先出ハロウィン🎃SSとイラストあり。

皆様いかがお過ごしでしょうか?
季節の変わり目風邪には気をつけてくださいね。
私は風邪をひいてます……w
仕事、育児、体調不良としんどいことが続くのでストレス発散させてくださいw
自己肯定感を高めたい!

そこで ハロウィン前なのに敢えてハロウィンのおまけ用のイラストとそのSSをあげようと思います。
全体公開にしますので良かったら読んで見てほしいです。
ハロウィン用のイラストはきちんと31日に投稿する予定です!

今回イラストを描きながらこんなストーリーだなとか考えていたものをSSにできたので良かったです。
あと最後のイラストは本当におまけ程度に描いたのでクオリティが残念なんですがどうしても〇〇を描きたかったんです。
この〇〇については下のSSを読めばわかると思うので、もし途中で嫌な予感がしたら読むことを控えてくださいね。







ハロウィン前夜───

「え?用意してない?」

俺は心底驚いていた。
明日は大学内で自由参加のハロウィンパーティが開催されるというのに、我が従兄弟サマは参加するつもりはないらしい。
「興味ない。終わってないレポートあるし。」
「おまえはー!!まるでわかってない!」
「?」
「青春というものは一瞬なのだよ⁈達馬くん!待っているだけでは青春はあっという間に過ぎ去っていくのだ!」
「いや、別に待っ」
「とにかく達馬!お前には俺が去年使ったコスプレ衣装を貸してやろう!」
「………。」
「(こいつなんて嫌そうな顔をしているんだ………。)
達馬、明日のハロウィンパーティ参加者には単位が1もらえるらしいぞ。」
「参加する。」
ふふふ、達馬討ち取ったり〜!
ちょろいな達馬!
明日は俺も新調したコスプレ衣装で穂乃果とたくさん写真撮るぞー!

ハロウィン当日───
俺は今衣装控え室で悲しみに暮れている………。
無事に仮装に着替えた達馬を見送ってから自分の着替えを始めた俺は気づいてしまった………。
この新調した衣装、ズボンが長すぎる!!
ピシッとしたイメージの衣装なのに、ズボンがダルダルなんて恥ずかしすぎる!
まるで俺の足が短いみたいじゃないか!
「うぅ……。せっかく買ったのに…。」

「雷?あんたドア開けっ放しで何してるの?」
この声は…
「穂乃果〜!!!」
穂乃果はもう仮装していてとても可愛い。
凄く可愛い。好き。

俺は穂乃果に事情を説明した。
「なるほどねー。あっ!だったらその衣装黒瀬に貸してくれない?」
「黒瀬?」
「そー!あいつ菖蒲についていくつもりだったみたいだけど、衣装ないから会場に入れないのよ。」
「で黒瀬が行けないなら菖蒲も申し訳ないって言ってて…。」
「ふむ、だったらこれ黒瀬に貸すよ。」
まあ黒瀬も着こなせないだろうけどな!!
「ありがとう!渡してくる。」

数分後ばっちりと着こなしている黒瀬をみた。
顔もイケメンで体型もイケメンとかもうお前は本当にモンスターだよ。

「雷くん。ありがとう。」
月宮さんは穂乃果と合わせた仮装をしていてとても可愛い。凄く可愛い。
黒瀬が俺を睨みつけてきたので、気づかないふりをした。
「でも、これじゃあ雷くんの衣装が……。」
心配してくれる月宮さん、マジで可愛い。天使。
「あっ!そうだ!私もう一つ衣装ある!!」
「マジか!穂乃果天才か?!」
「サイズ合うか心配で一個多く買ったからこれ雷にあげるわ。」
「え?お、おう………。」
おいおいこの流れはどう考えても………。

やっぱりー!!!
これは女性用の衣装ですね!!!!
「雷の身長なら大丈夫でしょ。」
穂乃果の何気ない一言に落ち込みながら衣装を受け取る。
「着替えたら雷も写真撮ろうー。」
「えっいいの?!撮る撮るー!!!!!」
やったー!穂乃果からのお誘いだ!!
いつもだったら絶対に一緒に撮ってくれないであろう穂乃果からお誘いに、俺は完璧な女子になる決意をした。

───

風船で胸を盛りすぎた気もするが、ウィッグも被りばっちり化粧もして、俺はどこからどう見ても完璧なゾンビナースだ!


「わー!雷くん可愛いね。」
お目目をキラキラさせている月宮さんの方が可愛いです。

「………。」
おい、黒瀬目を瞑るな。天を仰ぐな。

「うんうん、さすがだねー。似合ってる似合ってる。」
穂乃果に褒められると凄く複雑!!でも嬉しい!!難しいそうこれが恋心!!!

「女の子に飢えてるからって自分が女の子になるなんて文月くんは変わってますね。」
いつのまに来たんだ。この胡散臭い笑顔の教授は……。
自分が女子に人気があるからって…

「あーえっと……。ごめん…。」
おい達馬。俺の思考を遮ったお前のごめんが1番傷ついたぞ。


────

会場では沢山の視線を感じたが、ほとんどが男からだった。女の子にモテたいです……。

いつもこういう場に参加しない月宮や黒瀬がいるせいで会場がザワザワしていた。
物珍しさとその見た目とで月宮に視線を送る男が多くなってきた頃…


「きゃあっ!」

何か事件が起きたようだ。
どうやらいつもより彼らも楽しんでいるようだ。
おい、我が従兄弟サマ。
お前はやっぱりムッツリだな。



「よし!撮るよ〜!」
ご機嫌な穂乃果の横で俺も得意げな顔をする。
来年もこうして楽しくハロウィンを過ごせたらいいな。
というか来年こそはイケメン系に仮装するぞ!!
あと穂乃果を彼女にする!!

どうかこの平穏が壊されませんように、ハロウィンに潜む闇が現実のモノになりませんようにと、俺は密かに願っていた。







※印があるあたりがハロウィン用のイラストの場面です。


ところで最初に描きたいと思っていた〇〇は女装でしたw

ここまで長いのに読んでくださった方本当にありがとうございます!
あなたの存在が私の創作パワーに繋がってます😭✨
それではまたハロウィンでお会いしましょう🫡

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