★ゲーム制作の参考になった本『SAVE THE CATの法則』

ゲーム制作に直接的に関係しそうな本のうち、
役に立ったものを紹介しよう!シリーズの1回目。

脚本術に関する本では超有名な『SAVE THE CATの法則』です。
超有名な本ですが、似たような書籍と比べて非常に分かりやすかった!
(こういういわゆるハウツー本はかなり大量に購入しています)

つらつら書いても書く方も読む方も辛いので、
備忘録のつもりで簡単にポイントだけ書くようにします。


■役に立つゲームのジャンル
一番役に立つのは確実にノベルゲーム。
特に1~2時間くらいの中編ノベルゲームには有用すぎるはず。
それ以外にもストーリー性のあるゲームなら漏れなく役立ちます!


参考になったポイント
■「映画の脚本」という前提ではあるが以下のセオリーがある。
・ストーリーの内容は端的に説明できるものであるべき
・主人公は共感・応援できる人物で、原始的な動機に基づき行動すべき
・面白いストーリーには特定の型がある
 (『三幕構成』をはじめ類似の書籍でもよく見る話ではあるが、本作の説明はより詳細かつ具体的であり非常に分かりやすい。また、全体におけるどのくらいのタイミングで展開を起こすべきか詳細に提示されている)
・冒頭に主人公に共感させるシーンを入れる
・単純な状況説明はNG。説明セリフはNG。
・思わせぶりな伏線や設定は重ね過ぎない
・テンポは早く、意味のある変化・展開が必要


言ってしまえば「売れるハリウッド映画の脚本作り」の本なので学べるのは王道≒一般受けのセオリーではあるものの、分かりやすく改めて基本を押さえるという意味で良書だと感じました。

映画のストーリーは大きく分けて10パターンに分類されます!のところだけは全くピンとこず、ストーリーボードのところはめんどくさそうで試してみる気になれませんでしたが、このあたりも人によっては響くかもしれません。


というわけでセオリーを押さえたいノベルゲー作者の方や、とりあえずキャッチーな展開をさせたい、型を覚えたい方におススメです!

以上、富井サカナでした。

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