FrogGames 2022/06/17 12:30

【ご提案】インボイス制度に対応するためのプロダクション業務について

TRPGジャンルを盛り上げていただいている個人クリエイター様

おはようございます。
突然ですが、皆様はインボイス制度についてのご対応を検討されていますか?

個人で小規模に行われている方々にとってはお手間に感じられると思います。

そこで、フロッグゲームズでは個人クリエイター様を支えるプロダクション業務を開始すべく検討を始めました。

会計や法律の専門家の方々とも協議し、どうすることが個人クリエイター様の為になるかを考えております。

単純な方法としては、フロッグゲームズと契約いただき、請求書発行、入金確認業務を代行することが考えられます。この場合、クリエイター様が免税事業者であれば消費税納税にかかわる作業も必要ないように調整できればと方法を検討しています。

一番は、クリエイター様の現在の収入を減らすことを防ぎたいという思いです。

我々の方針が決まり次第、特設ページを設け、ご案内したいと思います。


これから、皆様が普段使われている販売チャネルでインボイス制度の対応が公開され、各販売チャネルの考え方によって様々な選択肢が生まれることと思います。

当方が国税に問い合わせた感想では、ポイントとなる部分は

買い手が適格請求書(インボイス)を必要とするかどうか、です。

イベントなどで直接ユーザー様(一般客、免税事業者)に販売する場合は関係なしとも考えられます。
ただこのユーザー様が課税事業者(個人事業者、法人問わず)で、作品の購入を仕事の一部として考え、仕入税額控除を受けるためには適格請求書(インボイス)が必要となります。

適格請求書(インボイス)を発行できるか否か表示する必要も出てくるのではないかと思います。

なお、適格請求書発行事業者になれるのは、課税事業者のみです。
課税事業者は「適格請求書発行事業者の登録申請書」を提出しましょう。
一方、免税事業者が適格請求書(インボイス)を発行するには、課税事業者になる必要があります。(売上に関わらず消費税納税の必要があります。)


●参考までに消費税の仕組みを改めて解説

消費税の仕入税額控除って何?

消費税は、自社が売り上げた際の消費税(売上税額)と自社が仕入れた際の消費税(仕入税額)の差額を納付します。
この仕組みを「仕入税額控除」と言います。「仕入税額控除」を受けるために適格請求書(インボイス)の保存が必要になるのです。

私が課税事業者で消費税10%の例
私が1000円の本を一般客に販売、この時一般客が払った消費税は100円
この本の仕入れは800円だった、仕入れ時に払った消費税は80円
販売時の消費税額ー仕入れ時の消費税額=納めるべき消費税額20円
となります。

適格請求書(インボイス)が無い場合
私が1000円の本を一般客に販売、この時一般客が払った消費税は100円
この本の仕入れは800円だった、仕入れ時に払った消費税は80円
販売時の消費税額ー仕入税額控除が出来ず=納めるべき消費税額100円
ですが、実際私がこの時の取引で払う消費税合計は180円となるので、適格請求書(インボイス)が無いのであれば仕入れ時の消費税分は払わないorその分値引きしてとなる可能性や販売価格に転嫁する可能性が高いです。

正確に把握する際は国税庁の特集サイトをご確認ください。

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