●スコッチヤバい
(以下の内容は『イギリスさん誕生の日』の一部です
・アーサー「まず最初に、グレートブリテン島北部の地域がスコットランドね。」
・源義経「ウム。」
・アーサー「ここにも古代ローマ帝国の侵略を受けたんだけど、ケルト系ピクト人が激しく抵抗したおかげで、支配されることはなかったよ。」
・義経「ほう・・・その点ではイングランドと異なるな。」
・アーサー「さらに、この地域はウェールズとは違って、早めに統一権力が成立するよん。」
・義経「ほう・・・?」
・アーサー「ちょっと、ややこしいんだけど~。
9世紀半ばのピクト人とアイルランド北部からきたスコット人によるアルバ王国が発展した形の、スコットランド王国ね。」
・義経「その王国がスコットランド初の、統一国家なのだな。」
・アーサー「イエ~ス。11世紀後半に成立するよん。」
・ウィリアム・ウォレス
「I am William Wallace!!」
・義経「き、貴殿はっ!!?」
・アーサー「また君か・・・・。」
・ウォレス「ここからはスコットランドの英雄たる私が、説明していくぞ!」
・アーサー「自分で英雄って言っちゃう?」
・ウォレス「イングランドとスコットランドは13世紀末にいたるまで、国境地帯の所領をめぐって紛争が絶えなかったのだ。」
・アーサー「よくある話だね。」
・ウォレス「しかし、大規模な戦争が起こるという事はなかったのであった・・・。」
・義経「そうか・・・ある程度は平和というわ―――」
・ウォレス
「運命の歯車が動き出す!!」
・義経「う、運命・・・・!?」
・アーサー「大げさな・・・。」
・ウォレス「13世紀末になると事態は大きく転回する。
我がスコットランド王家の直系が断絶してしまうのだ!!
なんという!!!」
・アーサー「文字大きくしないで!!目が疲れる!!」
・義経「慣れなされッ!!」
・ウォレス「この直系断絶に介入してきた男がいる・・・。」
・義経「ま・・・まさか・・・・。」
・アーサー「ハイハイ、ロングシャンクスね。」
・ウォレス「その男の名は―――」
・義経「そ…そ……そんな………。」
・ロングシャンクス(エドワード1世)「私だ。」
・アーサー「ハイハイ。」
・ロングシャンクス「なんだそのやる気のない態度はよぉ?」
・アーサー「飽きたのぉ~説明ばっかしてて~。
ヨシツネ君の相手もなんか疲れるし・・・。」
・ウォレス「スコットランドの宗主権を主張していたイングランド王エドワード1世はこれにつけ込み、
自らに有利な人物を王に選出させ、スコットランド併合を企てたのである!!」
・義経「おのれ!鬼畜!天魔!!増上慢(ぞうじょうまん)!!!」
・ロングシャンクス「どういう意味?」
・ウォレス「憎きロングシャンクスのこの動きに対して、我がスコットランドはフランスと同盟を結ぶ。」
・ロングシャンクス「だが、それは私にとって併合のための良い口実になった訳だ・・・・。」
・義経「おのれ!馬鹿!阿呆!!うすらとんかち!!!」
・ロングシャンクス「子供か!お前は!!」
・ウォレス「エドワードはスコットランドへ遠征し、我らは支配下に置かれてしまう・・・!
屈辱の極み!!」
・ロングシャンクス「は――っはっはっは!!!」
・義経「ゆ…ゆ……ゆるさんぞ…………よ…よくも……よくも……。」
・アーサー「この展開はもう飽きたよー。」
・ロングシャンクス「さっきは自分がやっていたじゃないか。」
イラスト提供者
・まる▽・ ⑪・▽(pixivより)
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