【お前も豚にしてやろうか】キルケー
●キルケー
「キルケー」はギリシア神話に登場する魔女。
正確にはニュンペー(ニンフ)という下級女神・精霊的な存在。
空からいつも地上を見てる「太陽神ヘーリオス」とペルセーイスの娘。
あうあうあー島という所に…間違えた、アイアイアイウェーイ島に…じゃなくて、アイアイエー島に住んでいるよ。
1 オデュッセウス
さてさて…アイアイエー島は、ギリシア神話に登場する架空の島。
地中海のどこかの島がモデルっぽいけど、詳しい事はわかっていないよ。
アーサー王伝説でいう「アヴァロン」みたいなものだね。
トロイの木馬の立案者「オデュッセウス」もこの島を訪れているよ。
島に立ち寄ったオデュッセウスは、部下に偵察を命じた。
ところが!偵察に行った部下は動物にされてしまったのであった!
それもそのはず!この島に住むキルケーは、萌え萌えボイスで男を館に招き入れては、魔法で豚などの動物に変身させてしまう変態なのだから!
そんなわけで、オデュッセウスは部下を救いに向かった。
途中、ゼウスのパシリ「ヘルメス」と出会い、「魔法を無効化できる薬」を授かる。
「このタイミングでチートアイテムとか…お話的にどうよ?」的な事思いながら、キルケーの館に向かうオデュッセウス。
オデュッセウスに「獣なフレンズになっちゃう薬」を飲ませるが、効果がない事に驚いたキルケーちゃん。
すると彼女は「魔法が効かない男は初めて♥好き♥」的な感じに、動物になった彼の部下たちを元に戻した。
2人は互いに恋に落ち、オデュッセウスは約1年間をアイアイエー島で過ごした。
2 キルケーの助言
楽しい時間はすぐに過ぎ、故郷に帰ることになったオデュッセウス。
帰ろうとするオデュッセウスにキルケーは「冥界にいるテイレシアスという預言者の亡霊と話してこいや」と助言をした。
テイレシアスとは、盲目の予言者で、「女性に変化した後、男性に戻った」という異色の経歴を持つ男。
そんなテイレシアスから色んな助言をもらったり、アキレウスの霊なんかと会って話をしたオデュッセウス。
彼は再び、アイアイエー島に戻ったよ。
キルケーは戻った彼に対し今度は「航海中はセイレーンに気を付けろや」と忠告。
そして、オデュッセウスは島から出発。
セイレーンというのは、歌声で航行中の人を惑わして遭難させたり難破させたり人を食べたりする海の怪物だよ。
オデュッセウスはキルケーの助言に従い、船員には蝋で耳栓をさせ、自分の体をマストに縛り付けた。
1人だけセイレーンの歌が聞こえるオデュッセウスが暴れ出すと、歌に惑わされていると判断して、部下たちは船を進めた。
その後、オデュッセウスが落ち着くと、部下たちはもう安全であると判断した。
こうしてキルケーのおかげで、オデュッセウスは無事に航海を進めた。
だが、次の航路は「渦潮を起こして船を沈没させるカリュブディスの潜む海峡」か、「6本の首で6人の船員を喰らうスキュラの棲息する海峡」か、どちらかを選ばねばならなかった!
キルケーは、これに対しても助言をしていて…
「カリュブディスなら船が沈没して全滅しちゃうけど、スキュラなら6人が死ぬだけだから…スキュラを選べや」と助言をしていたよ。
こうしてオデュッセウスは助言に従い、スキュラのいる航路を通った。
6人の部下が犠牲になるが、オデュッセウスは無事に航海を進める事が出来たよ。
これも全部キルケーの助言のおかげだね。
・アメリカ「・・・良い奴なのか?」
・ギリシャ「いや・・彼女のせいでスキュラという女性が怪物になってるから・・・良い奴ではないね。」
・ドイツ「↑お前よりはマシだ。」
・フランス「そうだ、はやく金作れ。」
・ポーランド「この財政破綻が。」
・ギリシャ「神話の世界に逃げ出したい・・・。」
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