【石川県応援】草薙悠弥、石川能登の牡蠣を食べて応援♥【能登支援】
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この度は、ご支援いただきまして
誠にありがとうございました。
心より感謝申し上げます
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草薙の元に届いた文には
そうしたためられていた。
――石川県、能登。
日本の地方。ここは近年大変な苦難があった。
そしてあがる支援と助けを求める声。
それに応える形で
「支援したぞ」
――草薙は能登を支援した。
そして――
「牡蠣だ!!」
支援の返礼品として牡蠣が送られてきた。
海の香りがする。
そうだ、送られてきたのは石川県の海産物。
能登の牡蠣である。
能登は海の地だ。
古来から海による交易で栄えた地であった。
特殊な交易船をもって西方経済の中心地と交易を繰り返し、隆盛を極める。
もたらされた富は豊かな神社仏閣を築くにいたる。
海の交易で栄えた地、漁場が能登の大きな支えとなっていた。
だが近年の苦難でこの地は漁業が苦難におちいっている。
能登の水産業者の危機。
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能登は今大変な状況です。
能登の産業
能登の水産を助けてください!
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――助ける。
日本を守るために戦う草薙である。
日本の地方を支援するのはある意味当然であった。
そこで草薙は能登の水産、漁業に関わる会社を支援したのであった。
そして能登からのお礼と共に届いた……
「うまそうだ!」
能登の牡蠣!!
採取海域は石川県の海。
さっそく食べる事にする。
どう食べるか……
【鍋で煮る」
「……鍋にするか」
草薙は牡蠣を鍋で煮る事にした。
石川県、能登を支えた海。その海でとれた牡蠣を古来からある「煮る」という調理方法で食す。
これが海の香りがするのだ。牡蠣は水で包まれていた。袋を開放すると、海の匂いがする。水をなめると
ほのかな塩味と潮の匂を感じる。
能登の牡蠣はいい牡蠣だ。
タンパク質、エネルギーが豊富。
カルシウム、鉄分、ビタミン、そしてミネラルもたくさん
【生で喰う】
◆
生で食ってみるか。
生で一つ食べてみる。
生牡蠣!!
本来はおすすめしない。
だが草薙は今、牡蠣を感じたかった。
――生で。
「……うむ」
海がひろがった。
生命の「生」の香り。
海、生。
豊潤な能登の「生」「牡蠣」「潮」
これらが豊潤と共によき食感を与えてくれる。
「……うまい!!」
【鍋で煮る】
◆
鍋で煮る。
ぐつぐつと。
鍋に牡蠣を流し込む。
包んでいた潮水もそのまま入れる。
より石川感を味わうのだ。
石川、能登。
海によって栄えた地の、海の香りが鍋からかおってきた
◆
「できたぞ!!」
牡蠣鍋だ!!
【そのまま食べる】
そのまま食べるか。
煮た牡蠣を食べる。
「たまらねぇぜ!!」
煮た牡蠣!
何もつけずに食べる!!
生牡蠣は「生」という感じが濃厚だった。
だがこれは煮た牡蠣を何もつけずに食べる。
バランスよき古式スタイル。
だが味はあった。牡蠣は海産物。ゆえに潮がその豊潤な牡蠣に
しみ込んでいる。
――潮は自然の調味料。
「うまい!!」
◆
「ポン酢をつけて食べるか」
次は煮た牡蠣をポン酢をつけて食べる。
「……うまい!!」
ポン酢と牡蠣は相性抜群。
うまみが口に広がる
◆
「醤油をつけて食べるか」
次は煮た牡蠣を醤油をつけて食べる」
「……うまい」
醤油との組み合わせも悪くない
◆
「つゆをつけて食べるか」
つゆをつける。鰹節由来。そばつゆにも使われるタイプのつゆだ。
これも……
「……うまい!!」
つゆもよい。
◆
「それもまた良し」
様々な食べ方をした!!
「――良かった」
――支援して良かった。
草薙は思った。
(まぁ、微々たるもんだがな)
ささやかな金額、ささやかな支援。
だが――
「――それもまた良し」
(頑張れよ、石川!)
(頑張れよ、能登!)
(頑張れよ、関わる多くの日本人!)
草薙悠弥は石川応援。
日本の地方を、能登の海産業を応援したのであった。