初診なので、罹患している精神病はもちろんのこと、これまでに行った「体」の方の手術歴まで、「関係あるのかな……?」と思うような両面の質問用紙に回答を行いました。
何にせよ相手は神であります。下手に変なことを書いて、神の手が滑ってしまってはたまらない。

しかし、「書くべきか書かないべきか」と迷った項目が。
それは、「親族に精神病にかかっている人がいるか、そしてその病名は何か」というもの。
プライバシーうんぬんの問題ではありません。
「様々な話を合わせて考えてみるに、恐らくはそうだろう」という人が母方の親族にいるのですが、あくまで「不眠症ではある」ということしか知らず、不眠を呼んだ具体的な病名は分からないのです。
なので、母方の親族については書かないということにして、受付の人に用紙を渡しました。

恐怖の診察

ここで白状しておきたいこととして、私はこれまでロクな生き方が出来ておりませんでした。
古くは4歳ごろからの不登校ならぬ不登園(※ゲームがやりたかったからだと思われる)から始まり、小学校の高学年・中学校の高学年・高校の高学年全て、教室にいる時よりもトイレにいる時の方が多いという生活を送っていました。
今にして思えば、逆流性食道炎であったりIBSだったりするのですが、まあそこはおいておくと致しまして。

さて、それを踏まえた上で診察模様を聞いていたただきたく思います。
とりあえず椅子に座り、お互い挨拶を済ませると、さっそく神と呼ばれる先生は真剣なまなざしで私の頭や体に手をかざしました。正直やべえと思いました。
様々な方向から手をかざした後、何か分かったかのように頷き、そして数字を数えながら、手で何かを積み上げるようなジェスチャーをしました。

「1、2、3、4、5……」
スムーズに進んでいくカウントの中で、先生が強調したのは「12」「15」「18」という数字。
そして、発した第一声が
「最初の鬱は12歳だね。次が15で、次が18。頻繁で辛かったねぇ。」

先生には「小・中・高の全ての高学年で体の調子を崩していた」ということは、一切話していません。
ただ手をかざして、見て、それだけで何かを感じ取ったのです。


次は薬の選別。
お薬手帳はもちろんのこと、先生の著書を読んで「センサー的に恐らく必要だろう」と持ってきた薬もお渡ししました。
先生は薬を一つとって、私の左手に渡すと「薬を頭に触れさせて、右手の親指と人刺し指で輪っかを作りなさい」と言いました。

いわゆる「オーリングテスト」というやつです(詳細はググっていただければ)。ぶっちゃけ似非科学。
実際にやってみた結果、独学でやって疑義があったデパケンだけでなく、ラミクタールも合っていない模様。
目の前でたくさんの薬が入ったいくつかの小袋をシャカシャカしては、「これはなし」「なし」「なし」「なし」と机の上にポイっと投げ、「じゃあこれか」と最後に残った小袋からガシャガシャと薬を取り出しました。
そして、別の薬を頭に当ててオーリングテストをして、「うん、やっぱりリーマスだね、60%の人はこれで治療してるよ」と言うのでした。


その後は、ちょっと色々雑談しながらの薬調整の話(デパケンは減薬・ラミクタールは完全に無くすなど)。
ふと先生が言いました。
「双極性障害って遺伝性なんだけど、母方にそういう人いない?」
「病名は分かりませんけど、確かに母方の親戚に……」と答えながら思いました。何で母方って特定しているんだ。

そんなこんなで診察は終了。
先生が後ろに「この2番は一生涯飲むやつだからねー!」と声をかけていたので、よく見てみると白衣の人がいました。
病院のサイトにも書いてあったので驚きはしませんでしたが、技術継承のために他の医者が診察の様子を見ていたようです。


そして今

薬の調整を行った現在としては、デパケン(軽躁を抑える)が減った分、ちょっと鬱ではなくちょっと軽躁な状態で保たれている状態です。
深い眠りに入りづらくなっているため、割としんどかったりしていますが、家族から見た感じだと顔色は良くなっているんだとか。
主治医が神に従うノリなのでリーマスを中心とした薬に変わっていくのだとは思います。

何故今活動をしていないかと言いますと、「軽躁時はあまり動かない方が経験上いいから」の一点のみ。
頑張りすぎてぶっ倒れて、やがて反動でドッカンと鬱になるというのが今までの流れですからね。
うっすらと鬱になるのはいいのですが、ドッカンと来ると下手すると一ヶ月単位で寝たきりになる(実は感想寄稿時に一度経験済み)のでマジで避けたい。

正直な話、薬を変えることは、自分を実験体とした人体実験でありまして、オーリングテストなどで行った薬の変更も、今の結果を鑑みると調整が必要になってくると思います。
7年にもわたり薬をとっかえひっかえし、揺れ動く感情の波の中で「何が本当の自分か」が分からなくなっている自分がいます。
ネットに文章を刻むことでその時その時の「自分」を残しているのですが、わざわざんなことしなくてもいいように、「本当の自分」が何者かを見誤らないようにしながらまた活動を再開したいと思う所存です。

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