イギリス「失敗?いやいや作戦だよ」 パンジャンドラム
パンジャンドラム
1943年…イギリスを含む連合軍は、ヨーロッパで調子に乗っていたナチス・ドイツをぶっ潰すため、反攻作戦を考えていた。
そんなわけで、「フランスのノルマンディーから上陸しようや!」という流れになった。
だが、そこには、「大西洋の壁」と呼ばれる、ドイツ軍が構築した「ヨーロッパ西部の海岸に構築された海岸防衛線」が存在していた。
しかも、防衛線には「コンクリート製のトーチカ」などの障害物もあったりして、まあ大変!
これらを突破・破壊するために、考案されたのがこの「パンジャンドラム」
「車輪に装着された多数のロケットモーターを一斉に噴射させる」ことによって車輪を回転させて走行するのだ!
しかし!
当時の実験では、砂浜で空回りする、どこへ転がるか予測不能、ロケットが脱落、重すぎて船が水没する…など、散々であった。
結局、「こんなの使えないよ…」ということで、開発は中止になった。
一方で、1977年にイギリスのBBCで放送されたドキュメンタリー番組『The Secret War』では…
「パンジャンドラムは、ドイツ軍に“上陸地点はフランスのパ・ド・カレーだ”と思わせるための嘘の作戦、すなわち欺瞞作戦の一環だった。」
・・・・・と説明している。
まあ、でも「イギリスが本気でパンジャンドラムを作ろうとして、それを知ったドイツ軍が勝手に勘違いして、上陸地点をパ・ド・カレーだと考えた」っていう可能性もあるかもね…
他にも、パンジャンドラムと似たような兵器に…
アメリカ軍の「ローリングボム」や日本軍の「タイヤ爆弾」っていうのがあるらしいよ。
ウィキペディアや海外サイトには載ってないみたいだから…どこまでマジかは分からないけどね。
「英国面のパワーは素晴らしいぞ」
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