ネット検索は慎重に
「今ならなんと、このぬいぐるみが93%引き!動画を視聴して、ぬいぐるみを超低価格でゲットしよう!」
そんな文を読んで、動画を見ようとしたら、なんか通知を求められました。
だましサイトは当たり前に散らばっている
なんかよくわからないけど、「通知を許可してください」って出たから、とりあえず許可ぽちっとしました。そしたら、ウイルスに感染したみたいで、セキュリティ対策ソフトの導入を勧められ……
ストップ!それは詐欺サイトだ!
最近、大手通販サイトなどを装った偽サイトが開いたり、怪しさ満点なSMSメッセージが届いたりすることが少なくありません。そして、それはゲーム制作においても決して例外ではないのです。
「ゲーム制作 フリー素材 音楽」とGoogle検索して、他作品と同じ曲は使いたくないからと、有名どころは避けて、検索結果の3、4ページ目とかを見ていくときはありませんか?3,4ページ目の検索結果にもすでに、偽サイトが潜んでいたりします。
素材サイトのニセモノの特徴
真相は分かりませんが、きっと、いにしえの時代からある素材サイトが乗っ取られたか、あるいはデータが悪い人に売られて、元の文面を検索結果の表示に出しているのかもしれません。ウディタとかは13年前からありますから、当時から存在したもののサービスが終了してしまった素材サイトなんかが乗っ取られている可能性があります。
ニセモノにアクセスすると、このような画面、あるいは似たような感じの画面が出る時があります。
ここで許可すると、前座の通り、別の(悪い)サイトにジャンプしたり、あるいは何かしらの攻撃を受けるリスクがあります。
ロボットかどうかのページじゃなくて、なぜか知恵袋っぽいページに飛ぶこともあります。
ロゴが全然違うし、新規取得とかよくわからんし、カテゴリはダウンロードしか選べないし、ソースコードを見たら構造がシンプルだったし、いろいろ突っ込みどころはありますけど。
ただし、いずれにしてもURLのドット以降の部分(ドメイン)がxyzのような不思議なものだったり、意味の分からない文字列があったりしました。
開いてしまった場合の対策 無視して戻る
まずロボット認証のような画面の場合、「許可しない」ことです。ではブロックすればいいのか?というと、いいえ。焦らず、ブラウザの戻るボタンをクリックしましょう。
ブロックのボタンも押さないほうがいいです。ニセモノのページを廃墟に例えるなら、「許可する」は廃墟の建物の中に入ること、そしてブロックすることは、廃墟の敷地内の庭を歩くことといえるでしょう。後戻りして、敷地から出ましょう。
怪しいけど実は大丈夫な場所なんじゃない?と思ったら、URLにあるマークを見ましょう。例えば、上のJAPANの場合は、画像の上部分にあるURL欄の左側を見てください。警告マークで「保護されていない通信」と出ています。この状態だと、例えばページ内で「キーワードで探す」欄に入力したり、ログインフォームに文字を入力すると、情報が抜かれる危険があります。ちゃんとしたログインページには、鍵アイコン(https)がついているはずです。
開ける前の予防対策 URLと題名をよく見る
開いてからヒヤっとするのではなく、検索結果から入らないようにしたいですよね。犯罪や迷惑行為とセキュリティ対策はいたちごっこなので、100%ではないですが、2021年11月現在では、およそ見分けるポイントがあります。ちゃんと、サイトの題名とURLを見ることです。
URLの文字列はランダムっぽくないか?
こちらの例がちょうどいいですね。詳しいURLは伏せますが、ドットの前半は10桁くらいの意味不明な数字列で、後ろは意味がよくわからないアルファベットの文字列でした。「意味がわからないアルファベットの文字列」というのは、連想される英単語やローマ字がなく、あるいは、子音のアルファベットが3文字くらい続くような文字列です。このようなURLは、だいたいニセモノです。
題名が単語レベルじゃないか?
この検索結果の場合だと、「音楽」「素材」「ダウンロード」と、単語の間に半角スペースが入っています。このように題名に、よく使う単語が羅列されているだけのものは、だいたいニセモノです。正規ならば、サイト名、サークル名、ブランド名、社名など、個性的な固有名詞があるはずです。
信用してよさそうなサイト
上2つはニセモノをひかないためのポイントですが、簡単にいうと、消去法なのです。しかも、すべてのニセモノがこのような規則に従っているとは限りません。個々をニセモノだと判定する方式はブラックリスト方式と呼ばれますが、悪い人たちはブラックリストに当てはまらないような新しい作戦で攻撃を日々仕掛けます。なので、理由をもって安心できる判定方法、つまり正答する方法がほしいところです。それが、ホワイトリスト方式です。
この例では、URLにontamaとありますが、題名は「音楽の卵」で個性的ですし、題名を略すと、「おんたま」っていえますよね。このように、題名とURLが似ている場合は、とりあえず90%安心できるサイトです。ちなみに、おんたまさんは、私が昔からお世話になっている音楽サイトです。
日々注意が必要です
このように、フリーゲーム制作においても、素材を探すときに被害にあうリスクは十分あります。ここまで書いた対策は、明日も通用するとは限りません。結局いたちごっこですから。けれど、せめて、リンクを開く前に、URLを確認しましょう!開いてしまっても、戻りましょう。
最後に
下は私の使っているサイトページなのですが……
URLと題名が違うじゃねえか!!
チャンチャン♪
でも本当は、トマトの缶詰っていうページは、親ページがMSE電子塾っていう名前なので、正しいです。TwitterIDにあるMSEという文字列は、ここから来ています。
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