エローン大君 2019/10/15 21:00

マリオカートツアー(Android・iOS) 感想

Vケット3楽しかったです。
また後で感想書こうと思ってるんですけど、友人と回ったスクショ見たら名前出てるし大体グレイ(宇宙人)だしで画像貼れねえ!ってなってます。自分のアバターも十分アレですが。

というわけで、ドクターマリオ ワールドに続いて任天堂スマホゲー2連続、今回は「マリオカートツアー」の感想です。
ゲームの感想の前に言及しておきたいのが、本作の宣伝手法。
ポイントサイトとかでよくある「動画を見たらお金やるぜ!」ってやつでマリオカートツアーの動画が流れておりまして、「任天堂がこの手法取るのって意外」と思いながらも「今回凄くガチで来てるんだな」と思ったり。
トゥーンブラストとかガーデンスケイプとか見た感じ結構宣伝効果はあるっぽいんですよね。


PVの印象だと如何にも速さを競うレースゲームなんですが、実際にはジャンプアクションやミニターボなど「如何にアクションを決めるか」を競うゲームでした。
そしてその関係でプレイは現状全てCPU戦。色々と意外な要素てんこ盛りですね。
とは言えプレイヤーと競い合う要素が無いわけはなく、アクションを決める毎に貯まる「アクションポイントでランキングを競い合う形となっております。
アクションポイントに順位・ジャンプアクション(着地後ダッシュする)が絡む関係上、自ずと上手いプレイをすれば速くなることはなるんですが、ゴールタイムの表示すらないのは思い切った仕様だと思いました。
ちなみに自動的に前進するので、あくまでカーブを如何に曲がるか・アクションをするかなどを考えるだけで操作が出来るのも好印象。

アクションポイントはジャンプアクションなどの他、「コイン入手」や「アイテムで敵を攻撃」する、スリップストリームをすることでもプラス。
ゲーム的にやはりアクション性も高く、ミニターボの関係上、基本的にずっとドリフトしてる(途中でスワイプで即ドリフトに入る操作を勧められる)なので、少しの操作ミスでコイン入手などのロスが起きるドキドキ感はありますね。
また、「コンボ」の概念があり、アクションを繋げていけばアクションポイントがモリモリ増える!
YouTubeで「マリオカートツアー」と検索するだけでも、様々なテクニックが紹介されるほどにはかなりガチなゲーム性となっています。

あと、ミッション(緑甲羅を1レース中に3回当てるとか)も用意されているのもなかなかにナイス。
やり込み要素が多いので、遊び始めたら時間が一気に吸われる中毒性があるのがいいです。


一方でマネタイズ面はと言いますと、個人的にここめっちゃ駄目だと思います。煽りすぎ。
実は本作、コースによって最適なキャラ・カート・グライダーなどが決まっていまして、ちゃんとコースに対して最適な状態で挑まないとまずアクションポイントが稼げません。土俵にすら立てない。
キャラはアイテムボックスを取るたびにいくつアイテムが入手できるかが決まりますし、カートはアクションポイントの倍数が、グライダーはコンボの猶予時間が圧倒的に伸びます。
特にキャラは「同じアイテムが3つ揃うとフィーバーが発生し、いわゆるスター状態&アイテム使い放題になる=アクションポイント稼ぎまれる」というシステムがあるため、恐ろしく重要。
ガチャでしか入手できない高レアキャラを持っていない=悲しみを背負うという形にナチュラルになります。

それらを入手する方法は、レースすれば入手できる「コイン」を使ってショップで買う方法と、ボックスガチャの2種類。
確実に狙ったものを入手できるコインを使おうとすると、1日にコインは300枚しか入手できない(※無料プレイ時)という制限がありますし、期間限定の高レアキャラはガチャのみ。
課金石を使って「コインラッシュ」というコインザクザクゲット!なモードに挑めばいいのですが、「一日に300枚しか入手できません。コインラッシュやってください。(※意訳)」って画面に出しちゃう時点で「課金しろ」と言われているようで正直萎えます。ゲームの世界から一気に現実の世界に引き戻される感じ。

それに加えて、サブスクリプション制(ゴールドパス)も取っていて、「ゴールドパスの有無でゲームで上手いプレイした時の報酬が変わる」「ゴールドパス専用のミッションがある」のも、「サブスクリプション=微課金でちょっとずつ石が貰える程度」という自分みたいな人だと無課金・微課金の差が激しすぎて拒絶反応が起きます。
(ちなみにゴールドパス限定の200ccに関しては順位でのアクションポイントは変化無し、あくまでコンボを繋げるためにスピードを上げるための手法。アクションできるところが少なかったり、150ccだとギリギリコンボが切れちゃったりするコース向け)

また、キャラやカートなどの育成要素もあるんですが、これも無課金だと一日に制限があり、報酬で貰えるチケットで何とかする形になっており、それを1レース終わるごとにに出してしまっているので「課金しろ!課金しろ!」と押し付けられているようで正直悪印象。
せっかくゲームシステムとしては面白いのに、マネタイズがえげつなさすぎて醒めてしまうのが正直な感想です。


「ドクターマリオ ワールド」はゲーム性もきちんとしていて、そこまで課金を迫らない感じでいい感じにマリオのIPを保っていた印象があるのですが、本作に関してはちょっと……と思う面が多数。
そもそも「マリオカートでソーシャルゲームという段階でマネタイズが難しい」というのもあると思うんですけど、コインは別に制限しなくてもいいんじゃないかな……(ショップのカート価格を調整すればいいだけですし)。
ゴールドパスは2週間無料体験できますので、ある程度無料プレイで遊んでからゴールドパスを試してみると優遇っぷりが実感できると思います。
「面白いけど長く続けて遊ぶには課金の圧というストレスが強すぎる」という印象の本作。
とりあえず無料で遊べますし、無課金でも地道に稼げば何とかなると思われますので、興味のある方はプレイしてみてはいかがでしょうか。

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