ぼくのつきはじめ
最近やけに暑いし、日が昇るのも早い。
もう5月になったんですね。
僕はと言うと、また大切な人が1人いってしまいました。
もう慣れてしまった頃かと思ったけど、まだ慣れていないみたい。
何度、誰で経験しても。
その人がその瞬間眠りにつき、二度と目を開けてくれないなんて理解できるものか。
その度に後悔と悲しみと自虐に埋もれる。
自分を何度もぐちゃぐちゃに責める。いっそ自分が変われたらってチープな反芻思考に溺れる。
どうして人は簡単に居なくなるんだ。
だけど僕はそんなものを嫌いになりたくない。
人間が嫌いです。嘘つきで汚くて醜くて儚くて危うくて、すぐに果てる。
僕も同じ。頭から足の先まで汚れきった人間。
そんな人間は最後があるからこそまだ救いがあるのだと思う。
自分にとっても、他人にとっても。
いつか、また大切な人がいってしまう時、よく頑張ったねって送り出してあげられるようになりたい。
その時初めて、僕は自分を受け入れられる気がする。