(0001)特徴の適用される優先順位
概要
RPGツクールの特徴欄は同じ種類のものでも複数設定することができます。また、データベースの以下の項目に設定項目として備わっています。
- アクター
- 職業
- 武器
- 防具
- 敵キャラ
- ステート
特徴の種類によっては、複数設定すると重複するものもあれば、いずれかが適用されるものもあります。では、後者はどういったルールで適用されるのか?という疑問について検証した結果が今回のお話です。(検証はRPGツクールMZで行いました。MV等も同じではないかと想像しますが確認はしていません)
おそらく
実際に試してみた結果、恐らくこうだろうという推測ができました。
同じ項目内であれば下にあるものが先
例えばアクターに…
- 攻撃スキル「攻撃」
- 攻撃スキル「全体攻撃」
が設定されている場合、「全体攻撃」の方が優先度が高い
項目間では下にあるものが先
データベースの表示に並んでいる順番、つまり
- アクター
- 職業
- 武器
- 防具
- (敵キャラ)
- ステート
の順に優先度が高い。例えばアクター、職業、防具に…
- アクター:攻撃スキル「攻撃」
- 職業:攻撃スキル「全体攻撃」
- 防具:攻撃スキル「連続攻撃」
が設定されている場合、当該防具を装備していれば「連続攻撃」が優先度が高く、装備していない場合は「全体攻撃」が優先順位が高い
優先度が高い方から順番に参照して実行可/不可を判定
優先度が高いものから順番に参照し、実行可能なら実行され、消費MPや消費TP、その他条件により当該スキルが実行不能の場合は次に優先度が高いものを参照…を繰り返す
尚、攻撃スキルの場合、最後まで実行できるものがなかった場合は「攻撃」の選択肢が薄くなって選択できなくなる。
という感じです。
つまり
アクターや職業よりも武器。武器よりも防具の方が優先されるので、武器や防具に「攻撃スキル」を付けておくと、プレイヤーが自身の好みに応じて使い分けることが可能な一方、装備固定「装飾品」が設定されている状態で攻撃スキル「防御」がついている装飾品を装備させてしまうと、攻撃スキルが変更できる職業への転職や、攻撃スキルが変更できる武器を装備しても攻撃スキルが変更できない…。といった状態が発生しそうですね。
うまく活用すればゲームシステムを面白くできそうですが、一歩間違えるとプレイヤーの自由度を損ないかねない気がします。良かったら参考にしていただければ。
ではでは。