【日本応援】草薙悠弥、国産牛100%のハンバーグを食べて応援【地方応援】
にほんおうえんかい
◆
「今日は……ハンバーグだ!」
――今回も日本を応援する草薙悠弥である。
今回支援したのは、兵庫県。
支援対象は――小売業、卸売業。
もともと、小売業・卸売業を営んでいたが、大陸からの影響で被害を受け、経営難に直面。
納品予定だった肉が大量に在庫として余ってしまった。
ホテルなどに納品予定だった国産牛のハンバーグが売れず、このままではフードロスの危機。
そして、経営難によって、日本人が苦しんでいるという現実――。
「ハンバーグだ!」
今回、草薙悠弥が支援したのは兵庫。
このままでは廃棄されてしまう国産ハンバーグ。
支援して、救ってください!
という趣旨で、ある日本の業者から助けを求める声が届いた。
それを受けて――
「支援だ!」
草薙は迷わず支援を決意した。
「兵庫の卸売業だ!」
兵庫在住のAさん(仮名)は、卸売業――肉の卸しを営んでいた。
だが、大陸の影響で取引キャンセルや在庫不良が相次ぎ、打撃を受けた。
それでも、取引先の精肉店や生産者たちの生活を考えると、仕入れをゼロにするわけにはいかない。
彼は周囲を思いやる、実直な人物であった。
「ハンバーグ
在庫が余る
フードロス」
――思わず一句詠んでしまった。季語はないが、思いは深い。
ハンバーグのフードロス。
その影響は小売業や卸売業にとどまらない。
国産牛で作られたこのハンバーグは、肉牛を育てる牧場、そこで働く畜産家、餌を作る業者など、多くの人の手を通って届くもの。
つまり、牛が売れなければ、多くの生活が苦しくなるのだ。
だから――
(応援だ)
草薙は、クラウドファンディングで支援を募っていた兵庫の卸売業者にリアルマネーで支援。
結果として、フードロスも軽減された。
フードロスはもったいない。そして環境にも悪い。
支援は、巡り巡って多くの「良い結果」に繋がっていく。
(よかった)
草薙は素朴にそう思った。
支援によって、誰かが助かる。
そして――支援の結果、送られてきたのが……!
「ハンバーグ!」
国産牛肉で作られた、例のハンバーグである!
「食べて応援だ」
◆
草薙は、ハンバーグを焼く。
「おっと」
余裕ぶっこいて調理していたら、ハンバーグが崩れてしまった。
意外にも、繊細なハンバーグである。
だが、形が崩れようとも――
「それもまた良し」
草薙はワイルドに調理を続ける。
ジュー、ジュー、ジューーーー。
肉が焼ける音。
そして――
「肉汁だ!」
たっぷりの肉汁が溢れ出す。
いいハンバーグだ!
◆
焼き上がったハンバーグ。
立ち上る芳醇な香り。
とろけるような見た目。
「いただきます」
そして――実食。
(――うまい)
ハンバーグは、実にうまかった。
肉の旨み。
ジューシーな肉汁。
しみ出る深い味わい。
草薙は、貧困を知る男だ。
食費1ヶ月1万円で生き抜いたこともある。
だから、安い肉でも「うめぇうめぇ!」と喜んで食う、ワイルドガイ。
だが、このハンバーグは、そんな境遇を抜きにしても――
「美味い!」
そう、確かに美味い。
おそらく、極上の肉が使われているのだろう。
柔らかく、ジューシーで、噛むたびに旨味が広がる。
(ケチャップをかけてみるか)
――そう、ハンバーグといえばケチャップ。
ケチャップをひとたらし。
柔らかい肉と、濃厚なソースのマリアージュ。
うまいじゃないの
さすがは、国産牛で作られた逸品だ。
「美味い!」
そして草薙は、思った。
――支援してよかった、と。
ささやかな金額、ささやかな行動。
だが、その一歩が、誰かの生活を救い、国産の誇りを守る支えになる。
「――それもまた良し」
(頑張れよ、日本!)
草薙悠弥は、今日も日本を応援する。
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