ポータブルオーディオ環境の改善:FIIO BTR13 / moondrop u2 レビュー
https://twitter.com/n_s_lab_tokyo/status/1880092165747134506
ポータブルオーディオ環境を一新するために買いました……
というと聞こえは良いですが
普通にBluetoothイヤホンを紛失しかけて、しかたなく買い足しただけでした。
(その後見つかった)
見つかったときのことも考えて
あえてポータブルアンプとインナーイヤーヘッドホンを買ったのでノーダメです。
そう、新しい環境への投資だったんです。
というわけで投資した結果を簡単にレビューとして記録しておきますね。
買ったもの
- FIIO BTR13:ポータブルBluetooth/USBDACヘッドホンアンプ
- moondrop u-2:オープン型インナーイヤーヘッドホン
この2つです。
これさえあればBluetoothでもUSBでも音楽が聞けます。
朝の新宿駅でも音飛びの心配をせずに音楽が聞けますね!!
FIIO BTR13
ポータブルヘッドホンアンプなんて格好つけて呼んでますが
実際そんな大層なものでもなく、ちょっと音質の良いBluetoothレシーバーです。
価格帯的にも入門向けで
オーディオ世界の住人からするとヘッドホンアンプと呼ぶのもおこがましいかもです。
とはいえ、この機種の良いところは
- LDACやapt-x adaptiveを含む多数のコーデックの対応
- USBDACとしてスマホ、PCと有線で使用可能
- 4.4mmバランス接続端子搭載
そう、この値段でバランス接続端子搭載なんです。
とはいっても、僕はバランス接続端子対応のヘッドホンは持っていないので
今のところ活用できていませんが、手持ちで初めてのバランス接続対応DACです。
あと、今どきだと普通かもですがLDACやapt-x adaptiveに対応ということで
ハイレゾ相当の音質に対応している機種となります。
ちなみにAirpodsシリーズは対応していない。
良いところ
DACを使うのが初めてなのであんまり音質比較とかも出来ませんが
全然不都合なくガンガン使えて、LDACだと音質も良いです。
音量もu-2を使っている限りは有り余る感じで
おそらく適当なヘッドホンまでは全然鳴るんじゃないかなーと。
オーディオ向けとかプロユースのヘッドホンなんて
こんなポータブルアンプで鳴らすな。
アプリからEQが設定できて、本体に保存できるので
別機器に繋いだ場合も設定が維持されて、快適に音楽も聞けます。
あとUSB接続すれば有線で安定した動作が望めます。
微妙なところ
⼩型軽量のBluetooth DAC/アンプ BTR3シリーズの後継機種となるエントリーモデル。PC、スマートフォン、Bluetoothデバイスなど、様々な⾳源に対応し、どこでも⾼⾳質なサウンドを楽しめます。また、USB DAC機能を搭載し、最⼤24bit/96kHzまでの対応が可能です。
上記の説明文があるんですが
実際は
LDAC使用時は24bit/96khz相当への復号が可能で
USBDACとして使用する場合は、16bit/96khzでしか稼働しないんですよね。
まあそんな繊細な耳を持ってるわけでも、そんな音質を重視するわけでもないんですが
ちょっと接続迷ったりしたので微妙なところとしておきたい。
これがUSBDAC接続時のステータス。
DACのところで16bitに変換が入ってるのがわかる。
これがBluetoothでLDACの最高設定で接続時のステータス。
僕の持ってる数少ない高音質ハイレゾ音源・・・・・・
感想
マジで不満ないですね。
ちっちゃくて無くしそうなことくらい。
あと、レビューにあった通りバッテリー持ちが丸一日とかだと少し怪しいかもだけど
まだそんな長時間利用していないので不満ないのと
BTモードのままUSBでスマホに繋いでも充電できると思うので、あんまり不都合無いかなと。
せっかくなので今度プラグを買って
適当なヘッドホンをバランス改造して音楽を聞いてみようと思います。
moondrop u-2
ちょっと前から気になってたんですよねこれ。
最近音質の評価が良いmoondropが、いまどき流行らないインナーイヤーヘッドホンを出したというのと
レトロモダンなデザインも結構良い感じですよね。
基本的にスピーカーがデカいほど低音再生で無理をしていないサウンドが聞けるので
カナル型ではめったにない14.8mmのダイナミックドライバは心躍りますよ。
むかーしむかしに、Sonyのモニターイヤホンシリーズの廉価版みたいのがあった時期に
その廉価版を安売りで買って音質に感動した覚えがあるんですが
あのシリーズも大きめのダイナミックドライバでしたよね。
話が少し昔話にそれましたが
u-2はオープン型らしいサウンドで、低音を極めて重視しないジャンルなら気持ちよく聞けるとイヤホンだと思います。
良く言えば自然な低音感で聞きやすく、悪く言うなら低音のパワー感は感じづらいです。
密閉型の良いところはタイトで圧を感じる重低音と、息遣いまで聞こえそうな近い距離感だと思ってますが
最近の僕は、音楽はサラッと気楽に聞きたい気分の事が多いので
オープン型の、自然な低音感と程よい空気感のサウンドがお気に入りです。
なくしたと思ったBluetoothヘッドホンも開放型の
Huawei Freebuds5ですしね。
外耳炎になったことがきっかけではあるんですが
今はリスニングはオープン型のほうが好きになりました。
自宅でも開放型のAKG-K701がメインヘッドホンです。
ただ、ロックとかを聴くとなるとデフォルトだと少し低音感が足りない印象はあり。
大体BTR13と組み合わせて使う想定なので、u-2向けのイコライジングとして少し低音を補強する設定を登録してあります。
EQであげて自然にもち上げられるのはだいたい100Hzくらいまでなかんじで
それより下はあげすぎるとちょっともさっとする印象があるので、個人的にはあげすぎないように気をつけて設定しています。
音楽を聞くテンションが上がる
やっぱり新しい再生機材は音楽を聞くテンションが上がりますね。
Huawei Freebuds5とかは、開放型ではあるんですがどちらかというと巷の密閉型に近づける努力をしているプロダクトな印象で、割と低音も頑張って再生しようとする感じでしたが
うってかわって今回のu-2は開放型らしいサウンドを押し出してきているので、個性が際立って音楽を聞くのが楽しくなりますね。
お気に入りのヘッドホンの新作を買い続けるのも良いですが
こういうバリエーションを持っておくと、聞こえ方が変わるので音楽を聴くのが楽しくなると思います。
スピーカーとかもそうですよね。
ヘッドホンだけで音楽を聞く人は、オーディオ用のスピーカーを買ってちゃんとステレオで聞くとテンション上がると思います。
小さめの一体型じゃなくて、ちゃんと左右に分けて置けるやつ。
というわけで、今日も僕は電波ソングを音漏れ上等なセッティングで都内を移動していくのでした。