RPG Architect
私はこちらで販売している素材を「itch.io」という海外のサイトでも販売しているのですが、そこでのコメントの中で「RPG Architect」というアプリを紹介されました。
どうやら2023年にアーリーアクセス版がリリースされて、今もまだアーリーアクセスな、RPGに特化したゲームエンジンみたいです。
日本ではほとんど知られてないのかも?でも、アーリーアクセス版を購入して触ってみたところ、エディターは完全ではないものの日本語に対応していました。
このゲームエンジン、RPGに特化しているといってもかなり幅が広くて、ファミコンみたいなレトロなRPGから1人称始点の3DRPGまで作れます。バトルもサイドバトル、フロントビューバトルはもちろんのこと、アクションRPGも作れるようです。ざっくりとした印象ですが、どちらかというと2D寄りの「Bakin」みたいな感じなのでしょうか?
あと、素材の規格がわりと柔軟で、RPGツクールの素材の多くをそのまま使えたりします。
びっくりしたのは2Dと3Dの切り替えがさくっとできてしまうところ。
ちょっと分かりずらいかもしれませんが、草原と川の上にレンガの壁の天井部分をマップエディタに書いてあります。
この状態で、RPGツクールのデータベースのようなもののなかにあるビデオ構成という項目で「3Dを有効にする」にチェックを入れると…
3Dで表示されました!
もっとも、このレンガの壁にどうやって門や窓を貼り付けるのか、わかりませんし、地面と川の段差もここでは表現できてないので、どこまで使えるのか分かりませんが…とりあえず紹介動画を見る限り、やり方は分からないけど2D-HDのような複雑な立体も作れるみたいです。
RPG Maker Uniteってこうあるべきだったんじゃないの!?
と思ってしまいます。まだ、分からないことだらけではありますが、RPGツクールよりも格段に自由度が高いですね。UIのレイアウトもかなり細かく設定できるっぽい。もっともそのおかげで最初はやることが多いかもしれませんね。実際、じいさんにセリフをしゃべらせるだけでえらく苦労しました。
いずれRPGツクールのプラグインのような機能もつくそうな。steamでの評価も高いし、将来性を感じるアプリです。
(個人的な作品制作は、やっぱウディタかなと思いますが!)
とりあえず、これまでに出した「MEGA FANTASY」シリーズの素材はそのまま使う事が出来ますが、タイルの一部など多少決まりごとがある部分もあるので、今後の素材制作ではそのあたりも考慮して「RPG Archtect」用の素材というのも実装していこうと思います。