Mabeeeでタイムローターを再現するアプリ MabTi の公開
はじめに
トランスイノベーション様から振動の強さを制御できる タイムローター なるグッズが売られていたらしいが、今は販売終了とのことで中古で入手するしかない模様。
壊れやすそうなモノを中古で割高で買うのもな、と諦めていたところ、Mabeee というIoT電池デバイスで要件が満たせそうなのでAndroidアプリ MabTi を実装してみました。
注意
本アプリは主にハードウェア側の制約によって、タイムローターと以下の仕様差異があります。
- 2秒以内の連続した出力変更ができない
このせいで、今出回っている大抵の対応ファイルは作者の想定通りには動作しません。
(細かく出力を変えないタイプの作品なら大丈夫なのですが)
ゆえにタイムローターの代替にはならないことが分かったのですが。
任意の単三駆動玩具が使えて故障リスクが低い、操作やファイル管理がスマホで完結できて楽という利点もありますし、現在タイムローターより入手性が高く安価ということもあるので、せっかくなのでアプリを公開します。
(とはいえ、Mabeeeを買ってまで試す程のモノではないです)
必要なもの
Mabeee ひとつ (->Amazon)
型番が以下で始まるものであること(重要)
・MB-3002WB
・MB-3003WB
ほかの型番のものは公開されているSDKが未対応で使えませんでした!
そういう重要なことはドキュメントに書いておけよという感じ(一敗)。
(この型番でないと一部公式アプリも動かないというひどい仕様。レビュー放置されてるし)Android 5.0 以上のスマホ
- 適当な音楽再生アプリ
音楽再生機能の実装は面倒なのでやらない - 単三電池駆動のおもちゃ(電圧で強さを変えられる単純なもの)
- Mabeee用単4電池 1本
- おもちゃ用単3電池 必要分
- タイムローター対応音声
- タイムローター形式の制御CSVファイル
使い方
事前準備
- 制御CSVファイルをスマホ内に入れておく
- タイムローター対応音声とその再生アプリを用意する
- Mabeeeに単4電池をセットし、必要分の単3電池と合わせて玩具にセット
- Mebeee公式アプリをストアからインストールして、Mabeeeの動作に問題ないことを確認
アプリのダウンロード、インストール
こちらからアプリのファイルをダウンロードし、スマホにインストールしてください。
mabti-1.0.0.apk (2.10MB)
ダウンロードなお非ストアアプリ、いわゆる野良APKファイルのインストールは
「Androidの設定 -> 不明なアプリのインストール」
あたりの設定が必要です。OSバージョンや機種で項目名が違うので、詳しくはググって下さい。
アプリ操作
アプリの権限要求が表示されたら許可してください(ファイル参照のためのストレージ権限、BluetoothのためのGPS権限が必要)。
- 玩具のスイッチを入れ、MabeeeのLEDが点灯することを確認
- MabTiアプリを開き、スキャンから接続画面を表示してMabeeeを選択して戻る
(選択後にローディング表示が閉じないことがあるが、接続できていればそのままバックキーで戻って良い) - (設定からテスト出力ボタン押下で玩具が動作することを確認)
- ファイル選択から、制御CSVファイルを選択
- 別アプリ等で音楽を再生し、本アプリに戻って音声の指示に従って再生ボタンをタップする
その他メモ
Mabeeeのスキャン時にリストに表示されない場合
- 玩具のON/OFFをしてみる
Mabeeeは放っておくとスキャンに失敗しがち - Mabeeeの電池交換
Mabeeeは電池残量がややシビアなので要確認 - スマホのBluetooth設定、省電力設定等の見直し
- アプリの権限の見直し
オススメフリー音声
yanhさんの公開されている タイムローター版『搾精チェンバー2』公開(暫定)
が、あまり連続操作をしない、短めで無料な音声作品なので確認に丁度いいです
おわりに
せっかくなので公開しました。動作報告いただけると嬉しいです。
あとうまく動いたら以下からチップをお願いしますー