なぜ異世界転生なのか、俺なりの考え
異世界転生の物語が2019年現在流行っているのはご存知だと思う。ではなぜ流行っているのかの俺なりの考えを述べておきたい。
まず物語について序盤に苦難があるのは物語を進めるにおいてやりやすい。例えばハリポタだったら親戚にいじめられてたり、十二国記だったら異世界で単身ひどい目にあったり、ファイアパンチだったら妹が殺されたり、まぁいろいろあると思う。その点異世界に行くという事は現世、今の私たちの生活が苦難に満ちている。社畜とよばれてりしている労働環境だったりでこれをクリアしている。つまり異世界に転生することで苦難を一つクリアするという事になる。
もう一つ。なぜ異世界なのか?これはハルヒが影響しているのではないかと考えている。涼宮ハルヒだ。
学園ものについてはブギーポップが変わり目だといわれているのを見にしたことがある。そしてハルヒが登場してこういうのだ。
「ここに宇宙人、異世界人、超能力者がいたら出てきなさい」
だいたいこんなセリフだったと思う。そして様々な作品で「学園」に宇宙人や異世界人や超能力者が出てきたのだ。
だが、それも年月が経つと我に返る。
「そんな面白くしてくれる人はいない!」
これは受けて、読者が学生から社会人になったり、長年「学園」というものを経験したりしてふと我に返るのだ。
そこでハルヒはどうするか?学園に自分を面白くしてくれる人物などいない。では異世界ならどうだ?勿論ハルヒを読者に置き換えてもいい。
という事で異世界に転生するんだと自分は考えている。
ちなみに題名が本の内容を示す長ったらしいものになっているのは「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」ぐらいからの影響だと思っている。あの頃沢山のレーベルが乱立し始めており更に俺妹のころから「属性」というものが強調され始めたと思っている。
今の異世界転生ものの名前が長いのもその延長だろう。