フォクシオン本で書き忘れたアレコレとか補足
夏コミお疲れ様でした。
前作の1.5倍刷って、通販分も持ち込み分も当日で完売しました。本当にありがとうございました。即完売ってほどではなかったのでベストな数を刷れたのかなと思います。
ですが既に再販希望を頂いてもいるので、冬に再販するかもしれません（未定）
今回の本はページ数が多いのでいつもより印刷費が高く、本当に少部数だと1000円でも元取れなくなってしまうので今後の動向を読みつつ判断したいと思います
あと申し訳ないんですが電子版は考えていません(内容的にグレーなんで)
こっからはFOXION2の補足です
制作小話の補足
・小話01-4 減点要素の排除 レイヤリングの話しについて
レイヤリングの雛型の話をしましたが、モデルの凹凸の多さ(所謂ポリゴン数)も関係してるのかなと最近思いました。
図で示したような雛形に近いＳｅウェアもあるので、考えられるのはポリゴン数などの3Dモデルコストの差も関係しているのかなと。
あと、一番大事なことを描き忘れてたんですが、形状にもよるんですがマントは”極力使わない方がいい”です。カレテラヴィントのようなものや、フウショウセンコのようなものもあるんですが、”3Dモデリングの地雷”になりやすいのがマントだと思われるので、個人的にはかなり非推奨なデザインだと思っています。
まぁ、ここらへんは”一消費者から見る個人の推論”ということにして頂いて、各自でご判断ください
話すのを忘れてたこと
・左右非対称デザインについて
もみあげが左だけ長いとか、服のデザインが左だけ多いとかでキャラの左側にデザインが偏っているのは、俺が右向き（こちらからみてキャラが左を向く）に描く癖があるからです。「フォクシオンが右向きが多いはデザイン上仕方なくなるように」狙ってデザインしたからです。結果的に、キャラの右側の情報量が少なくなりすぎてあんまりな感じになってしまったのはフォクシオンで一番の反省点です。実際に立体化してからのことを考えてる余裕なんてなかったの…
・左右非対称だけど、3Dモデルでは出来るだけ対称的に作った
３Dモデルのポリゴンとしては出来るだけ左右非対称にしないようにしました。スカート部分だけは非対称ですが、他は全てテクスチャ表現だけで左右対称に出来るように設計しています。これは制作コストを下げる目的(3Dデザイナーへの媚び)で意識的にデザインしました。
結果的に、3Dモデルコストが下がり(※推論です)、レイヤリングになれたのかなと今では思います。
何で制作小話なんてのを載せたのかについて
PSO2界隈って二次創作者が少ないせいかこういう技術的な話し全然なくないですか？
少なくとも俺は見たことないんですけど、絶対みんな色々考えて描いてるじゃないですか。俺はそういう人たちの思考ルーチンを知りたい
デザコンで上位を何度も取った人たちって、やっぱ上手さが全然違うんですよね
がねさぎさんとか、taitaiさんとか、LIKURUさんとか、ハイゼンさんとか…
こんな人たちがしのぎを削ってる所に応募するんだから、そりゃ色々対策して時間かけて描かなきゃ歯が立たんよなぁ！？ってわけですよ
俺がこういう話しが好きだからっていうのもあるんですが、俺以外にもこういう話が好きな人は少なからずいると思っていて、そういう人に伝えたいなって思ったので書きました
そんな感じです